こうして 上から見ると、柔らかで美味しそうにさえ見えますが・・。
バラやタラノキのトゲほどには武装的には見えないものの
イラクサの細いトゲにはアリやハチの毒成分である蟻酸などが含まれていて
刺さると炎症を起こします。
生薬名は「蕁麻(ジンマ)」で
「蕁麻疹」は、この植物に触れてかぶれたようになることから
つけられた名だそうです。
そして
今回は 奥多摩での出会いでしたが
もしかして、鹿に食べられてる?
これも
こんな有毒なものも食べるの?
調べてみると、イラクサもやはり食害にあっているそうで
奈良公園のイラクサについての 興味深い記事がみつかりました。
それは、奈良公園(奈良市)に自生するイラクサが
公園のシカに食べられるのを防ぐため 毒をもつ “とげ” を多く持つよう進化した
という研究結果が発表されたというものでした。
「研究結果」そのものは探し出せませんでしたし
記事は 2007年の掲載で 今更な感がありますが、リンクしておきます。
⇒ ★
ニホンジカによる食害はますます深刻さを増している様子。
奈良公園のイラクサは 確かに賢くてたくましいけれど
自衛のできないものたちのことが心配ですね。
イラクサ、、、私の苦手な天敵です。😖
先々週も、倉沢の源流入り口にイラクサの群生があり、やむを得ず高巻して通過しました。
自分でも信じられないのですが、6年前の藪漕ぎでたっぷり刺が刺さった右太ももが、今でも時々疼くんですよ、、、!
イラクサは山菜として食用にもなると聞きましたので、鹿などは刺などお構い無く食べるものだと思っていました。。。
最近の奥多摩の鹿は、福寿草さえも食べる様になって来たそうですよ。。。
藪漕ぎでイラクサにやられましたか・・。
山歩きのベテランさんなので、洗浄用の水や塗り薬はお持ちだったでしょうが
今でも時々 疼くことがあるとは、イラクサ恐るべしですね。
とはいえ、イラクサは食用にも薬用にもなるんですよね。
ついヒト目線で考えてしまって、トゲは平気なのかなと思ってしまいました。
奥多摩のシカはフクジュソウもですか・・。
最終的には、マルバダケブキも食べるようになっちゃうんでしょうか。
コメントありがとうございます。
何と、さくらもちさんには この記事にピッタリなご経験がおありなのですね~。
手のしびれは一日中でも お医者さんにかからずに済んだのならよかったですね。
そして、シカは美味しそうに食べてましたか・・。
貴重なお話を聞かせてくださって、ありがとうございました。
食べる気は全く無いですけどね(^^;
※
見た目ではハシリドコロの方が美味しそう(^^;
お義兄さまは植物のことを(も)よくご存じなんでしたよね。
葉っぱにもトゲがあるものの 柔らかそうだし、お浸しで食べられそうと思いましたが
食用にするのは、主に茎だそうですね。
ハシリドコロ美味しそうですか? 出始めをふきのとうと間違えることがあるそうですから
ボッケさん気を付けてくださいね。