たとえ外交のリップサービスとしてもG7で、オリンピックを支持するという言葉を得たからには、パンデミックの中でもオリンピックはやるんだろう。
ここまで来たら、もう、勝手にすれば、やりたいならやれという気分だ。ボロボロになって気づくこともあるのだろうから。
今回のオリンピックの意識レベルも、マイナス消フォース、になっていました。
何をしても、天は、もう今の政権に手柄を与えることはない、と申し上げておりますが、本当に自らの意志と選択で、閉ざされてしまう未来に突き進んでいるように思えてなりません。IOCもWHOも同様です。
2021年世界の崩壊、と高木善之さんが40年前の臨死体験中に見たビジョン。
それは私は、軍事と経済中心に作り上げてきた世界の、既存のあらゆる価値の崩壊だと思っています。
平和とスポーツの祭典と銘打った、近代オリンピックもそうだった。
招致の際の賄賂発覚や総理大臣と都知事の嘘、国立競技場建設のゴタゴタ、選手村へ行く専用道路のための築地移転のゴタゴタ。
エンブレム盗作問題、マラソン・競歩の開催地変更、あげくオリンピックを牽引してきた組織委員会元会長の森喜朗の女性蔑視発言。開会式演出責任者の女性の容姿を茶化したアイデア。
スポンサーから巨額の利益を得るIOC、ここに来て経理部長が自死したというJOC、大手ゼネコンや電通の姿も、数々のトラブルの中から見えてきた。
「感動」「絆」「平和」という言葉の下で利用される選手と労働搾取されるボランティア。
オリンピックの美辞麗句に隠れていた汚れた部分が表に出てきて見える化した。そして時代は急速に変わっている。
きれい事の内側のカネと虚飾にまみれたオリンピックの嘘に国民が気づくこと、それも、既存の価値の崩壊の一つであるのかもしれませんね。