戌年だからイラストはチューバッカ
安倍政権、トランプ政権、沖縄の基地問題、憲法改正。
政治や政策に関して、今メディアに流れているニュースだけを見て、良いとか悪いとか評価をすると、歴史や背景を知らないならば、それは的外れで浅はかな評価や判断になってしまう。そうしたことを昨年は考える機会があった。
もちろん教育改革についても同じことで、高大接続の改革や学習指導要領の改訂についても、加計学園 獣医学部 認可のことだって、現在のことしか知らなければ本質を見失ってしまう。
だから年末年始に「これからの日本、これからの教育(前川喜平、寺脇研 著)」を読んだことは意義のあることだと思っている。
12月末に、僕が休みになったらすぐに「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」を観にいこうと計画をしていたところが、一緒に行く次男がインフルエンザになってしまった。
仕方がないので「最後のジェダイ」は年明けまで延期にして、テレビ放映を見逃した「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のDVDを借りてきて、まずはそれを家で観ることにした。
インフルエンザは予定外であったが、結果的には「フォースの覚醒」を観る機会を得たことは良かったと思っている。
最低でも「フォースの覚醒」は観ておかないと理解の度合いが大きく変わるからだ。
映画の内容の話。
共和国が壊滅し、レジスタンスの仲間たちも次々に戦死し、たった数十人の仲間を残すのみになった時に、何を守るために、何をモチベーションとして戦うべきなのか自分にはわからなくなってしまった。
たった数十名のために戦う戦いなら、むしろそれは単なるエゴなのでないだろうか。
ファーストオーダーとは秩序第一。秩序側の人々は、自分が正義であり、自分こそが秩序であるとの思いによって戦うモチベーションを得ている。
カイロ・レンは「一緒に新しい秩序となろうぜ。」とレイを仲間に誘う。
そこにあるのは単なる権利欲なのではなくて、宇宙を一つにまとめる秩序が必要であるという、「一方的な正義」である。
仲間が次々に失われて、力の差が圧倒的になった時に、何を希望にして戦ったら良いだろう。
幼い子どもたちにとっての英雄となった仲間の影響で、新しい世代のヒーロー登場の予感が示されるけれど、秩序に飲み込まれて、秩序の中での生き方を探すという選択肢もあるか、なんて思ったりした。
「続編あるよね?」
と子どもが僕にたずねる。
そうそう、続編は必ずある。
だから、どんなに仲間が少なくなろうとも、彼らはきっと戦いをあきらめないよ。