はぎやまのりへいの日常

読書、映画、美術展、そしてキャリア教育。
好奇心と愛で書き綴ります。

Vol.203 草間彌生 永遠の永遠の永遠

2012-04-15 17:13:53 | 芸術





草間彌生 永遠の永遠の永遠

賛成の反対の賛成なのだ。

というバカボンのパパの名言を彷彿とさせるサブタイトル、

永遠の永遠の永遠

草間彌生展を観るのは、吉祥寺の美術館、青山のワタリウム美術館に続いて3度目。
かなり俺って彌生LOVEのようだ。

今回の「草間彌生 永遠の永遠の永遠」は埼玉県立近代美術館で昨日から開催していて、今日は2日目。
初日の昨日は草間彌生本人が来館したと新聞に書いてあった。
今日は2日目だけど日曜日だし、もしかして来館していないだろうかと少し期待して行ったのだが、そう期待通りにはいかないものである。

iPhoneのアプリで電子図録をあらかじめ入手して予習してから観にいったのだけれど、
実物の魅力は図録ではとても伝えきれてはいない。
今回はサイズの揃った比較的大きめの作品が多数展示されていて見応えがある。

「魂の灯」という作品では鏡と水面に囲まれた密室の光りの作品の中で自分もその作品の一部となる。
美しくて、懐かしい感じもする作品である。感動。

Vol.202 ヴィヨンの妻―桜桃とタンポポ―

2012-04-14 20:07:50 | 映画


NHK BSプレミアムで映画「ヴィヨンの妻」を放映したのを録画してあったので、今日朝5時に起きて見た。

小4の長男が6時過ぎに起きてきた時がちょうど浅野忠信と広末涼子のベッドシーンで、ものすごい気まずい時間を過ごしてしまった。
時間的には本の1、2分なのだけど、すごい長く感じた。
仕方なく僕はiPadでずっと何かを調べてる振りをしていた。


タンポポの花一輪の誠実。


悩める放蕩夫と献身的な妻。
しかし、その献身には裏切りの影が付きまとい、本当は誰のための献身なのだろうと思う。

太宰本人をモデルにしたと思われる大谷。
太宰治は一生を悩むだけで終えたんだろう。
いくら才能があってもそんな人生は嫌だなと思う。

そんな感想を書く俺って、映画を内容で見るタイプだなと思った。
演技がどうだとか、演出がどうだとか、絵的にどうだとかあまり感じなくて、ずっぽり主人公に感情移入するようだ。

Vol.201 レニー・クラヴィッツ BLACK AND WHITE JAPAN

2012-04-07 22:38:39 | 音楽



BLACK AND WHITE JAPAN

実に14年振りの来日だそうだ。
今回の来日までに2回、ジャパンツアーがキャンセルされているが、
実は僕は2回ともチケットを入手していた。
そんなわけで、とうとう見れたという感じ。

レニクラはなんと47歳で僕よりも年上。
だけどセクシーで超カッコ良い。

昨年リリースした、ツアータイトルにもなった「ブラック・アンド・ホワイト・アメリカ」というアルバムはまったく聴かないでライブに臨んでしまったが、おなじみの曲を多く演奏してくれたので、全然問題なく楽しむことができた。

リフがカッチョいい「ホエア・アー・ウイ・ランニン?」から、バンドをやっていた時にコピーして僕の結婚式の二次会でも演奏した「フライ・アウェイ」、そしてギターをフライングVに持ち代えて、待ってましたの「アー・ユー・ゴナ・ゴー・マイ・ウェイ」。

アンコールではアンプラグドでバラードを演って、そして最後の曲では客席を一周しての大サービス。

ちなみに坊主頭の女性ベーシストはデビッドボウイのツアーでもメンバーだったギリアン・ドロシー。
歌もうまいし、カッコいい!

いやあ良かった。
まだ耳がキンキンしている。
また、バンドやりたいな。

Vol.200 ボストン美術館 日本美術の至宝 特別展

2012-04-07 22:13:28 | 芸術



花見で超混みの上野。
そんな中、東京国立博物館にボストン美術館展を観に行った。

フェノロサ、岡倉天心らの収集で
10万点を超える日本美術を収蔵するボストン美術館。
仏画、刀剣、染織など、なかなか見応えのある美術展だった。

今日のお目当ては曽我蕭白の「雲龍図」。
そして、その迫力は期待以上だった。
蕭白の最初の作品「ホウ居士・霊昭女図屏風」が30歳の時の作品で、
雲龍図はなんと34歳の時の作品。
これが34歳で描いた作品とは、凄すぎる。

優勝はダントツで蕭白。
そして優秀賞は光琳の「松島図屏風」と探幽の「海棠に尾長図」に決定。