9月は台風シーズン 雨や暑さはどうなる?
2018年08月30日19:23
2018年08月30日19:23
ジャカルタ・アジア大会第13日(30日)陸上男子400メートルリレーで、山県亮太(セイコー)多田修平(関学大)桐生祥秀(日本生命)ケンブリッジ飛鳥(ナイキ)のオーダーで臨んだ日本が38秒16で快勝し、1998年大会以来20年ぶりの金メダルを獲得した。同50キロ競歩で勝木隼人(自衛隊)が優勝した。
柔道勢は金メダル4つ。男子73キロ級の2016年リオデジャネイロ五輪王者、大野将平(旭化成)は決勝の死闘を制して初優勝し、日本勢3大会連続制覇を果たした。女子で57キロ級の玉置桃、63キロ級の鍋倉那美(ともに三井住友海上)70キロ級の新添左季(山梨学院大)も頂点に立った。
自転車男子でオムニアムの橋本英也(日本競輪選手会)が前回に続いて勝ち、スプリントの深谷知広(日本競輪選手会)は銀メダルだった。〔共同〕
両陛下や皇太子家が静養や公務で地方に出かけたとき、現地の駅舎を出て、車に乗り込むまでを見ることを、皇室の担当記者たちは「駅頭取材」と呼んでいる。市民の歓声に応えて、皇族方が笑顔で手を振られる、あのシーンだ。
特に皇太子ご一家の場合、静養中に取材する機会がない。だから、ほんの数分の駅頭取材だけが、ご様子を見られる唯一の機会。記者たちは、小さな表情の変化も見逃さないように、目をこらしたものだ。
だが平成最後の夏、皇太子同妃として過ごされる最後の夏は、前代未聞の連続だった。
「どんなダンスを踊るの?」
「オクラホマミキサー」
「私も踊ったことあるよ」
8月25日、愛子さまは、那須塩原(栃木)の駅前で、踊りが好きだという少女たちと会話を交わした。自然と笑顔が弾ける。
隣の雅子さまも、到着を待っていた人々に、「暑い中、ありがとうございます」と声を掛けられ、何度も膝を折ってしゃがまれると、小学生の子供には「夏休みの宿題は終わりましたか」と話しかけられていた。
夏休み恒例の那須御用邸での静養。その道すがらの駅頭でのお声掛けには、過去最長となる約20分が費やされた。車に乗り込むと、両側の窓を開け、見送る人たちに最後まで笑顔を見せられた。
「“駅頭での交流の時間を充分に”というご一家の意向があったからでしょう。それまではほんの短い時間だけだったので、今年は御用邸に到着される時間も後ろにずらして、計画・準備をしてきたのだと思います」(宮内庁関係者)
◆雅子さまの回復ぶりはめざましい
御用邸到着後も、サプライズが待っていた。今までなら、静養に入ると一切、取材の機会がなかったのだが──。
「今年、史上初めて、ご一家が御用邸の敷地内を散策する様子の取材が許可されました。しかも、写真を撮るだけでなく、記者団の問いかけにも、愛子さまが“那須の自然に触れるのがいちばん楽しみです”と応じられた。
極めて異例のことです。記者が質問するのは入学式や卒業式などのおめでたいときだけで、普段の生活の中で記者とのやり取りがあるのは、ほとんど記憶にないほどです」(前出・宮内庁関係者)
那須の静養では、27日夕方から那須ステンドグラス美術館を私的に訪れ、ステンドグラス作り体験や地元・黒磯高校の生徒によるコーラスを楽しまれ、お帰りは23時を回っていたという。
それに先立つ須崎御用邸(静岡、16~21日)での静養でも、ご一家は例年にはない異例の対応を見せられた。
御用邸に隣接する三井浜を揃って散歩された際にも、やはり記者団の質問に答えられた。愛子さまが貝殻を拾うと、皇太子さまが「これはムラサキガイです」と教えられるシーンもあった。
「ご夫妻にとって、須崎御用邸での静養中の取材対応は実に16年ぶりです。前回は両陛下や秋篠宮ご一家もご一緒だったので、皇太子ご一家単独としては前例のないことでした。
来年、皇太子さまが即位されると、雅子さまは皇后に、愛子さまは天皇の娘になり、立場が大きく変わります。その前に、国民に向けて家族の雰囲気が伝わる機会を設けたいという意向があったのでしょう。それも、雅子さまの体調がすこぶる安定しているからできたことだと思います」(別の宮内庁関係者)
雅子さまの最近の快復ぶりはめざましいと、関係者が続ける。
「ご一家がどういう印象を受けるのかにまで、気を配られています。たとえば、須崎の三井浜では、皇太子さまがブルーのシャツ、雅子さまがネイビーのカーディガン、愛子さまがブルーのチェックのワンピースと、青系で統一してお召し物を選ばれた。それは雅子さまのご提案だったそうです」
その他にも、この夏の雅子さまの好調ぶりを挙げればきりがない。公務を頻繁にこなされたこと、両陛下に会うために1か月も間を空けずに参内されたこと…。
「雅子さまは地方行啓にもすべて出向かれたいお気持ちを持つほど、調子は上向いてきています。しかし、周囲で支える者からすると、いつ体調の波が来ないかと、慎重になる部分もある。“あまりご無理をなさらずに”と周囲が“待った”をかけることもあるといいます」