の続き。
まず、村中が紹介した鈴木貞夫について。
名大医では、助手止まり。
名古屋市立大に潜り込んで以来、ピロリ菌やメタボの研究が主(ハーバード帰り。ですけど、なぜ研究員としてハーバードに滞在していなかったのでしょうか。……ハーバードの後光は、京大法卒相手には通用しません)。
過去の研究を眺める限り、これといった特徴がない。
resarchmapで検索すると、
にある通り二人登場、
「鈴木 貞雄」さんの紹介は、ごくごくあふりれた「学者さんの紹介」です。 写真を付ける方すら多くはないです(当方が京大にお世話になった教官たちも、概ねこんな感じの)。
一方、「鈴木貞夫」 は、
にある通り。
異様な力の入れ様です。
これは、研究者としての自信の乏しさの裏返し。
一方、論文は共著ばかり。
著作に至っては皆無。
(学者は、単著で学術本を出して一人前です。京大でお世話になった教官たちは、概ね単著で本を出しています。ただ、「刑法総論」だけを一向に書こうとしない教官もいますけど……中森先生、せめて御存命の間に書いて下さい!)
竹中平蔵のように、研究よりも啓蒙に力を入れる、という身の振り方もあります(まぁ、学者や学部生から失笑されますけど……(by 竹中平蔵の研究活動について失笑した経験アリ))。
しかし、鈴木貞夫は、啓蒙系の本すら出していない。
さて、鈴木貞夫の書いた文章を検討しましょう。
【①カルピス理論】
については、
日本は、床にこぼした(「こぼれた」ではなく)「カルピス」があまりに多い
なので、10万人あたりを持ち出しても、無意味。
作為の介在したデータは、そもそも検討する意味がない。
PRC検査から意図的に除外されるケースの多さは、
から明白。
ちなみに「カルピス」は、
アサヒ飲料の登録商標です。
登録商標の一般名詞化は、商標権者が避けたい事態です(「セロファン」の先例があるので)。同社から抗議が入るでしょう。
【②アイスクリーム理論】
には、
・網目が荒いと、小さいピラニアは、易々とすり抜ける。
・PCR検査は、網。件数が多いほど、網目は細かくなる。
・小さいピラニアは易々と、人を食う。
と答えたい。因果律に理解があるならば、これで十分。
【③寿司屋理論】
これは概ね意味不明。
ちなみに社会物理学とは、ケトレーに端を発した学問で、社会統計学の源流。
は、原子の流動が専門分野。
小田垣の見立ては、
が詳しい。データに作為が介在していない事を前提に組まれている。
なので、前述のよううデータに作為が介在している日本では、一切使えない。
【④パクチー理論】
鈴木は臨床医ではない。
そのため、大病院にどういう人々が出入りしているか、について認識すら欠けている。
慶大病院に限って見ても、狭く見積もっても都内各地から、都外からも集まる(患者もドクターも出入り業者も)。
で、東京都・神奈川県は今も緊急事態宣言が出たまま。
一方、山梨県は既に、緊急事態宣言解除済み。
地域差すら看過できる人がどうして、統計を扱えるのか。
【⑤下茹で理論】
こういう理屈で、治療を先延ばしにしようする輩にご注意を。
三途の川で手を振る事と同義ですから。
【終わりに】最初の流行に対する成功を評価し、次の流行に備えよ
と失敗を隠蔽する言葉でまとめるとは……
しかも、最後の四項目は、医者であれば出てこない言葉です。
追記。
鈴木とは、この記事を紹介した鈴木です。