穏やかに…シニアブログ

日常・民話など

霧氷の朝に

2021-02-15 18:20:54 | 

―霧氷の朝に―

アマチュアカメラマンが

その瞬間(とき)を待ちかまえている

はく息で わたしも前髪も凍る 凛冽(りんれつ)の朝

 

やがて 東方より真っ赤な 火の玉と化した

太陽が ゆらゆらと昇りはじめる

白銀の太平山が 朝あかねに染まる一瞬

南に向いた 家々の窓ガラスも 真っ赤に燃えだし

晴天には 半かけの名残月が ほほえむ

 

この感動的な

夜明けの天体ショーを じっと

身じろぎもせず 見つめている

やがて 太陽が昇りきったとき

ピカッ! キラキラ

キラキラ ピカッ!

白い大地は たちまちダイヤモンドの輝きに

 

枯れ木も 枯草も

光輝く 霧氷の朝

太陽よ

素敵な朝を ありがとう・・・

霧氷

気温が氷点下のとき、樹木や地物に、空気中の水蒸気や

過冷却の 水滴が吹きつけられて凍結してできる氷。

 

樹氷 ⇧一昨年2月

大気中の水蒸気が樹木や植物の表面に直接昇華するのを樹霜、樹霜を含め過冷却な雲粒が付着して凍結した場合の総称は、樹氷といいます。

アオモリトドマツ(シラビソ)に付着し 段々大きく育っていきます。

八甲田山、蔵王などが有名ですが、秋田県森吉山も 見事な樹氷群です。

人の立っている下は、2~3メートルの積雪があり 樹氷周りの穴に落ちたら

上がること出来ないくらい深いです。