バスカー(大道芸人) の Graham (グラハムなんだけど・・・グラムに近い発音だった) いつもクィーンストリートモールでサックスを吹いています。
私が仕事でシティーに通うようになた時には、彼はもう、ここにいました。
ずっと気にはなってたんですが・・・突然話しかけるのも・・・ねえ、
2,3ヶ月前の朝、丁度同じバスに乗り合わせて・・・それまでも時々 バスセンターの中で見かけてはいたんだけどね。
彼、目が見えないの・・・
でもいつもは杖だけで、普通に歩いてたんだけど・・・
その日は、なぜか いろんな所にぶつかってて・・・
私が 「一緒に歩こうか?」 って声かけたの。
そして
「私、あなたの場所、知ってるよ!」って
彼と、いつもの場所まで一緒に歩いたんだけどね。
当たり前なんだけど、いきなり 「何処の国の人?」って聞かれた。(う~~ん、私の英語は、まだまだなのね~ )
「日本人」って言うと
「ありがとう」
「わたしはいぬがすきです」
「きをつけて」
「あいしています」 と、すてきな日本語が出てきて・・・ビックリ!
まだ、目が見えた頃に、ホームステイの生徒がいた事があったし、自分で本を買って覚えたんだって。
2年位前までは、ガイドドッグ(盲導犬) のNICK と、いつも一緒だったんだって。・・・でも、NICKは死んじゃったの
それからいつも、グラムがそこにいると必ず、肩とか膝とかに触りながら、声をかけてて・・・
彼と話をするのは本当に短い時間だけど・・・なんだか、心が ホッとする。
いつも 「じゃあね!」 って言うと日本語で 「あいしています」って言ってくれる
今日はね
「日本のお友達に見せるんだから、写真撮らせてね!」 って、この写真を写させてもらったの。
そしたら、「あれ、僕のお寿司は?」って言った(コレは英語で)の。
私が 「?」って思ってると・・・
「ほんのじょうだんです」って、日本語で言ったのよ!
思わず 「分かった、今度持ってくるから!」 って言っちゃったよ!(笑)
お寿司とタイフードが大好きなんだって