1月18日、関東地方の平野部にも 降雪がありました。
雪が止んだ後は 雨になり、その後の寒さもあって 日向でもなかなか融けずに
雪面はガリガリ 乗っても 完全には沈みません。
残っているかなと期待していた ガガイモの実は、重い雪に閉じ込められ
残念 最後の観察をすることはできませんでした。
また 来年の出会いを期待することにして
2015年の ガガイモの実と種髪の様子を、残しておきます。
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楽しみにしていたガガイモの実が割れて
種髪がちらっと見えていました。
2015.12.16
中には、種がびっしりと詰まっていますね。
この様子は、キジョランと同じ
機が熟すと、種は種髪を広げて 飛び立っていくはず
キジョランやテイカカズラなど の種が飛ぶ様子は 見たことがあるものの
ガガイモは 実が付きにくいようで、これまで見たことがないのです。
その数日後のこと
あれれ 乾燥したのかな・・・ スリムになってるような
そろそろかな
と、わくわくしながら待っていたけれど、飛びません。
そしてまた、数日後 に行ってみると
わぁ 出てきましたね。
ふわふわ揺れる種髪が 日射しを受けて きらきら
『ウィキペディア』 によれば
「 民間伝承上の謎の生物ケサランパサランの正体はガガイモの種だとする説がある。」
だそうです。
種子と種髪は 容易に離れるので、そんなふうに見えるかもしれませんね。
種の長さは6mmほど
薄くて軽いので、華奢な種髪でも 風に乗れば 遠くに行かれますね。
実が割れてから 種が飛び出すまでに 時間がかかったおかげで
毎日は 見に行かれない私でも 見逃さずにすみました。
ガガイモ(蘿摩/鏡芋) : キョウチクトウ科 ガガイモ属
ガガイモの花
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種髪のついた種を飛ばす 植物
(種髪とは、裂開する袋果の種子を飛ばすために、種子に付いている毛の事)
以前、裂開したものの、種を飛ばせずに腐ってしまったキジョランを見たことがあります。
何かしら条件が合わなかったのでしょうね。
また来年に期待しましょうね。
こちらは、刈り取られたと思った実は、垂れ下がって叢に隠れていただけだとわかって喜んだのですが、
その後は一向に熟さないで、なんとなく萎びてしまいました。
また来年かしらね。