礼文島 最終日は
歩く人が一番多い 人気のコース
桃岩周辺です。
往き:香深-元地 帰り:知床-香深
元地-桃岩コース入口-元地灯台-知床
2人(夫)
桃岩周辺は 手軽なハイキングコースで
また、礼文島に咲くお花の大部分が見られることから
礼文島観光には かかせない場所になっています。
この桃岩コースを歩く前に
メノウ浜で有名な 西海岸の元地へ行ってみました。
香深から同じバスに乗ってきたご夫婦は、帰りのバスまで メノウ探しをするそうです。
この浜には もう一つ、地蔵岩という名所があります。
メノウ浜と地蔵岩( 〇囲みのところ)
お地蔵様の姿ではなく、合掌している手をイメージして付けられた名だそうですが
ここは西海岸ですから、夕日と地蔵岩は きっと ステキな取り合わせでしょうね。
地蔵岩からは、バスで下ってきた道を 桃岩コース入口へと登って帰ります。
(バス便次第ですが、桃岩コースの入口でバスを降りて こちらへ向かえば 下りです。)
途中、ユースホステルへ向かう道へと入ったところの 『桃台 猫台』からは
桃岩と
猫岩が見えます。
赤い屋根はユースホステル
背中を向けて 座っている 猫に見えますね。
車道をジグザグに登って行くと 桃岩は姿を変え
桃の種が見られるようになります。(中央部分、わかるかな・・・ )
桃岩トンネルを抜けると、桃岩コースの入口です。
さて、今日は どんなお花たちが待っていてくれるでしょう。
まずは 桃岩展望台へとゆるく登って行きますが
ツアーバッヂをつけた多くの人たちとすれ違います。
夏休みに入ると、むしろ減少傾向となるため
今が バスツアーの最盛期だそうです。
礼文岳や林道コースで出会ったガイドさんが、この日はこちらでお仕事中です。
登るにしたがって チシマフウロやレブンシオガマなどが 姿を見せ
イブキトラノオがそこいら中に 咲き広がっているのが見えてきました。
桃岩展望台に出ました。
ここからの桃岩
先ほどの桃台からのほうが 桃に近い形ですね。
(左下に 観光バスや猫岩が見えています)
北側には、礼文岳や林道コースの丘が
その右手下には、香深の町が見えました。
朝のうち 曇っていた空は だんだんと青くなり、暑くなってきました。
気温は 24度位で そう高いわけではないのですが、日射しが強くて 真夏のよう。
ちょっと長めの休憩をとってから、元地灯台へ向かいます。
この辺りでは、前方に 利尻富士を眺めながら歩けるのですが
残念ながら、海の上には ガスがたちこめています。
お花を見ながら 丘を進んで
海に近いところも歩きます。
今朝 歩いた 元地の海岸や
今しがた 歩いてきた 丘の道が見えました。
花と展望に恵まれた ステキなコースなのに
桃岩展望台から先は、歩く人がぐっと少なくなりました。もったいないですね
さて、肝心のお花はというと
礼文島固有種の レブンキンバイソウを ここでようやく見ることができました。
花色は
薄かったり濃かったり
(花びらに見えるのは萼片なのですが)
「金梅の谷」には もっとたくさん咲き乱れているのかと思っていましたが
少し遅かったようで、期待したほどではありませんでした。
オオハナウドやシシウドなどのセリ科の花と、イブキトラノオは
行く先々で、見渡す限りと言ってもいいほどの 一面の群落を見せてくれました。
その他のお花は、丘全体の広さを考えると、個体数が少なめで
毎日 たくさんのお花を見続けていたこともあって
感激はいまひとつといったところでした。( 贅沢すぎる・・・ )
エゾカンゾウ/レブンウスユキソウ/ヒオウギアヤメ
レブンキンバイソウ/チシマフウロ/おちゃめなイブキトラノオ
ハマナス/ミヤマキンポウゲ/ギョウジャニンニク
エゾカワラナデシコ/センダイハギ/エゾキヌタソウ
ミソガワソウ/ヨツバシオガマ/アザミ(種類は?)
前方に元地灯台が見えてきました。
最後にもう一度 北端の日本海を眺め
ここでも一面に咲く このお花たちに感心し
知床の町へと下りました。
バスを待つ間に
こうして、礼文島での お花三昧の五日間が終わりました。
今回は都合で 6月末からの出発となり
利尻山に咲くお花にはちょうど良い頃でしたが
礼文島は、もう2、3週間早い方が もっとたくさんのお花を見ることができそうです。
レブンアツモリソウを見に もう一度訪れてみたいと思いました。
礼文島の トレッキングコース
レブンシオガマのこと
レブンシオガマは
輪生する葉の数が、5~10枚と多く、花序も格段に長くなっていて
上方の花が咲くときには 下が涸れているものもありました。
ヨツバシオガマよりも ワイルドな印象です。
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