この愚かな記事を書いた記者は、
ノアの方舟の逸話を知らないのだろうか。
(カトリック信徒の比率が他県よりも一桁以上高い長崎県では考え難いけど、、、)
旧約聖書の口語訳より
第六章1 人が地のおもてにふえ始めて、娘たちが彼らに生れた時、2 神の子たちは人の娘たちの美しいのを見て、自分の好む者を妻にめとった。3 そこで主は言われた、「わたしの霊はながく人の中にとどまらない。彼は肉にすぎないのだ。しかし、彼の年は百二十年であろう」。4 そのころ、またその後にも、地にネピリムがいた。これは神の子たちが人の娘たちのところにはいって、娘たちに産ませたものである。彼らは昔の勇士であり、有名な人々であった。5 主は人の悪が地にはびこり、すべてその心に思いはかることが、いつも悪い事ばかりであるのを見られた。6 主は地の上に人を造ったのを悔いて、心を痛め、7 「わたしが創造した人を地のおもてからぬぐい去ろう。人も獣も、這うものも、空の鳥までも。わたしは、これらを造ったことを悔いる」と言われた。8 しかし、ノアは主の前に恵みを得た。9 ノアの系図は次のとおりである。ノアはその時代の人々の中で正しく、かつ全き人であった。ノアは神とともに歩んだ。10 ノアはセム、ハム、ヤペテの三人の子を生んだ。11 時に世は神の前に乱れて、暴虐が地に満ちた。12 神が地を見られると、それは乱れていた。すべての人が地の上でその道を乱したからである。13 そこで神はノアに言われた、「わたしは、すべての人を絶やそうと決心した。彼らは地を暴虐で満たしたから、わたしは彼らを地とともに滅ぼそう。14 あなたは、いとすぎの木で箱舟を造り、箱舟の中にへやを設け、アスファルトでそのうちそとを塗りなさい。15 その造り方は次のとおりである。すなわち箱舟の長さは三百キュビト、幅は五十キュビト、高さは三十キュビトとし、16 箱舟に屋根を造り、上へ一キュビトにそれを仕上げ、また箱舟の戸口をその横に設けて、一階と二階と三階のある箱舟を造りなさい。17 わたしは地の上に洪水を送って、命の息のある肉なるものを、みな天の下から滅ぼし去る。地にあるものは、みな死に絶えるであろう。18 ただし、わたしはあなたと契約を結ぼう。あなたは子らと、妻と、子らの妻たちと共に箱舟にはいりなさい。19 またすべての生き物、すべての肉なるものの中から、それぞれ二つずつを箱舟に入れて、あなたと共にその命を保たせなさい。それらは雄と雌とでなければならない。20 すなわち、鳥はその種類にしたがい獣はその種類にしたがい、また地のすべての這うものも、その種類にしたがって、それぞれ二つずつ、あなたのところに入れて、命を保たせなさい。21 また、すべての食物となるものをとって、あなたのところにたくわえ、あなたとこれらのものとの食物としなさい」。22 ノアはすべて神の命じられたようにした。第七章1 主はノアに言われた、「あなたと家族とはみな箱舟にはいりなさい。あなたがこの時代の人々の中で、わたしの前に正しい人であるとわたしは認めたからである。2 あなたはすべての清い獣の中から雄と雌とを七つずつ取り、清くない獣の中から雄と雌とを二つずつ取り、3 また空の鳥の中から雄と雌とを七つずつ取って、その種類が全地のおもてに生き残るようにしなさい。4 七日の後、わたしは四十日四十夜、地に雨を降らせて、わたしの造ったすべての生き物を、地のおもてからぬぐい去ります」。5 ノアはすべて主が命じられたようにした。6 さて洪水が地に起った時、ノアは六百歳であった。7 ノアは子らと、妻と、子らの妻たちと共に洪水を避けて箱舟にはいった。8 また清い獣と、清くない獣と、鳥と、地に這うすべてのものとの、9 雄と雌とが、二つずつノアのもとにきて、神がノアに命じられたように箱舟にはいった。10 こうして七日の後、洪水が地に起った。11 それはノアの六百歳の二月十七日であって、その日に大いなる淵の源は、ことごとく破れ、天の窓が開けて、12 雨は四十日四十夜、地に降り注いだ。13 その同じ日に、ノアと、ノアの子セム、ハム、ヤペテと、ノアの妻と、その子らの三人の妻とは共に箱舟にはいった。14 またすべての種類の獣も、すべての種類の家畜も、地のすべての種類の這うものも、すべての種類の鳥も、すべての翼あるものも、皆はいった。15 すなわち命の息のあるすべての肉なるものが、二つずつノアのもとにきて、箱舟にはいった。16 そのはいったものは、すべて肉なるものの雄と雌とであって、神が彼に命じられたようにはいった。そこで主は彼のうしろの戸を閉ざされた。17 洪水は四十日のあいだ地上にあった。水が増して箱舟を浮べたので、箱舟は地から高く上がった。18 また水がみなぎり、地に増したので、箱舟は水のおもてに漂った。19 水はまた、ますます地にみなぎり、天の下の高い山々は皆おおわれた。20 水はその上、さらに十五キュビトみなぎって、山々は全くおおわれた。21 地の上に動くすべて肉なるものは、鳥も家畜も獣も、地に群がるすべての這うものも、すべての人もみな滅びた。22 すなわち鼻に命の息のあるすべてのもの、陸にいたすべてのものは死んだ。23 地のおもてにいたすべての生き物は、人も家畜も、這うものも、空の鳥もみな地からぬぐい去られて、ただノアと、彼と共に箱舟にいたものだけが残った。
ちなみに、
「オリーブの枝」(口語訳では「オリブの若葉 」)は、第八章で登場。
傍題・創世記「ノアの方舟」
悪鬼なし オリブの若葉 の小さき (舶匝)
二度三度、同じ「大雨」を必要としない世の中に、
したいものです。
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