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原発再稼働慎重に・・民主党117名の議員と菅前総理

2012年06月08日 | 脱原発
うちでは、新聞は、認知症の父のためにとっていると言っても過言ではないほど、父は新聞を見ています。読んでるんじゃなくて、見てるのです。
そして、活字の数を数えているかのごとく、じっと見ては、なぜか、1枚1枚取り外して、全部、ばらばらにしてしまう。

しかし、そんな新聞タイムは、父が静かに自分の時間を過ごしてくれる大切な時間なので、好きなだけ思う存分「見て」いただく・・・。
そんな訳で、私が新聞を読むのは、ほとんど夕方近い午後、遅い時は翌日、1枚1枚バラバラになりながらも、妙にきれいにたたまれた「新聞紙」を、父から受け取って、それをまた広げて、元の「新聞」に戻して、やれやれとお茶の時間だ。

で、6日の東京新聞のこの記事も、他のニュースでは全然取り上げていなかったので、翌日まで知りませんでした。
東京新聞を読んでいる皆さんなら、とっくにご存知だと思いますが、民主党の有志議員が、大飯原発再稼働をめぐって、慎重な判断を求めるようにと署名を集めて官邸に提出したという。

原発再稼働は、民主党の総意ではないということを、国民に示した形だけれど、いくら与党議員が署名しても、現総理大臣がまるで経済界の雇われ総理のような態度では、国民から見放されても仕方ない。



民主「慎重」117人分提出 再稼働問題 小沢元代表らの名も
2012年6月6日 朝刊

 関西電力大飯(おおい)原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働問題で、政府に慎重な判断を求める民主党有志議員の呼び掛け人代表の荒井聡元国家戦略担当相らが五日、国会議員百十七人分の署名を首相官邸で斎藤勁官房副長官に手渡した。

 最終的に精査した結果、署名数は衆院八十一人、参院三十六人で、うち呼び掛け人は六十五人。福島県選出の渡部恒三最高顧問や小沢一郎元代表、羽田孜と鳩山由紀夫両元首相も署名した。現職の政務三役や党役員には署名を求めなかった。

 荒井氏は署名提出後、記者団に「信頼を失った経済産業省原子力安全・保安院が安全性を主張しても国民の理解は得られない」と強調。「署名は多くの党議員が再稼働に慎重な証拠だ」と述べた。

 これに先立ち、民主党は関連する部門会議や作業チームの合同会議で再稼働問題を議論し、出席者から「強引に手続きをとっている」と政府への批判が続出。再稼働を最終決定する首相と三閣僚の四者会合に同席している仙谷由人政調会長代行は「安全をないがしろにしていない。強引にもやっていない」と反論したが、議論を続けることになった。


党内のこのような意見も、野田首相の目には見えず、耳には聞こえずなのか・・・。

これより少し前の6月2日、菅さんは、静岡県の湖西市で行われた講演で、「原発の運転再開をしなくても節電の努力により、この夏の電力需要は賄うことができる」と述べたことが、NHKのニュースで伝えられました。

"原発再開せずも夏の電力賄える"
6月2日 23時32分

民主党の菅前総理大臣は、静岡県湖西市で講演し、原発の運転再開をしなくても節電の努力により、この夏の電力需要は賄うことができるとして、関西電力大飯原子力発電所の運転再開は慎重に判断する必要があるという認識を示しました。

この中で、菅前総理大臣は「電力会社にしてみれば、お金をかけてつくった原発が動かせないとなると、下手をすると会社がつぶれてしまう。そこで『何とか動かさせてくれ』ということが問題の裏にある」と述べました。
そのうえで、菅前総理大臣は「かなり努力しなければならないし、国民も場合によっては、我慢しなければならないかもしれないが、そういう気持ちを持って対応すれば、原発が停止した状態でも、この夏はなんとかなると思っている」と述べ、関西電力大飯原子力発電所の運転再開は慎重に判断する必要があるという認識を示しました。また、菅前総理大臣は「原発を本当にやめるのかやめないのかという議論をしなければならない。脱原発を進めるかどうかの判断は、国政選挙で決める」と述べ、次の国政選挙では脱原発を争点にすべきだという考えを示しました。


>かなり努力しなければならないし、国民も場合によっては、我慢しなければならないかもしれないが、そういう気持ちを持って対応すれば、原発が停止した状態でも、この夏はなんとかなると思っている

一番暑い真夏の昼間の数時間が問題なのだから、高校野球を夕方からにするとか、みんなで知恵を絞って乗り切る覚悟があれば、なんとかなると私も思う。
もちろん、病院や人工透析の方など、優先的に回さなければならないところは回してあげて。

署名した再稼働慎重派の議員さんたちも形だけの署名で終わらせず、どうかを力を合わせて、なんとか、野田総理の目を覚ましていただきたいものだと思います。


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