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フェアリージャパンが凱旋「うれしい気持ちでいっぱい」/新体操
新体操の世界選手権(バクー)の団体で、金1、銀2と合計3個のメダルを獲得した日本代表「フェアリージャパン」が24日、成田空港着の航空機で帰国した。
五輪種目の団体総合では、1975年大会以来44年ぶりとなる銀メダルを手にし、自力で東京五輪出場枠を獲得。非五輪種目の種目別ボールでは、団体で史上初の金メダル。歴史を塗り替えて凱旋し、主将の杉本早裕吏(23)=トヨタ自動車=は、「チームの目標としては、総合でのメダル獲得と五輪の出場枠を自分たちの力でとることだった。どちらも達成することができて本当にうれしい気持ちでいっぱいです」と堂々と語った。
団体総合では小差で敗れたものの、種目別のボールでは、五輪5連覇中のロシアに勝利。日本体操協会の山崎浩子強化本部長は、「ロシアと肉薄したので(ロシアは)『やばいな』と思ってくださっていると思う。作品をやりきってこられると困るなと思ってもらえていると思う」と選手の健闘をたたえた。
昨年5位からの躍進。その要因は「杉本の成長が大きい」と山崎強化本部長。「チームを引っ張っていくことに関して、もの足りなさを感じていた」と7月に一度は主将を外した。しかし、そこで急成長。「ここで自分が落ちては駄目。引いてしまったら負けと感じた」と杉本に責任感が芽生えた。
「この結果に満足しないで、東京五輪に向けて、さらに強くなる」と主将。強くなったフェアリージャパンが東京の舞台で舞う。
◆団体代表の松原梨恵 「目標達成にほっとしている。メダル獲得の実感はない。五輪まで1年ない。毎日の練習を大切にする」
◆鈴木歩佳 「来年の東京五輪の金メダルに一歩近づけた」
◆竹中七海 「試合を重ねていく中で、自分たちの演技をすることが大事だと気づいた。また君が代を一番高いところで歌えるように頑張る」
◆横田葵子 「私たちが金メダルを獲得したことで、強豪国が追いかけてくると思う。負けずに自分たちも強くなる」
◆熨斗谷さくら 「みんなでうれし涙を流せてうれしかった。五輪まで気を引き締め直し、最後までやりきる」