ブラックアウト (停電)

昨夜、11時前。

いつもはグラハムの方が先にシャワーを浴びるんだけど、昨夜は仕事だったのでなぜか早く汗が流したく、
私が先にシャワーを浴びて、洗った髪をドライヤーで乾かして、
このサーフェスで日本のお友達にメールを書き始めました。

グラハムは彼の仕事部屋で3っつのコンピュータと戦っていた。

と、突然、音もなくすべての電気が消えた
でも、こっちでは停電はよくある話で、別に大きな声を出すほどでもない。

グラハムの部屋に行って、
「停電だね。何かやったの？」
「何もしてない。いつものようにコンピュータやってただけ。
Yasuko が何かした？」
「ううん、何も悪いことしてない。
普通にメールかいてただけ。
で、私のタブレット充電できてるからまだ動いてるよ。
あ、グラハムのラップトップも動いてる！
ブレーカー見に行かなくても大丈夫？」
「これはブレーカーがおちたんじゃないから、行く必要ないよ。
たぶん大元があって、近所の家も停電してるよ。」
「私、もうシャワーしちゃったから電気なくても大丈夫よ！」
「そうだね、髪も乾かしてるのが聞こえた。
ラッキーガールだね。
僕は電気があってもなくても同じだから、シャワーを浴びるよ。
今夜はもうほかのことはしないで寝たほうがよさそうだ。」
「OK
じゃあ、私、外見てくるね！」
って外に出た。
お月さまの光で、歩くくらいは大丈夫！
ドライブウェイを上がりきると、一軒おいてお隣のマートウらしき影が、
大きな懐中電灯を照らしながら近づいてきた。
「Yasuko ?」
「うん、そうだよ。」
「大丈夫か？」
「うん、大丈夫！ありがとう！」
「ここら辺の家はみんな停電してるから、心配しなくて大丈夫だよ(何が大丈夫なのかな～？)」
「うん、わかった、ありがとう！
で、何が起こったの？」
「グラハムがコンピュータ使いすぎたんじゃないか？」
「わかった！帰ったら言っておく。
おやすみ！」
「おやすみ！」

ということで、真っ暗な中で一件落着！

家に帰るとグラハムはもうベッドに入ってた。

「マートウがグラハムがコンピュータを使いすぎたからだって言ってたよ」
「う～ん、そうかもしれない。3っつ一緒に動かしてたからな～？
電気のスイッチを入れたままにしておいたから、電気が来たら点くからわかるよ。」
「ありがとう！
私、書きかけのメール書いちゃって来るね」

と、サーフェスの前に戻り、簡単にメールを書き上げて、、、送信
、、、少し待ってたけど「送信メール」が「送信済みメール」に変わらない
おっかしいな～？ 私のサーフェス壊れちゃったのかな～？
って、思った時に、
今、停電中だってことに気が付いた

そうだよね、このサーフェスは自分の中のバッテリーで動いてただけで、停電してるんだから、ネットは使えないんだよ～！
って、ふつうの人はこの時点で送信しようとはしないんだよね、きっと、、、

このことをグラハムに報告に行ったら、、、
笑われた。

で、私もベッドに入って、グラハムといろいろな話をしてたら、、、
突然！！ 電気がついて大きな音で二つのコンピュータが喋り出して(彼のコンピュータにはスピーチプログラムがセットされてる)
も～！ 電気が消えた時よりも点いた時の方がびっくりして、大きな声出しちゃったよ～

それで、今朝起きてサーフェスをチェックしたら、、、
きのう書いたメールはすでに送信済みになっていました

写真は外に出た時に照らしてくれてたきれいなお月様。