なおじい(HOBBY:カメラ・ビデオ撮影・DVDオーサリング/資格:ラジオ体操指導員・防災士・応急手当普及員)

身についている『ワザ 』でボランティア活動・地域社会とのコミュニケーション、楽しいシルバーライフ目標で有意義に過ごす 。

2019年上期・新車販売台数(軽自動車)は3年連続プラス

2019年07月19日 19時42分06秒 | NBOX

2019年上期・新車販売台数(軽自動車)は3年連続プラス

2019|上半期|軽自動車|新車販売台数

一般社団法人 全国軽自動車協会連合会の統計資料より。

 2019年上期(1~6月)の軽自動車の新車販売台数は、全体で101万8071台(前年比101.8%)で3年連続で増加となった。車種別で見ると軽乗用車は、78万9399台(前年比99.9%)と3年ぶりの微減。軽貨物車は22万8672台(前年比108.9%)と3年連続で増加した。

 軽貨物車のうちボンネットバンは3万1801台(前年比455.6%)と大幅に販売台数を伸ばした。これは、昨年7月に発売されたN-VAN(ホンダ)の販売好調が大きく影響しており、ボンネットバンの販売台数のうち約86%をN-VANが占めた。

 キャブオーバーバンは10万1092台(前年比90.0%)で減少、トラックは9万5779台(前年比104.2%)で増加した。

2019年上期・メーカー別新車販売台数ランキング(乗用車)

2019|上半期|軽自動車|新車販売台数

一般社団法人 全国軽自動車協会連合会の統計資料より。

 次にメーカー別の新車販売台数(軽乗用車)を見てみよう。1位はダイハツで24万5640台(前年比102.0%)と前年より販売台数を伸ばした。2位はスズキで23万4401台(前年比100.4%)でこちらはほぼ横ばい。上位2社で軽乗用車の販売台数の半数以上を占めている。

 一方、3位のホンダは16万4519台(前年比93.8%)とマイナスだった。主力のN-BOX(ホンダ)は相変わらずの人気だが、N-WGN(ホンダ)が大幅に販売台数を落としている。N-WGNはフルモデルチェンジが発表され8月に発売予定。下期は、新モデルを待って買い控えていたユーザーを掴むことができるかどうかに注目だ。

車名別新車販売台数ランキング トップ15

2019|上半期|軽自動車|新車販売台数

一般社団法人 全国軽自動車協会連合会の統計資料を基に編集部で作成。

 次に車名別の新車販売台数をランキングで見てみよう。毎年、全軽自協が発表しているランキングは軽貨物車を除外したものだが、今年は軽貨物車(ボンネットバン)のN-VANが販売台数を急伸させたので、乗用車にボンネットバンを加えたランキングとした。1位は、N-BOX(ホンダ)で販売台数は13万1233台(前年比102.9%)と増加した。2位以下に約4万台の差をつけて5年連続でトップとなった。

 2位はスペーシア(スズキ)で8万9750台(前年比112.6%)。昨年3位だったムーブ(ダイハツ)は6万8833台(前年比92.9%)で5位に転落、トップ5の中では唯一販売台数を減らした。

 3位はタント(ダイハツ)で8万1828台(前年比114.0%)。4位はデイズ(日産)で7万9789台(前年比111.2%)で、昨年より1つずつ順位を上げた。

 デイズは3月28日にフルモデルチェンジして発売以来、3か月連続で前月比120%以上と販売台数を上積みして猛追している。はたして、N-BOXの圧倒的な人気に太刀打ちすることができるのか。

 また、ボンネットバンとしては珍しく10位にランクインしたN-VANやモデルチェンジされるN-WGNなど、下半期の販売台数にも注目したい。


【ホンダ N-WGN 新型】主戦場、軽自動車マーケットの第2ラウンドは安全性

2019年07月19日 06時24分57秒 | NBOX

【ホンダ N-WGN 新型】主戦場、軽自動車マーケットの第2ラウンドは安全性

2019年7月18日(木)11時30分

N-WGN安全性能体験会
  • N-WGN安全性能体験会
  • N-WGN安全性能体験会
  • N-WGN安全性能体験会
  • N-WGN安全性能体験会
  • N-WGN安全性能体験会
  • N-WGN安全性能体験会
  • N-WGN安全性能体験会
  • N-WGN安全性能体験会

ホンダは7月18日、『N-WGN』新型を8月9日に発売すると発表した。“売り”は、日常の足としての機能性と運転のしやすさ、そして安全性能。シンプルデザインをコンセプトとする外観に似合わない多くの特徴を持っている。

車両ラインナップは、「N-WGN」と「N-WGNカスタム」の2種類。それぞれのモデルに「G」、「L」、「Lターボ」の3種類(N-WGNには助手席回転シート車の設定もある)のタイプが用意された。駆動方式はすべてのタイプでFFと4WDが選べる。エンジンはDOHC直列3気筒のS07B型。排気量は660cc。トランスミッションはトルクコンバータ付きのCVT。ターボ車にはステアリングコラムにパドルシフトがつき、7段の切り替えが可能だ。

動力性能は、GとLが43kW(58PS)/7300rpm、6.5N・m(6.6kgf・m)/4800rpm。L・ターボが47kW(64PS)/6000、10.4N・m(10.6kgf・m)/2600rpmとなっている。

インテリアや装備はどのタイプも大きな違いはなく、GタイプはヘッドライトにLEDの設定がなく、ハロゲンランプとなり、フロントウィンドウのUVガラスに赤外線遮熱機能がない。オートエアコンにプラズマクラスターがつかない。シートバックポケットがない。といった程度だ。

N-WGNカスタムは、より上質感を出すため、フロントマスクが角目LEDヘッドライトとなり、ターンシグナルがシーケンシャルとなり、LEDポジションランプも装備される。フロントバンパーはドレスアップパーツにように精悍な形となり、サイドシルもエアロパーツが装着される。また、アンテナがロッドタイプではなくフィンタイプだ。カラーリングやシート素材もカスタム専用の高級感のある色、素材がラインナップされる。

安全装備も強化される。ホンダセンシング(HondaSENSING)は、新型車両には原則すべて標準装備となる流れとなっており、N-WGNも全車標準装備(ホンダセンシングなしオプションも可能)だ。N-WGNでは、衝突軽減ブレーキ(CMBS)の夜間歩行者検知機能が強化され、照明のないところでも歩行者検知をするようになり、自動ブレーキの作動範囲が広がった。また、横断自転車の検知機能も追加された。また、ホンダの軽では初となる渋滞追従機能付きACCが装備され、オートハイビームがデフォルトオートの設定となった。

『N-BOX』は、軽自動車としては早い段階でJNCAPの衝突実験評価で5つ星を獲得している。N-WGNについても、ホンダ社内での実験、評価ではN-BOXと同レベルの衝突安全性能を実現しているという。

ユーティリティでは、運転席・助手席周りを中心に、普段使うドリンクホルダー類、スマホやサングラスなどの小物と、保管がメインの車検証などの収納を分けて考えられている。後席のスペースも大人4人乗車でも足が楽にできる広さを確保している。リアシートにアンダートレイが復活しているのもうれしい。

ラゲッジスペースは、ハイとボディを生かして2段シェルフにすることで、スペース効率を上げることができる。スーパーのレジカゴ(最近は持ち帰れるカゴがある)なら2つならべてシェルフに乗せることができる(耐荷重50kg)。シェルフを収納すれば、タイヤ4本(灯油ポリタンクでも4つ)を積むことができる。

以上がN-WGNの主な特徴だが、日産がデイズで普通車なみの内装や静粛性、プロパイロットという先進機能を投入し、軽自動車の新しい競争が始まった感がある。農作業や主婦のセカンドカーとしての軽自動車から、ファーストカーとして普通車の市場に浸透する豪華装備、高性能の軽自動車の台頭が第1ラウンドとするなら、日産『デイズ』・三菱『eKワゴン』のオートパイロット搭載や、今回のN-WGNのホンダセンシングの強化、事故安全対策に見られる安全機能の競争は、第2ラウンドといえそうだ。

ADAS装備やレベル2自動運転、普通車なみの豪華内外装は、ほぼ一巡し、各メーカーも差別化しにくくなってきた。今後は軽自動車のJNCAP評価がひとつの差別化ポイントになるかもしれない。

国内の新車販売台数の4割が軽自動車となり、ユーザーもファーストカーとして軽自動車を選ぶ時代だ。この流れはしばらく続きそうで、新車販売の5割が軽という時代がきてもおかしくないくらいだ。いずれにせよ、それによって軽自動車が進化し、より安全・快適になるのは悪いことではない。