花を飾る・・・ということ

みなさん、花を飾っていますか？

あれっ、花で飾る・・・ではないですか？



テーブルに花を飾る。


テーブルを花で飾る。


・・・こっちのほうが広がりがありそうな気がします。

いかがですか？



私が子供の頃からすると、花を買って生活を飾ることが増えてきたとは思うのです。

スーパーの入り口には必ず切花の束が置かれていますし、高級品だと思っていた鉢花がいつのまにやらカジュアルフラワーの仲間入りをしていたり・・・。


私たちの扱っている花は９８円で買えますし、プランターと土と花苗を買っても１，０００円にもならないかと思うのです。

あちこちのお家を見ても、まだまだ花を置くところは空いている感じがするのです。

でも、花はあまり飾ってもらえません。

花を思ったほどは買ってくれません。


これには生産者がきちんとした商品を提供していなかったことは大きく影響しているとは思うのです。

事実、私も今でこそ偉そうに品質のことを話しますが、駆け出しのころなんてどんな品質だったかなんて今さら解りはしません。

そんな品質の花を買わされた消費者のみなさんの当然の選択だと思っています。



さて、それでも私たちはこの仕事をしている限りにおいては、みなさんには花を買ってもらわないと生活が出来ません。

花作りがいくら好きだとはいえ、ご飯を食べなければお腹が空いてしまいますね。



では、わたしたちが作れる花は、いったいどんなことをしたら売れるのでしょうね。

きっと今までのような考えでは売れないと思うのです。

今までの考えというのは、先にも行ったように、プランターや大きなきれいな鉢、土、花苗を買って行って庭で植えて、その成長を楽しむ・・・という事です。

私たち生産者も、花を植えたら肥料と水を適期に必要な量を与えるとよく育ってくれるのがいい花なのだと思って生産するという事です。


いい花　＝　いい商品　ではないのでしょうね。


では、いい花、魅力的な商品としての花とはいったいなんでしょうね。

これが難しい。



パッと見ての印象が薄いのですかね、花って。

きれいだと思っているのは私たち園芸業界の人間だけで、実はお客様からはきれいに見えないのでしょうか？

確かにポテトチップの袋のほうがきれいで派手かもしれません。

アイキャッチがないということ？


それとも値段が高いのでしょうか？

そんなことはないですよね。

いや、値ごろ感の問題でしょうか？


楽しそうに見えない？

そうかも知れませんねぇ・・・。

確かに今どきの商品な割りに動きがない。

当然ですよね、動かなくて。

でも、動かないかなぁ・・・。



ｍｍｍｍｍｍ・・・、


こうしてみると、花苗の魅力ってあまり無いのかも知れません。

いったいどうすれば魅力のある商品になるのか。

これはチョッと大きな問題にぶち当たりましたね！

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