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落花生

2007年05月22日 | 日記・エッセイ・コラム
最近、やたらと光化学スモッグの警報が出る。然も煙突が殆んど無い天草地方に出るから不思議に思っていたら、やはり中国大陸の大気汚染が主な原因らしい。

著しい発展を遂げている中国の状況は日本の経済が高度成長に突入した頃と同じ時代背景なのだろうか。水俣病、カドニューム汚染米、工場排水で汚濁した河川など昭和の30~40年代を思い出させ思い出せて気味が悪い。
◎時計草~時はながれて◎Www_1


そんな事から中国産の野菜や沿岸で獲れる魚介類は口にする事は拒み続けている。河川や大気に垂れ流される有毒物質に汚染されていると懸念されるからだ。多分、野菜類は検査すれば残留農薬が検出される事だろう。

然し、例外が一つだけある。それが落花生だ。国産の千葉産は美味いし安全に違いないがスーパーの商品は殆んど中国産だが忘れがたい思い出がある。

フレッシュマンとして勤務した商社で、不慣れな輸入業務と多忙からとんでもない失敗をした思い出があるからだ。確か当時国交の無かった中国との貿易を得意としていて爺が在籍した課で落花生を輸入する事になったからだ。LT貿易と呼んでいた。

落花生の輸入を担当した係長が長期出張中にその落花生が東京港に入って来たのだ。入港日の通知は受けていたが、あまりの多忙にすっかり忘れてしまっていた。荷主が現れない落花生は哀れにも税関にて引き上げられてしまったのだった。

千葉のピーナツの加工業者からの連絡で部長の知れるところとなり、課長と爺はしこたま怒られた。悪い事に課長も門司支店から転勤されたばかりで事情も良く分からなかったのだ。

係長が帰ってきて、手続きを再開して、2週間ばかり遅れて通関が切れて落花生を納入することが出来た。ところが、通関が遅れた2週間の間に相場が急騰して、ピーナツ屋は大儲けをしたらしい。ある日、バターピーナツの入った1斗缶を2缶持って来て、「あの時は~」と慰めてくれ、あの大失敗を笑い話にしてくれた。この一件で爺は輸入業務のエキスパートに成り得たし、課長には大変可愛がって貰った。あの課長は噂に寄れば双葉山70連勝をストップした安芸の海の身内の人と聞いていた。真異は分からないが、とにかく体が大きく、大酒飲みで頑固な課長だった。

そんな事があって輸入野菜は嫌っても、落花生だけは何故か黙認して大好きだ。1日7粒と決められているが、爺は70粒くらい食べてしまい、なかなか手が止まらない。
その後いろんな問題が起きて課長の計らいで門司支店に転勤する事になった。
                                             ◎陽はまた昇る◎
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人生は一会一期。爺の人生はこの会社をスタ-トに人との出会いで二転三転しながら独りよがりだが満足な人生を送りえたと思う。短いラッシュアワーの経験だったが山手線の目白駅から新宿で中央線に乗り換え東京駅で降りていた.あのころが懐かしい。


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