はぎやまのりへいの日常

読書、映画、美術展、そしてキャリア教育。
好奇心と愛で書き綴ります。

Vol.226 第8回出版甲子園 決勝大会

2012-11-05 07:43:10 | ビジネス




第8回出版甲子園決勝大会を観覧。

出版甲子園とは学生の出版の企画を競うもので、決勝大会は今回のように公開審査となり、優秀な企画は実際に出版が実現され書店店頭に並ぶことになる。
出版甲子園を運営する実行委員も学生。8回目の大会なので発足した学生はすでに卒業して社会で活躍しているのだろうけど、発足者がいなくても組織が継続して、なおかつクオリティの高いイベントを実現してしまうのだから恐れ入ったとしか言いようがない。

午前中にキャリアカウンセラーのトレーニングのプログラムに参加してきたので、開会式と、第一部「出版業界ギリギリ質問会」には間にあわなかったけれど、第二部のファイナリストの全員のプレゼンテーションを見ることができた。

プレゼンがはじまって最初の休憩時には、
「昨年の方が質が良かった。今年は応募が少なかったのかな?」なんて思ったりもしたけれど、発表が進むうちに感心するような企画が多く登場する。


農ガールが教える。カワイイ野菜作りの本

僕も妻の実家の農家を妻と一緒に継いで、販売や農家レストランなどのビジネスをいずれ考えていかなくてはならないので農業については思っていることがある。
「農業はそんな甘いものじゃないでしょ」と農家の皆さんの気持ちを逆なでしない、程よいゆるさとポジティブな発想が好感を持てるし参考になると思った。企画者のキャラクターもいい。本が出たらきっと僕は買う。


COS☆GUIDE~誰でもなれる!コスプレイヤー~

コスプレ衣裳の販売はなんと400億円。そのマーケット市場の規模に驚いた。
であるならばコスプレのガイドブックが発行されたらそれはそこそこ売れるんだろうな。
イベント慣れした、声優チックなプレゼンターのキャラもよかった。
個人的には好きな世界じゃないし、本もきっと買わないけど。


わくわく ぶつぞう ぶっく

みうらじゅん&いとうせいこうの「見仏記」を10数年前に読んで以来仏像には興味があるので、二番煎じのような、どこかで見たことのあるようなところもあったけれど、子ども向けの仏像絵本というコンセプトが好い。それから耳にこびりつくゆるゆるのテーマソングも良かった。
たぶんこの本を僕は買う。


自宅で作れる骨格標本の作り方 金魚からイルカまで

国立博物館で恐竜の骨格標本レプリカや大きな動物やクジラの骨格標本を見るのは嫌いではないけれど、どうしても見たいと思うほどではないし、ましてや作りたいと思ったことはない。多くの人がそうだろう。よもや本当に骨格標本を作らせたいということではないのだけれど「自宅で作れる骨格標本」というのが好い。むかし「じょうずなワニのつかまえかた」というアーティスティックな本があった。もちろんワニを捕まえることなんて日常ではないので、その非日常性に興味を抱いた。
企画者のキャラもサイコー!演出ではなくて素のキャラに魅力がある。
また、絞り出した企画ではなくて零れ出た企画であることが伝わる。
買いです。イチオし。僕の中では優勝。

自分は出版社の人間ではないので個人の興味で、自分だったら買うか買わないか図書館で借りるか、という視点で見ていたけれど、出版社の人間ならば売れるか売れないかを考える必要があることはもちろん理解できる。当然、見方や評価が変わってくる。

どうやら優勝は農ガールらしいことはツイッターで読んだけれど、もっと迅速に結果を発表できる仕組みを運営者が考えるともっと好いね。
誰が入賞したのか詳細をここに書けないのは残念。

Vol.224 日本でいちばん大切にしたい会社

2012-09-21 18:02:36 | ビジネス
私の勤務する聖学院大学の学長がおススメする本。

会社経営とは「五人に対する使命と責任」を果たすための活動と定義し、その第一に「社員とその家族を幸せにする」と書かれたこの本を薦める学長の下で働けるのは思えばすごく幸せなことだと思う。



 「誠実でありなさい。」「嘘をついてはいけません。」「ルールを守りましょう。」という教育を幼少の頃からずっと受けてきて、大学を卒業していよいよ社会へ出る。
 会社に入り、教えられてきたとおりに一所懸命、誠実に生きていこうとすると、自社の商品を売るために、自社の利益のためには嘘をつけと教えられる。
 「誠実なんて甘いことを言うな。」
 「ベストの商品を売るのなら営業なんていらない。何のための営業だ。」
と、当時の上司はそれが常識だろと言わんばかりに私を叱った。

 「何だか納得できないなあ」と思いながら、「そんなものか」と社会に少しがっかりする。
 そんな、20代を過ごしてきた。

 そして、今になって思うのは、正しくない会社はやはり衰退していくのだということ。
 考えれば、ドラッカーも松下幸之助も昔からそう言っていたではないか。

 こんな時代だからこそ組織の正義は試される。正しい企業は誰かに必要とされている企業なのである。みなさんの会社は本当に社会に必要とされている会社だろうか?
 もしみなさんの会社が社会になくてはならない会社で、倒産したら困る人がたくさんいて、そして代わりになる会社がない、かけがえのない会社だったとしたら、それはオンリーワンの会社だと言えないだろうか。スキマ産業の会社のことをオンリーワンの会社というのではないのだ。

 「神様は人間のひとりひとりに賜(おくりもの)をくださっている」と思った、と書かれた青山学院初等部の生徒さんからの手紙が紹介されていた。
 一人ひとりに必ず授かっている賜(おくりもの)、それを活用して、自分のためにではなくて他者の幸せのために働くというのはまさしく聖学院の教育憲章である。
 日本理化学工業株式会社をはじめ、そうした素晴らしい会社の物語がたくさん綴られている。
 
日本理化学工業の章に登場する、とある禅宗のお坊さんのこんな言葉が印象的だった。

幸福とは「人に愛されること」、「人にほめられること」、「人の役に立つこと」、「人に必要とされること」です。そして「人にほめられること」、「人の役に立つこと」、「人に必要とされること」の3つの幸福は、働くことによって得られるのです。

Vol.160 クレイジーパワー

2011-09-18 13:51:26 | ビジネス


社会起業に関する本である。

ハイスタサミットの時に日本高校生学会の代表の伊谷氏が好きな本として取り上げていたので興味を持ち読んでみた。
読み終わるのに少し時間がかかってしまった。

社会起業だってもちろん一人きりではできない。
パートナーの存在が重要だという。

先日、大学でのグループ就活を見学させてもらったけれど、内定が取れた人を調べてみたら、グループ就活をしている人の内定する率が高いことがわかったと、担当している会社の方が言っていた。

僕も現在、起業を目指して頑張っているが、やはり一人で奮闘していると心が挫けるときがある。
もちろん、家族の支援はあるけれど、仕事上では頼りにできない。
「誰か助けて」とか「誰か決めてくれ」とか人に頼りたくなるときってあるんだよね、情けないことに。

やっぱ、そうかあ、パートナーだよね、大切なのは。
パートナーね、うん。
一人じゃ苦しいよね、不安だよね。
早く会社にしよっ。

Vol.154 大学広報ソーシャルメディア勉強会

2011-08-27 01:08:12 | ビジネス



何かの本に3人のメンターを持て!なんてことが書いてあったような気がするが、某大学のYさんは僕のメンターだと勝手に思っている。
そんなYさんが主催する「大学広報ソーシャルメディア勉強会」に参加してきた。

思っていた以上の人が集まったのもびっくりだし、その中に知り合いの顔があったのも超びっくり。

しかも仕事上の付き合いの時とは違う側面が見れてめっちゃ親近感。
ここでつながって、また一緒に仕事ができたらこんなうれしいことはない。

辞めた会社の、ライバル会社の方とかも結構いたりして、そんな方々とフェイスブックで友達になっちゃうのも、面白いし、ちょっとくすぐったい気もする。

今日の勉強会でも言われていたけれど「つながる」がフェイスブックのキーワードなんだなとつくづく思った。

さすがにソーシャルメディアの勉強会だけあって、今日だけでフェイスブックのお友達が10人くらい増えた。

でも、僕がつくっているフェイスブックページの「いいね!」はいっこうに増えない。ハイセンスすぎるのかな。
皆さんどうぞよろしくお願いします。


Vol.153 オープン・スペース・テクノロジー

2011-08-26 10:13:57 | ビジネス



ハリソン・オーエン氏著の「オープン・スペース・テクノロジー」を読んだ。

「5人から1,000人が輪になって考えるファシリテーション」が副題。
5人から、とあるけど、むしろ1,000人向きの気がする。
大手企業、大組織、グローバルな組織での会議手法だと思うな。

いずれきっと僕もオープン・スペース・テクノロジー(OST)に参加してみたい。
OSTが必要なほどの巨大企業を創るか、所属するか、いずれにしても大きな夢だ。
でも、叶わない夢じゃない。

スティーブ・ジョブス退任。スティーブ・ジョブスのアップルが好きな人はたくさんいる。僕もそう。
アップルも好きだし、ピクサーも好きだから。

アップルはこの先もクリエイティブでいてくれるといいな。余計な心配かな。