ハーグ条約、加盟にゴーサイン？

「ハーグ条約」――国際的な流れとしていずれは加盟するのではないかと…と思っていましたが、
意外に早かったです。

これは夫婦それぞれの利害関係があり、一概にどちら（条約に加盟するか否か）が良いとは言えない、
難しい問題です。

ただ、配偶者のDV等が原因で自国に逃げ帰る時に子供を同伴するというケースもあるので、
単純に条約に従って判断するのではなく、個々のケースに応じて
公平な視点から判断を下す機関が必要であると思います。

国際結婚が破たんした場合、子供に掛かる負担は大変なものです。
何も罪のない、子供の福祉を第一に考えなければなりません。

某国で実際にあったケースのように、
・妻が子供を連れて自国へ
・ハーグ条約に従い、子供は夫側の国へ強制的に移送
・夫が生活破たん者だったため、子供は（夫の国で）養子に出される…
こんな悲劇が起きないよう、監視機関が必要だと思います。


◆「ハーグ条約」とは
＞正式名称は「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約」。
＞一方の親が国外に子を連れ去った場合、加盟国は親権争いを決着させるため、
＞原則として元の居住国に子を返還する義務を負う。（時事ドットコムより引用）