はぎやまのりへいの日常

読書、映画、美術展、そしてキャリア教育。
好奇心と愛で書き綴ります。

Vol.143 ムハマド・ユヌスとソーシャル・ビジネス

2011-07-21 06:36:21 | ビジネス




昨日は六本木ヒルズ ハリウッドビューティープラザ イベントホールで開催されたムハマド・ユヌス氏来日記念シンポジウム「今の日本にムハマド・ユヌス氏が伝える生き方とソーシャル・ビジネスの可能性」を聴講してきた。

社会に貢献すると考えたら、それは大きすぎて「何ができるだろうか?」となるけれど、「誰か一人のために役に立てることはないだろうか?」と考えればそれは誰にでもできる。誰かのために何かをすると自分も幸福になる。それがソーシャルビジネス。

短い人生で世の中のために何ができるだろうか。

人生と言うのは謳歌するためにある。楽しむためにある。お金のための人生じゃない。

人は一人一人に世の中を変えていく力がある。

なるほど、僕も「利益追求メガネ」をはずして「ソーシャルビジネスメガネ」をかけよう!
会社を辞めてからというもの、どうやって食っていこうかってずっと考えていたけど、せっかくのチャンスだからどうやって誰かの役に立つかを真剣に考えるべきなんだ。

そういえば昨年の2月には「Japan Passion2020 企業とNPOの創発」というイベントを見に行ったし、カタリバさんや、FaceFindさんやCDAの方々との接点もあるし、自分で気づいていないうちにソーシャル・ビジネスの方向に僕は向いているのだと思う。

そんなことを考えさせられたシンポジウムだった。

ぼんやりしてトイレの洗面所にiPhoneを落っことして水がかかっちゃって焦ったけど無事だったようだ。

Vol.142 iCurious Office

2011-07-20 07:04:17 | ビジネス
   


僕の家は2階がリビングで夏はすごく暑い。
リビングの上にはロフトがあって、そこにパソコンを置いて仕事をしているのだけど、ロフトはさらに暑い。

サウナのようだ。
じっとしていても玉のような汗が出てくる。

そんな状態なのに、うちの子どもたちは僕の声が聞こえるとロフトに上がってきて、僕にべたべたとまとわりついて仕事の邪魔をする。
あまりにも効率が悪いので、ゆくゆくは次男坊の部屋になるはずの1階の1部屋を使って事務所にすることにした。

クリエイティブなことをするには物理的にクリエイティブな空間が必要だ、というのが僕の持論。

5感を刺激していい仕事をしよう!

そうだ、お香を焚くのを忘れてた。

Vol.134 イノベーションの達人

2011-06-13 08:39:11 | ビジネス



先週、先々週は以前のお客さんのところを退職の挨拶をしてまわった。

今後、自分でやっていきたいこと、考えていることなどを熱く語るのだけれど、
「で、結局どんな仕事すんの?」と訊かれる。

僕は絵を描いたり、文章を書いたり、作品を作ったり、昔からクリエイティブなことが好きで、前職も前々職も制作として応募してきた。
まあ、結局採用はどちらも営業だったけれど、営業の中でもクリエイティブなことを心がけてきたつもりだ。
だから、やはりやりたいのはいつでも物作りなのである。
さらに前職では大学関連の仕事をしてきて、教育というか若年層のキャリア支援について非常に関心がある。

「教育、創造をテーマとした企画、制作、イベント等の運営会社です。」と答えるのだけれど、もう一つ具体性がないと自分でも分かっている。

僕にしては大切なのは理念であり、何をするかよりもどんな会社にするかである。
そのため理念に合っていれば、例えば制作が中心だけどアグリビジネスをすることがあったり、企画会社だけど企画の中には飲食関係もある、などなど何でもいいかなと実は考えている。
 
というわけで、具体性がなくて地に足がついていない感もあるけれど「企画、制作、イベント等の運営会社です。」というよりも「IDEOみたいなクリエイティブな社風の会社を作りたいんです。」ということなのである。

ある大学の課長さんは僕が「IDEO」の社名を出したとたんにピンと来てくれた。ちょっとうれしかった。そういうお客さんと仕事がしたいと心から思う。

ということでIDEOの創立者の弟、トム・ケリーという人が書いた「イノベーションの達人!」という本を読んでいる。
思えば以前読んだ前作「発想する会社!」が僕の人生に与えた影響は非常に大きい。
「イノベーションの達人」を読み終わる頃にはもう少し僕の考え方も整理されるだろうと自分に期待している。