ジミ・ヘンドリックス、
最初にその名前を目にしたのは何の本だっただろう。
ロッキンオン?
ロッキンf?
ヤングギター?
それとも友だちから聞いたのかな。
ロックキッズだったから、
もちろん知っててあたりまえのギタリストだった。
好きなギタリストかと言われたら、
当時の僕にはブルースすぎて、
実はそんなに好きなわけじゃなかったんだけど、
エレキギターを弾く高校生としてはやはり聞かないわけにはいかなかった。
でも、お金がなかったし、
高校へ行く途中にあった貸しレコード店で、
パープルヘイズの入っているアルバムを1枚借りて聞いた程度。
で、
去年からバンド活動を再開したこのタイミングで、
ジミヘンの映画だよ、と紹介されれば、
ロックおじさんとしては、
やっぱり観ないわけにはいかない。
ところが映画を知った時にはほとんどの映画館で上映が終了していた。
再上映を注意してチェックしていたら、
1週間だけ下高井戸シネマで上映されたので、
このたび予定を調整して観にいったという次第。
クラプトンのステージに飛び入りで演奏したら、
クラプトンが自信を失くしてステージを降りたというエピソードとか、
サージェント・ペパーズを演奏したエピソードとか、
そうそうそんな話、昔、聞いたことある、とか思って、
たぶんニヤニヤしながら観ていたんだろう。
そして、観終わったら、
やっぱりギターを弾きたくなった。
9月のバンドの練習日を決めて、
ライブも実現させなくちゃ。
二通りの人間がいる。
やる奴とやらない奴。
やっちゃえ、オッサン。