11日、昨年の12月」他界した熊本の次兄の初盆の法要が行われた。理由は知らないが熊本も、当地も7月盆である。11時にお寺さんが来られると連絡があったので10時半に着くようにと予定していた。その日は良い天気であった。9日に南九州は梅雨が明けたとテレビで云っていたので「去年と同じだな」と思っていた。ところが熊本は北部九州に位置しているそうで未だ梅雨はあけていないとの事だった。その話を裏打ちするかのように出かけた途端にいきなり雨が降ってきた。しかも強い雨である。高速で40分、3号線を走って所要時間は1時間だが この雨だと高速を走るのは怖い、まぁ良いかと思って3号線を走ったら植木で渋滞になってしまった。、
☆クマセミの初鳴き☆
「やっぱ梅雨は明けとらんだったぁ」とバア様と会話が弾んでいた。「あんたが出かける前にセミなんか写真撮るけんたい」と文句を言われながら「クマゼミの初鳴きバイ」 「セミの抜け殻も撮ったタイ」「あれは空蝉と云うとタイ」と他愛のない会話を続けていたら人吉~八代間の高速がストップしたとのニュースがラジオから流れてきた。実家も遅れるかもと、何だか安堵しながら11時過ぎに兄の仏壇に線香を上げる事が出来た。兄が生前に知り合った六角堂の和尚の講話を聞く事が出来た。福岡の兄も高速で事故があったとかで3号線に移動したらしく少し遅れてやって来た。
兄は叙勲を受け、勲章と陛下からの叙勲の証書と勲章が飾ってあった。嬉しかったのはあのメダカやシビンチョそれにアブラメやドジョウがそのままの状態で元気に水槽で泳いでいたことだ。去年の春、兄が我が家のバア様とメダカ談義に夢中になり、二つの水槽に分けて飼っていたのだった。長男さんが江津湖からすくって来たり、我が家かろプレゼントしたものだった。兄の家族の人たちにも兄の最後の遊び相手、語り相手だったのを痛感されていたのだろう。涙の出る想いだった。
それに、沖縄出身の長男君の嫁さんが沖縄の手作りのお菓子や取り寄せられた沖縄産のマンゴーやパイナップルそれに南国らしいジュースでもてなしてくれたことだ。立派な仕出し屋さんの鉢盛よりもおいしく嬉しかった。遠くに嫁にやった親御さんの気持ちが昔の日本人の家族と家族の繋がりを強く感じさせて嬉しかった。本当に兄の初盆法要は気持ちの篭った素晴らしい法要だった。
☆お盆にはハスの花が良く似合う・・・・古代の森(旧鹿央町)のハスの花☆