夏山はじめは、南八ヶ岳へ
高曇りの 快適な稜線歩きと
お花を楽しんできました。
一日目
美濃戸口7:00-美濃戸7:55-9:50赤岳鉱泉10:10-11:50赤岩ノ頭12:00-12:15硫黄岳
13:00-13:30硫黄岳山荘
二日目
硫黄岳山荘5:50-6:45横岳7:00-8:50天望荘9:15-9:45赤岳10:15-10:35天望荘
10:40-地蔵分岐10:45-11:25行者小屋11:50-13:30美濃戸13:40-14:25美濃戸口
この季節に歩いたことのない 南八ヶ岳へ、N さんと二人で出かけることにしました。
三連休の中日出発ですから、駐車場は 当然 満車で入れず
美濃戸口のさらに手前に 路駐し、林道歩きからのスタートとなりました。
この成り行きは、想定していたものの
予想以上に 悩まされたのは、手ごわいアブでした。
虫よけスプレー、リング、シールと
準備に怠りはなかったつもりですが
敵はその上をいくしつこさで、攻撃してきます。
ウツボグサやら サワギクやら ホタルブクロやら を横目に
美濃戸への林道を、ただひたすら 歩きました。
そして、美濃戸からは 北沢を歩いて、赤岳鉱泉を目指します。
しばらくは林道を行きますが
魅力的なお花の登場に立ち止まると
たちまち 10匹近いアブにたかられ
あちこち刺されてしまいます。
虫よけスプレーの香りのせいで
木々の匂いも感じることができず
全く、踏んだり蹴ったりとは このことです。( 泣きっ面に蜂、の方が合ってるかしら )
堰堤広場で沢を渡り、しばらくすると、ようやく虫がいなくなりました。
やれやれ・・・
沢沿いを歩く 北沢は、涼やかな水の音と
お花だって咲いていますよ。
オトギリソウ/カラマツソウ/キバナノヤマオダマキ
コバノコゴメグサ/キバナノコマノツメ/マイヅルソウ
歩き始めてから 3時間近く
ようやく赤岳鉱泉に着きました。
横岳の上空には 雲がわいてきていますが
今日は硫黄岳山荘までですから、あわてずに小休止
元気を取り戻して出発すると、ジョウゴ沢の手前では、お花がたくさんあり
コガネイチゴ/クロクモソウ/タカネグンナイフウロ
テガタチドリ(← 左)や キソチドリ(← 右)
キンポウゲも見られました。
右岸に渡り、赤岩ノ頭へと登って行きます。
針葉樹の森には
可憐なオサバグサ(← 左)や
ズダヤクシュ(← 右)
白くて小さくて 可愛いお花たち
ピントが合いにくく
何度トライしても ボケボケですが
ゆっくりで 大丈夫
もう アブはいないんですもの
木々を透かして 阿弥陀岳が見えるようになり、青空が大きくなってきました。
下ってくる人たちが
「上はカンカン照りで、大変だよー 」 と
口々に 教えてくれるので
木陰で休んでから上がっていくと
赤岩ノ頭のすぐ下に出て
待っていた 夏空が広がっていました
雲が多くなってきていますが
赤岳と阿弥陀岳
横岳も すっきりと見えています
そして、硫黄岳への登りでは
暑さに少しお疲れ気味の お花たちが、わずかに咲いていました。
ハクサンシャクナゲ/ミヤマシオガマ/ミヤマダイコンソウ
イワツメクサ/コケモモ/ツガザクラ
北では、天狗岳と蓼科山が 私たちを呼んでいるよう
今回は行かないけど、またいつかね
ジグザグに登って 硫黄岳へ着くと
あらあら
いつの間にか 雲に覆われてしまいました。
でも、ピーカンだと 暑くて居たたまれないので
これは ちょうどよかったかも
しばらくのんびりしましょう。
爆裂火口を覗いたり
二度目のランチをしたりして、のんびりまったり
山で過ごす こんな時間はみんな大好き お昼寝をしている人もいます。
そして、硫黄岳山荘へ向かって歩き出すと
咲き始めたばかりの、とびきり美人の コマクサが、出迎えてくれました。
大きな株こそ そんなに多くはありませんが
両脇に張られた ロープの向こう側に、たくさん咲き広がっています。
時間もたっぷりあることだしと
ここでもまたゆっくりまったり
夫が一緒なら 先に行かれるところですが
私よりも さらに熱心な N さんは
まだまだ時間が足りない様子でした。
でも、いつの間にか 太陽が復活してきて、山の上でも、暑いこと 暑いこと
山荘に入って、しばしの休憩となりました。
硫黄岳山荘のトイレは ウォシュレット付きの水洗で、建物も木の香りがして快適
山小屋に必要な設備かどうかの議論はともかくとして
処理事情が許すところでは なるべく快適に過ごしたいなぁと、つい思ってしまいます。
その後は、山荘付近の散策へ出かけます。
この付近は キバナシャクナゲの自生地だということですが、お花はもう終わりで
また、他に咲いているお花もわずかしかなく
山の夕刻をお花畑で過ごしたいという願いは、残念ながらはたせませんでした。
おまけに、今日は高山病?
頭痛と吐き気で 食事もほとんど食べられず
(夕食に出された枝豆だけが美味しかった)
早々にお布団に潜り込んだのでした。
* * * * * * 2日目に続きます * * * * * *
きゃーなんちゅーニアミス~~(ニアじゃないかな?笑)
わたしは爆裂火口の北側から、火口を覗く はなねこさんを見ました!!(嘘ですw)
夏沢峠から硫黄岳の頂上に沢山人が居るのを見てたのはホントです^^
はなねこさんが硫黄岳に居た頃、私は丁度根石岳~天狗岳へ向かってるところでした♪
わーいわーい、なんだか嬉しいな~♪
コマクサ女王様、わたしもお側のお山で見てました。うふふっ(*゜v゜*)
あ・・・すみません。。。一人興奮してしまいました(笑)
またまた花の大百科となっているこの記事も、
それだけ八ヶ岳にもお花が咲いている証拠ですね。
そうそう、
私、そう言えば何度か硫黄岳を歩いているのですが…
よく考えると、雪のない硫黄岳を見たことがありませんでした。
と言うことで決めた。
今年は夏の硫黄岳に行ってみようと!そしてお花を見ようと!
早速、計画立ててみましょっと^^
なんと!
コースタイムを拝見すると、2日目の横岳のあたりで
確実にすれ違っていますねー。
私は行者小屋でテント張って、翌日、地蔵尾根を上がり、
赤岳~横岳~硫黄岳・・・と縦走していました。
横岳の山頂は超満員だったので、
あのあたりかな・・・
それにしても暑い日でしたね。。。
良い時期に行かれましたね。僕も行きたいなぁ。
青い空と山々がとても美しいですね。花もいっぱいだし。ヤツガタケスミレも見れましたか?
そうそう、ここのアブはめっちゃ多いし、しつこいし。あれはどうしたらいいんでしょうね。
アッキーマッキー
辛いよねー
私も辛かったわ・頭が痛いのはいつもの事だけど
寒気がしちゃって、眠れなくって
お布団に入っても寒くて震える位だった・・
それからは十分に気をつけてます・恐いよん。
硫黄岳山荘って良いらしいですねー
八ヶ岳だと中々泊まる機会がないんだけど
ゆっくり楽しむには是非こんな感じで行きたいですね。
高原は花がいっぱいで
夏山一弾早く動き出そうと思っても
色々あって動けませんわ゜.+:。(ノ。σ、)゜.+:。
高山病?
暑かったから、余計なエネルギーを使っちゃったのかしら。
後遺症(?)は大丈夫?
この何週か、ヤツではアブがすごかったみたいですね。
私の友人たちも桜平でひどい目にあったって言ってました。
最近のヤツのアブはヒドイみたいですねェ
刺されませんでしたか?
赤岳鉱泉までもトレイルって素敵ですよね
って冬しか歩いてないから 歩きたいなって思っているんだけど・・・
お花好きのお友達と一緒なら 時間気にしないで歩けますね(#^.^#)
高山病・・・私は今のところ大丈夫だけれど
それでも3000m級の山だとちょっと頭が痛いような気がします
気をつけないとですね って気をつければ大丈夫なのかしらん?
げんさんとすれ違っていたなんて!!!
コマクサも可愛いいですね ご飯も美味しそうだなぁ~
続きも楽しみにしてますね
それがなければ もっと八ヶ岳に通うのになぁ・・・・。
まいっちゃいますよね・・・・┓(´_‘)┏
でも 天候に恵まれた稜線は 花が多いし 楽園ですよね。
あれ?
はなねこさん 高山病って・・・・?
以前 横岳でお会いした時は 大丈夫だったのに・・・
珍しいですよね?
ブログでも 初めて見たような気がしますが・・・。
今頃の八ヶ岳は花もいっぱいですが、アブも沢山いますね。私は
「お岩さん」状態になったこともあります。頭痛に吐き気でしたか、
多分熱中症ですよ、頑張り過ぎと思います。暑い時は良く水分と
塩分を摂って、良く食べながら歩いて下さい。私はそれで40日も
入院して、内臓不全で死ぬ一歩手前まで行った事があります。
あらら♪ 根石岳から天狗岳だったんですか。
それじゃあ あれね
レポにも書いたけれど、天狗岳が呼んでいるような気がしたのは
かわみんさんの引力だったのね (^-^) すごいわ~(笑)
キスゲの次はコマクサね。
山に出かけられるようになってよかったですね。