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アブラムシのおばあちゃん

2010年07月11日 | 自然からのメッセージ
昆虫にも頼れる「おばあちゃん」分泌液で敵撃退(読売新聞) - goo ニュース

これ、個人的に、とても面白い研究だなって思って、編集画面の下書きに入れておいたんですが、ぐずぐずしているうちに、元記事が完全に消えちゃいました。

園芸を愛する人間にとっては、厄介者のアブラムシ。
以前見たNHKの「趣味の園芸」で、(どこまでもNHK好きな私。。)、このアブラムシを撃退するのに、もし鉢植えなら、上からシャワーをかけて、水と一緒にザーッと勢いよく流してしまえば、薬も使わずあっという間に下に落ちてしまいます、なんて言っていたけれど。
お尻から蜜を出して、ギブ&テイクでありんこに守ってもらうほか、自らは身を守るすべがない、実はとっても弱い虫だと思ってました。
だから、数で勝負で、どんどん増えていくのかなと。
だけど、そんなアブラムシも、ひとたび天敵が増えてくると、あっという間にいなくなってしまうのだから。

でもね、それだけじゃなかったんだ、アブラムシの身を守る術って。ヨシノミヤアブラムシという種は、繁殖の役割を終えたメスがわが身を犠牲にして子孫を守っていた・・・という研究発表がありました。なんだか、ちょっこし感動。

以下、青字のニュース記事は、「かかしさんのまど」様から、元記事をお借りしました。

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(2010年6月21日 読売新聞)
 繁殖期を終えたアブラムシのメスが自分を犠牲にして、外敵から巣を守ることを東京大学博士課程の植松圭吾さんらが発見した。
 人間やクジラなどでは、メスが子育てを終えた後も長生きして血縁者に尽くす「おばあちゃん効果」が知られているが、昆虫で確認されたのは世界で初めて。
 植松さんらは、常緑樹のイスノキに巣を作る「ヨシノミヤアブラムシ」を観察。テントウムシの幼虫などに襲われた時、成虫が腹の穴から白い分泌液を出し、体ごと敵に張り付いて行動の自由を奪うことを突き止めた。捨て身の行動をした成虫は、ほぼすべてが繁殖を終えたメス。繁殖後は卵の代わりに防衛用の分泌液で腹部を満たすように変化することも分かった。
 人間の場合、「おばあちゃん」が長生きし、知識や経験を伝えることが進化上有利に働いたという説が提唱されている。


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おばあちゃんの力、偉大なり。人間もゾウもアブラムシも。。。

かかしさんのまど」様には、テントウ虫の幼虫がアブラムシを食べている、すごい写真もありました。
同時に紹介されている朝日新聞の同じニュースも合わせて読んで、面白い!

ただ、木村秋則さんの研究によれば、植物が健康であるなら、循環が良ければ、虫がつかなくなると、いうことです。
今現在、土の中の状態がよくなり生態系のバランスが良くなった木村さんのりんご園には、かつて、山ほどいた虫がいなくなったということです。
それは、すごくよくわかる気がします。我が家の梅の木も、かつてはアブラムシがいっぱいで、新芽はチリチリ、実もあまりなりませんでしたが、今は農薬もまかず肥料もなし、ちょっとした工夫だけで、今はほとんどアブラムシはつきませんからね。
「虫がつくのは、植物の過剰な栄養分を虫たちが吸い取っているから」という木村さんのお話は、いつものことながら目からうろこです。



年を重ねたその手には、経験と知恵が刻まれている



なお、「人類の場合、おばあちゃんが長生きし、知識や経験を伝えることが進化上有利に働いた」というおばあさん仮説
惑星科学者の松井孝典東大名誉教授が、提唱していましたが、どこかの都知事さんがこれを180度間違って解釈して「文明がもたらした最も悪しき有害なものはババア」なんて、お上品なことを言ったものだから、かえって有名になってしまった仮説のことでしょう(笑)。


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