はなねこ山 Ⅱ

山歩き里歩きと 野の花山の花

スミレが大好き ♪ 蝶や虫も
 
   

北峰、麻生山 ~ 紅葉の尾根     2015.11.16

2015-11-18 | 11月12月に歩いた山

麻生山は権現山(山梨県)の西側に位置する ピークです。

ともに 自然林が美しいという 鋸尾根と長尾根の紅葉は、どんな様子でしょう。

前日までの雨模様から 一転、晴天予報となった月曜日に出かけました。

 

 

 

駐車スペースに車を置いて 小姓の集落へと向かい

民家脇の杉平登山口から歩き始めました。  

                              (小サイズの画像は、クリックで大きくなります。)

 

 

登り始めは、倒木が多くて 歩きにくい 植林帯です。

くぐったり乗り越えたりと、我慢しながら登って行くと、しだいに広葉樹が混じり始め

色づく森になりました。   

 

 

  

尾根の東側を進む登山道では、朝の光に オレンジ色が

 

ところどころに 赤もあるけれど、今日は 黄色と橙色が主役で

 

 

どうです   この色

 

落ち葉に足をとられそうになる 急登も、このビタミンカラーがあれば 頑張れます。

 

足元に落ちているのは、ヤマモミジやオオモミジ、コシアブラ、ダンコウバイ

ウリハダカエデ、ウリカエデ、イタヤカエデにエンコウカエデ、??の葉、などなど

 

見事に色づいた木もあれば 緑が勝っている木もあって、一様でないのが また魅力

もっと早くても 遅くても、楽しめそうです。

 

尾根に乗りました。

 

眺望は梢越しにしか得られませんが、なんて 気持ちのいい森でしょう。

広い尾根は、積もった落ち葉で時々踏み跡がわからなくなってしまうけれど

ピンクテープがところどころに付けられているので 大丈夫

 

 

高度が上がるにつれ、落葉した木が多くなりました。

青空が嬉しい  

 

葉を落とした梢に、やさしい色合いが お似合いですね。

  メグスリノキ

 

1129m ピーク付近の道標を過ぎると、アップダウンの始まりです。 

 

  右前方に見えている あの凸凹に向かって

 

まずは 急な斜面を鞍部まで下っていくと、右手谷筋に こんな彩りが現れました。  

きれい~  ここを ずっと下っていきたくなりますね 

 

その後の露岩ピークは南側を巻き、さらに、岩がちの稜線を 小さくアップダウン

急登の先に「鋸尾根」の道標を見て わずかに登ると

 

北峰(1202m)に着きました。  

南側の木に掛けられている 場違いで派手な鏡は、何があったのか、割れています。

 

今日は気温が高くて 霞んでいますが

重なる山並みの先に 富士山も見えて、いい眺め

 

西は、南大菩薩から小金沢連嶺、大菩薩嶺

今 歩いてきた稜線の向うには、どっしりとした楢ノ木尾根が見えます。

  

7、8人も座ればいっぱいの山頂だけれど、幸いなことに 今は貸切りで

この先の麻生山では眺望が得られないので、ここでゆっくりと ランチにしました。

 

 

北峰からは 転んだら止まりそうもない急斜面で、先を行く夫は小人のよう (見えるかな)

こんなところに根を張って生きている木々は エライなぁ。。  

 

 

さらには、こんな岩場も越えて

 

 

すっかり穏やかな尾根になると 尾名手峠で、右には 巻道が分岐しています。

ここで、今日 最初で最後となる 単独の登山者とすれ違いました。

巻道を来たという その男性によると、道がつぶれてわからなくなっていたそうです。

 

  巻道分岐

 

麻生山までは 広い尾根道です。

足元で音を立てているのは、ミズナラやブナ、何だかわからない葉っぱ

 

 

「麻生山」と書かれた 古い標識を見て、さらに数分歩くと、三角点のある山頂でした。

麻生山(1267.5m)  

 

眺望のない麻生山は写真を撮って通過

次の小ピークから 右手に折れて、長尾根へ入りました。

 

長尾根への分岐

 

丈の低い笹が生えている この下りも、けっこうな急斜面で

落ち葉で踏み跡がわからなくなることがありましたが、尾根をはずさなければ大丈夫

ところどころに ピンクや赤のテープも付けられています。

15分ほど下ると、尾名手峠からの巻道と合流しましたが   

「麻生山」の標示は巻道方向を向いています。??

 

 

楽しみにしていた長尾根の紅葉でしたが、残念なことにすっかり雲が広がってしまい

ハッとするような 鮮やかな赤も見られるものの、見栄えはいまいち

でも、日が当たっている 西側の尾根はとってもきれい 

鋸尾根の凸凹がよくわかります。  (写真ではよくわからないかも)

 

ときおり 日射しが届くと、鮮やかな色に

 

ずっとずっと こんな尾根を行きます。

 

名前通りの長い尾根道は、これといった眺望も 緊張する岩場もなく

紅葉した木々を見たり、足元の散紅葉を楽しんだりしながら

ただ ゆるゆると下っていきました。

 

高度が下がると 低木幼木が見られるようになり

色合いも混然としてきて、これはこれで またきれい

 

   やがて隣の尾根へとトラバース

広葉樹の混じった 松や檜の林をわずかに下り

天神尾根 駒宮分岐を右に折れて、駒宮登山口へと下り着きました。

 

登山口近くでは、正面に 中腹が色づいた オゴシ山がくっきり

空は、いつの間にか また青くなっていますね。

 

右手には、歩いてきた鋸尾根や北峰が 見渡せました。

ここから見ても 凸凹してますね。

 

 

二年前、笹尾根の槇寄山から ギザギザの尾根を望んで以来

いつか歩きたいと思っていた 北峰と麻生山でしたが

紅葉の美しいときに 登ることができて、印象に残る山行となりました。

 

 

***********************************

 

 杉平登山口8:50-11:15北峰11:45-12:15麻生山12:20-14:20駒宮登山口

 

 

コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 晩秋のスミレ探し 2015 | トップ | 里山 ~ 晩秋の彩 »

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
きれいですね (リブル)
2015-11-18 22:36:05
こんにちは。
天気がよいといい景色ですね。
富士もばっちりでうらやましい。
あのあたり、紅葉も意外にきれいですね。

鏡は5月に登ったときにすでに割れていました。
人が割ったというよりは、暴風雨などで割れたのでしょうね。
返信する
Unknown (nousagi)
2015-11-19 11:58:11
随分きれい、
いいところ見つけましたね。
来年まで忘れないでいられるかな・・・(^^;)
新緑のころも良さそうですね。
返信する
リブルさん♪ (はなねこ)
2015-11-19 21:18:13
リブルさんの記録も拝見していました。
新緑の頃も気持ちよさそうですよね。
スミレ探しに行くのもいいかもしれませんしね。 

割れてしまった あの鏡は、片付けてほしいなぁと思いますが
自分がやるのは ちょっとね。いやですよね。

リブルさんのようにバリルートを歩かれていると
人知れず・といった場所の紅葉も見られるのでしょうね。
返信する
nousagi さん♪ (はなねこ)
2015-11-19 21:23:10
静かでいいところですから、来年ぜひどうぞ。
新緑の頃ももちろんいいと思いますよ。
イワカガミもヒカゲツツジも咲くようです。

富士山の眺めも なかなかでしょう?
やっぱりお天気だと楽しいですね。
返信する
Unknown (ボッケニャンドリ)
2015-11-19 22:16:48
麻生山ってのは初耳山だけど富士山が見える風景には馴染みがあります。

> 尾根に乗りました。
この雰囲気いいですねぇ。

> 重なる山並みの先に 富士山も見えて、いい眺め
山頂がちょこんと角みたいになって山は三つ峠かな?
返信する
ボッケニャンドリさん♪ (はなねこ)
2015-11-20 21:52:59
こんばんは。
「初耳山」とは また  初耳でした~。
麻生山は登山道の途中のような、目だたない山頂で
近くの権現山は知られていますが、ここはご存知ない方も多いようです。
北峰からの写真はかなりボケてましたね。
ちょこんと角みたいになっているのは、おっしゃる通り、三つ峠だと思います。
返信する
Unknown (ゆき)
2015-11-23 20:46:19
はなねこさん、この秋はずいぶん紅葉のお山に行きましたね。
で、はなねこさんのレポですっかりその気になっていたけれど、
よく考えてみたら、自分では一回だけなんでした。

今ならまだ間に合う山がありそう、
執念でもう一ヶ所くらいは。
返信する
ゆきさん♪ (はなねこ)
2015-11-24 09:25:37
尾瀬の紅葉は素晴らしかったですものね~。
私もいつか見てみたいと思いました。

超低山なら、きっとまだ間に合いますよ。
葉っぱたちの最後のきらめきを見てあげてくださいな。
そういう私も、もう一箇所くらいはと思ってるんですけど 
返信する

コメントを投稿

11月12月に歩いた山」カテゴリの最新記事