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大分旅行で その1

2006年03月30日 | 日記・エッセイ・コラム
   ◎阿蘇に入る前の大津の桜並木
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2年前、お袋(義母)は突然長男さんの所に行くと云って、大分に去って行った。白内障が悪化して、一人住いを心配して次女のカミさんが一緒に住むと言い出し、約7年間の山鹿での親子との生活を過ごしていたのだった。その間何も問題はないと思い、気がつかなかったのだが、お袋は娘婿との生活が窮屈だったらしい。

先月、米寿を迎えて義姉がお祝いをかねて様子を見に行ったら、寂しそうだったと言っていたので気になっていた。そんことを聞いた娘がお母さんの誕生日祝いを兼ねてお婆ちゃんのお見舞いに行きたいと言い出して大分旅行が決まったのだった。

娘の招待とは少し照れ臭かったがこの春の陽気に誘われるのも悪くないと思って、娘のワゴン車に乗って出かけた。57号線の阿蘇・竹田・犬飼を走って3時間半のドライブである。黄砂で阿蘇の景色は霞んでいたが久し振りの山越えのドライブを楽しんだ。

お昼に大分の施設に寄って2年ぶりのお袋に会った。頭を短く刈っていたが、顔はふっくらとして元気そうで安心した。相変らず背筋をシャンと伸ばした姿は我家にいた頃と全く変わっていなかった。

17歳で学校の先生だった義父の所にお嫁に来て、若くして校長先生の奥さんとして、凛として保ち続けたプライドは健在だった。娘はお袋が45歳の時の二人目の孫で長男のお産の時には、長い間球磨の実家で一緒に過ごし楽しい記憶がたくさんあるらしい。

    ◎お店はふぐ料理が看板の上品なお店だった
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孫も、大きなお婆ちゃんといって、久し振りに手を引いて歩けるのが嬉しそうだった。親子四代の姿に血の繋がりと「昔の家族」を思い浮かべながら大分市内のお食事所に向かった。お袋は魚が大好きで中でもブリが大好物だからである。旅慣れしている娘は細かく準備をしていた。

   ◎孫と一緒にお店へ
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海○亭といって玄関は小さかったが厨房が広く、出てきた料理や器も立派で美味しかった。勿論、ブリの刺身と照り焼きも出ていた。

外出許可は3時間とのことだったが、久し振りの親子の会話、それに孫や曾孫との会話にお袋は楽しそうで、あっと言う間に時間は過ぎた。時折、「嬉か~」と言って涙を流していた。会話の中で「山鹿に帰ろうか」と言っていたが、お袋は何にも答えなかった。

お正月に収録していた5人の曾孫の声の便りをラジカセにセットして、帰る事にした。帰りは30年振りに高崎山に寄って、別府・湯布院と春の豊後路を楽しんだ。こんな旅が出来たのもお袋と娘のお陰と感謝したい。
   ◎曾孫と別れを惜しむお袋
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