観音平(山梨県北杜市)から登り始める。
駐車スペースは広いが、昨日までの雨にも拘わらず、
車は結構停まっていた。
近郊の人にとっては日帰り登山の山のようだが、
京都から遠路はるばるやって来た我々にとっては、
今年最初の大イベントだ。
1時間ほどで見晴らしの良い雲海に到着。
ベンチもあって、ポカポカと暖かな日差しを浴びながら
景色を眺めてたら、ついつい長居してしまった。
雲海から50分くらい登ると、急に水の流れが出現!
押手川に着いた。
此処で編笠山へ向うコースと、山頂は通らずに
青年小屋へ向うコースとに分かれる。
朝に聴いたラジオの天気予報によると、
昨日まで雨を降らせた低気圧は東に遠ざかったが、
上空には寒気が流れ込んでくるので、一旦晴れても
その後急な雨や雷に注意が必要との事だったので、
大事をとり、山頂は翌日に行く事にして、
巻き道から青年小屋を目指す。
暫く行くと、雪道に…
所々凍っている。
登るにつれて残雪は多くなり、
小屋まであと5~6分のところで雹が降って来た。
山小屋到着!
一旦荷物を置いて、西岳へ行こうと小屋を出たが、
ズボズボのクサレ雪に閉口し、
乙女の水まで行って引き返した。
無雪期ならば片道5~6分で行ける所を往復30分以上もかかった。
小屋から見た編笠山
雹が降った後、一旦天気は回復した。
しかしこの数時間後、急に天気が崩れ
一晩中強風が吹き荒れる嵐になった。
ビュウビュウと音をたてて吹き荒れる嵐の夜だったが
小屋の中では酒盛り…
結局寝床に入ったのは11時過ぎだった。
寝床に入ったが、吹き荒れる風でガタガタと音を立てる窓、
入り込むすきま風、時々建物もグラッと揺れる程の強風だ。
部屋の中なのに息が白くなる程の寒さで、なかなか寝付かれず、
結局2~3時間ウトウトした程度で朝食前に目が覚めた。
翌日は晴天。
だが、風は強く小屋から頂上までの岩場の登りでは、
吹き飛ばされそうになる。
権現岳の頂上に目をやると、そこだけ雲の流れが異様に早い。
昨夜の宿泊者の中には、権現岳に行った人も多かった。
しかし、この時期の稜線歩きには、10本以上のアイゼンと
ピッケルは必須アイテムだ。
我々は6本爪のアイゼンとストック…(しかも1人1本)
しか持ってない。
昨夜の嵐で恐らく稜線は凍っている事だろう。
それに、家へ帰る時間の事を(高速道路の渋滞なども考慮に入れて)
考えると、やっぱ権現は無理。
潔く諦めた。
登りの岩場が終わった所から先は残雪。
昨日の嵐で雪は締り、凍っている所もあるのでアイゼンを付けた。
南アルプスの眺め
山頂からの展望は素晴らしかった。
権現岳とその向こうに見えるのが右から赤岳・横岳・阿弥陀岳だ。
編笠山の標識にはエビのしっぽがびっしり付いていた。
下りは押手川付近まで残雪。
巻き道より傾斜は急なので、アイゼンはずっとつけたまま。
だったのだが、凍った斜面で滑って転んで手を突いた拍子に
雪に埋もれていた丸太に当たって突き指し、
右手の薬指は腫れあがり…そして曲がらなくなった。
私が登る山といえば、東京郊外の高尾山と
西郷さんの銅像がある上野のお山くらいです。
高尾山は海抜599mですが、
それとて大きな仕事を成した気分で山頂に立ちます。
この大型連休では多くの登山愛好者が亡くなりました。
中高年齢層にはブームだとかで、そうした流れの片隅では
必ずこうした悲劇が繰り返されます。
この度の登山では、手堅い判断で無事に帰宅なされ何よりのことで、
これこそが山を愉しむ本道かと存じます。
少なくとも夏山とは全然違います。
天気が良くて暖かい時は、夏山のような気分です。
でも幾ら温暖化だと言っても登山道には雪が残ってるし、
凍っているところもあるのです。
麓からは雪が融けているように見えても、
実はしっかり積もっています。
特に命にかかわるこの時期は、
安全に、慎重に、そして楽しくが一番です。
高尾山って、もっと高い山かと思ってました…
麓に広がる関東平野との対比でそんな風に感じるのでしょうか、
私も普段は標高466mの大文字山とか、
標高も定かでない吉田山周辺をウロウロしています。
今日は良く歩いたよなぁ~と、充実感たっぷり味わった晩に飲むビールは、旨い!
そして、指大丈夫?
思えば、私の高校の修学旅行は
長野県白馬村に泊まって、毎日登山。
何処登ったんだか?
結構、メジャーどころ征服しています。
海抜599mの高尾山に今日も登ってきました。
山っていいね。
もう、平らなところ走ってもつまらなくて
海抜600mって事は、大文字山位かな。。。
大文字山はもっと低いか。。。
それにしても凄いな
やっぱ今年の冬は東山三十六峰トレイルにエントリーだね。
指はようやく痛みが和らいできました。
まだ完ぺきにグーは握れないけど。
今週いっぱいくらいは湿布薬貼っとこかな…
と、思っています。
下りは得意だけど、
足場が悪いと怖くてスピードは出せません。
ちなみに冬場は膝が痛くて走れません。
夏季限定のしょぼトレイルです。
指の骨に異常がなくて何よりでした。
今なら、はなまるちゃんとジャンケンすれば
勝てそう
下りも膝に気を遣いながら
ゆっくりしか下れない。。。
結局、どっちもゆっくりです。
靴底が厚くて硬くてしかも重い登山靴、
走るようには出来てないけど、
ランニング用のシューズを履いたって、
多分状況は変わらない…
決して靴のせいで無く、やっぱゆっくりしか
無理だにゃー(>_<)