おはよう御座います。
当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。
<今日の私的材料>
- 「不信任案、大義になる」「秋の総裁選前の解散選挙、あり得る」スガ。
…どうしても解散させたい2Fの圧力に負けた形のスガさん発言。
でもそれよりも、英投資ファンドが東芝に買収提案(2兆円超)をかけた事の方が懸念案件(原子力・半導体(分社化しても、まだ世界の中で存在感ある東芝)・世界でNo.1の量子通信技術を持っている東芝)。改正外為法で大きな外国勢買収を禁止していますが、日本の当局が東芝をどう守るかに注目。
…大手ファンドKKRがアジアに新ファンド設立。「日本に3割投資する」と。
米10年債金利が頭打ちと見られている昨日今日、昨日のNYは円独歩高、ハイイールド債も上昇。株高なのに米国債(長期、短期共に)も買われているという異様な今です。
…EUの復興資金分配の遅れ。クレディスイスはアルケゴス問題で「5200億円の損失が生じる」とアピールしている今。
Ⓐ今週末に復興資金分配案の提出期限。しかし、コロナ再拡大で各国経済見通しの見直しを求められており、⇒∴経済状況策定に遅れが生じると見るECB。
⇒&各国の原資徴収も遅れているし。⇒∴南EUへの復興資金分配が、今秋・今冬になってしまうと見られている。
Ⓑ【ECB分析から、仏・伊銀行の自国国債購入が、2021年2月までに過去最高に達している現況】1400億ユーロ(18兆円)。
⇒銀行がコロナにより経営危機に陥ったので、ECBから借り入れをして、国債を大量保有していた経緯在り(政府が大量買いオペしていたので「安全」と見て銀行は国債に飛びついた)。
⇒∴EU圏国債価値急落etc. となれば(米長期金利所以の金利上昇)、株価の暴落因となるので要警戒、と野村証券ゴトウさん。(EU圏内の国債帳消し論に注意)
…米の北京オリンピックボイコット。
米プライス報道官「北京オリンピックのボイコットを同盟国と協議する」と。⇒カードを作り、4/16の日米会談でスガに出すと見られています。⇒中国の反発必至。⇒∴東京オリンピックに復讐してくると見られている中国。
…米反トラスト法(独禁法)の強化を求め、米中小企業の連合が発足したという報道。アマゾンに対抗するために。&アマゾンに自社製品の販売禁止へと。
…昨日のイエレンさんの「各国で最低法人税率を引き下げましょう」の発言、今日から始まるG20財相会議で話し合うとのことですが。各々が企業誘致で法人税を引き下げている今(元々税率の低いアイルランドとハンガリーは反対してる)。
7月のサミットに向け(ここで成立させたいイエレンさん)、どこまで話を進められるかに注目。「財政懸念の因ともなっている」ともイエレンさん。G20で流れが見えてくるか(今後のマーケット予想図と化している)。導入は、米大手IT企業には逆風になってくると見られています。逆に、導入されなければバイデン計画の縮小や「財政の崖」再燃懸念も。
…米上院議員・共和党重鎮マーチン氏が「バイデンのインフラ投資計画は、現状案では支持できない」と発言したことにより、米国債金利が大幅低下へと(買われた)。HY債も⇑。利回りが⇓で(買値⇑)、HY債が買われた。資金がハイリスクマーケットに流入で注目な今。
2020年3月~に急騰したHY債マーケット。FRBの購入オペで、ノコギリを繰り返しながらの右肩上がり。現在、3%を下回る低水準(買われている)=買われすぎ。⇒∴要警戒、とも。
…日本では、新学期開始での10代の変異種感染クラスターが懸念されています。
米abcも「変異種感染者増加傾向(拡大4波目)、高齢者ばかりに注目だったので若年層が置き去りにされていたが、野球場での規制解除etc. で10~23%の感染者増」。ミネソタでの子供のクラスターetc. CDCが若者の感染増加に注意懸念を示した。⇒∴これから、米での若年層の感染拡大(変異種感染)がマーケットの材料になってくると見られている。
…バイデン大統領「今月19日までに、米全成人がワクチン接種の対象時期になる」と。2週間前倒したバイデン。「成人の4分の1が接種完了している」ともバイデン。ワクチン接種スピードで明暗が別れてしまったEUと米(昨日の円独歩高の起因はココらしい)。
<EU再拡大の因:ワクチンの共同調達が裏目に。>
⇒実はワクチンが余っている現状のEU。供給手段・能力が無いことが因。&「接種場所が米のように融通が利かない」「土曜・日曜にしっかり休んでいるEU」
しかし、EUが「6月末までに過半数が摂取できる見通しへ」と発表したことで、「EU接種率⇑、英接種率⇓」的な因から(4/8までに発表するとしたEU内部文書)、ポンド⇓ユーロ⇑からのユーロ⇑ドル⇓へ波及し、∴円独歩高へとなった昨夜。
…イランと米が18年ぶりに間接的核協議(各々がEUに仲介してもらい)。イラン「前進した」とホクホクな感じが印象的。(核以外に、ミサイル能力も向上しているイランなので「核協議だけで大丈夫か?」という懸念もある)
…日本のREITが海外勢に攻められている今ですが、「釣られてあまり深追いしないほうが良い(東証REITのボラが明らかに激しい最近)」と、⇑だが含みを持たせたSMBC日興証の鳥井さん。
…「”悪い金利上昇”でも買える相場になってくると見る」と岩井コスモ投資情報センター長の林さん。
よろしくお願いいたします。