大きな富士山と春のお花を見ようと
開運山と木無山に登り
芽吹き前、萌黄色、淡い緑、新緑と
移ろう木々の様子を楽しんできました。
( 写真は、中央高速から見た 三ツ峠山 )
三ツ峠登山口9:30-10:50三ツ峠山荘11:00-11:10山頂11:25-屏風岩-
三ツ峠山荘13:00-木無山13:10-母ノ白滝15:20-16:00浅間神社
( お花の写真を撮りながらゆっくり歩いています )
今日は 三ツ峠山が初めてのNさんと二人旅
計画では、河口浅間神社近くに駐車
河口局前から バスに乗って 裏登山口へ移動し
木無山から浅間神社へ下る予定でしたが
バス時間よりかなり前に到着してしまったため
神社から山頂まで のピストンに変更です。 富士河口湖町指定天然記念物・栃の木
神社に沿って歩き始めるとすぐに、イカリソウやチゴユリ、ヒトリシズカ
さらには イブキスミレが咲いていて、いつものことながら前に進めません。
少し進むと、こんどはアカネスミレやレンプクソウ、ユキヤブケマンに呼び止められ
ヒトリシズカ/レンプクソウ/イカリソウ
天然記念物の栃の木を見上げ、きらめく若葉にみとれていると
足元には エンレイソウ、ニリンソウ、ハナイカダ、ルイヨウボタンが見えて
エンレイソウ/ルイヨウボタン/ユキヤブケマン
もうここだけで すっかり時間を費やしてしまいます。
そして、登攀意欲をなくしてしまった私たちは
当初の予定通りにバスで裏登山口へと向かうことにしたのでした。
萌え出したばかりのカラマツの緑
ミツバツツジの鮮やかな花色などを楽しみながら
15分ほどバスに揺られると、登山口です。
昨日の嵐のようなお天気が うそのように晴れわたり、暑いくらいの陽気のなか
青空に映える オオヤマザクラにうっとりしながら
少し先の、トイレもある 駐車場へ
ここからは 車も通れる 幅広い 面白みのない道ですが
陽に透ける バッコヤナギやクロモジの花などを見上げ、スミレを探しながら
三ツ峠山荘に出ると
少し霞んだ 大きな富士山が迎えてくれました。
左後方を振り返ると、屏風岩がそそり立ち
その岩壁には、いくつもの人影が見えています。
とりあえず あの山頂まで行ってきましょうと、四季楽園の前を通り
ジグザグに登って
写真等でおなじみの この場所へ。
今日は雲の流れが速く、太陽は顔を覗かせたり隠れたり
たった10分ほどの間に 富士山の山頂には雲がかかり
御坂の山並みの右奥には、南アルプスらしき 雪の山影がうっすらと見えました。
三ツ峠山は、三角点のある 開運山、木無山、御巣鷹山、三山の総称ですが
今日は、展望のない 御巣鷹山はパスして、屏風岩まで行ってみることにします。
鎖の付けられた 階段や岩の道を下っていくと
屏風岩は想像していたより大きく
そこでは、大勢の人たちが岩登りの訓練中でした。
声を掛け合いながら よじ登っていく様子は、緊張感のなかにも楽しさが感じられ
いつまでも見飽きることはありませんでしたが
岩登りなどできず、また始めるつもりもない私たちが ここまで下りてきたのは
もちろん 見学だけが目的ではありません。
あの可愛いお花を探しにきたのですが
残念なことに、見つけることはできませんでした。
予想外だったのは
キバナノコマノツメが 点々と咲いていたこと
5月の初めに見られるなんてね。
屏風岩の先の 『 一字一石供養塔 』まで行って、ランチ休憩
帰りは、途中から 左手に 階段を上がって、三ツ峠山荘へ出ました。
味気ないけれど 短時間で高度が稼げる 階段は、時には 便利です。
展望地から木無山(1732m)へと
両脇に植物保護のロープが張られた尾根を進み
天上山への道を分けて
自然林の尾根を下っていきます。
落ち葉がたくさん積もった 明るい林の中では、エイザンスミレがたくさん咲いていて
こんどは スミレを探しながら、ゆるゆると下って行きますが
エイザンスミレ エイザンスミレ
エゾアオイスミレ エゾアオイスミレ
ふと 目をあげると、なんてすてき
新緑の頃や紅葉の様を思うと、わくわくする道なのでした。
振り返り見る 尾根道
西川林道を横切り、寺川に沿って 母の白滝へ下って行くにつれ
緑が萌え出し、流れる水の音が爽やかに聞こえるようになりました。
母の白滝
さらに下って、こんな春色のなかへ
足元には、また スミレたち
ヒナスミレ マルバスミレ
イブキスミレ ナガバノスミレサイシン
アカフタチツボスミレ アカネスミレ
土壌のせいなのか タチツボスミレやナガバノスミレサイシンは色が濃く
夢中になって見ていると、この陽気に誘われた ヘビくんのお出ましで
ちょっと怖気づいた 二人が その後は慎重になったことは、言うまでもありません。
たっぷり時間をかけて下り着いた登山口の付近では
すっかり雲のなくなった空に
富士山が輝いていました。
河口浅間神社
ヒゲネワチガイソウ/アケビ/ハナイカダ
以前、梅雨時に 裏登山口から山頂まで往復した際、お花は多くても 登山道はつまらなく思えて
その後は 三ツ峠山に足が向きませんでしたが
季節とコースを変えたことで 印象が変わり、次はまた 違うコースを歩いてみようと思いました。
ところで、写真が変わった感じがするのですが
カメラ変わりました?
気のせいかな・・・。
お花てんこ盛りの三ツ峠山でしたね。山荘にもおたづね下さい。私の紹介と言えば、お座布団くらいは出してくれるかも(*^-^*)。
キバナは4月下旬から咲きますが、今年はどうだったのでしょうね?あの花、多分、あの花だと思いますが、もう少し後だと思いますよ。
それにしても、はなねこさんの文章は素敵ですね。
そうそう、カメラ変わりましたか?今までと全然違いますよ。それとも、プロに転向した!?
はなねこさん、カメラ変わったの??
↑
の質問をする皆さんは凄いね、
私なんて全く解りませんでした。
三つ峠・富士山を見るにはいい山だと思っていたんだけど
最近は行かないわ・・・。
お花がたくさん咲いていて
はなねこさんの足が進まないのがよく解りました。。
もうニョロの洗礼を受けちゃったの?
あ~そんな時期なんだね・。
嬉しいことに、お花がたくさん咲いていました♪
ちょっと霞んでいたけれど、富士山も見えてよかったわ。
カメラ? 変えてないけど
暮れにパソコンを買って、ソフトが変わったからかしらね。
キバナってなんですか~!?
もしあれのことだとすると、咲いている場所をしらないんです。
またまた 大きな魚を逃しちゃったのかしら・・・。
可愛いピンクのお花のほうは、もっと後なんですね。
わかりました。
文章が素適? 写真が今までと違う?
アッキーマッキーさんたら、お上手ですね(^-^;)
でも嬉しいです。がんばりますわ♪
『山と溪谷』×サントリーオールフリーハイキングツアーの企画を担当しております、
室元と申します。
突然のコメント大変失礼いたします。
このたび、新緑の美しい大菩薩嶺にて、人気のイラストレーター鈴木みきさんと、
道中オールフリーをお楽しみいただきながら歩く、モニターツアーを実施することとなりました。
現在、ヤマケイオンラインで一般のご参加者を公募しておりますが、
より多くの登山愛好家のみなさまにもこのモニターツアーの様子をお伝えしたく
素晴らしい山のブログ記事を書かれています、はなねこ様にも、
ぜひゲストブロガーさんとしてご参加いただけないかと思い、
不躾ながらこちらにコメントをさせていただきました。
もしご興味を持っていただけるようでしたら、
はなねこ様をご招待したいと考えておりますので、
下記のメールアドレス宛てにご連絡をいただければ幸いでございます。
gourmet@suntory.co.jp (担当:室元)
なお、このモニターツアーの道中の模様は、『山と溪谷』8月号(7月15日発売)誌上、
ヤマケイオンラインWebサイトなどでもレポートされる予定でございます。
(誌面・Webサイトでの顔出し可否につきましては、はなねこ様のご意向に添うつもりでおります)
イベントの詳細は下記ヤマケイオンラインの募集告知サイトをご覧ください。
https://www.yamakei-online.com/secure/suntory_allfree_monitor.php
突然のコメント、長々と大変失礼いたしました。
これからもはなねこ様の山行記事を楽しみにしております。
北岳に行く前に登ったんでしたっけ?
milk さんは健脚なんだわ・・と、びっくりしたんですよ。
三ツ峠はお花が多いとは聞いていましたし
実際、6月に登った時にはたくさんのお花に出会いました。
でも、なんとなく足が向かなくなっちゃって・・・。
今回はとてもよかったので、また行こうと思います♪
周回してくるコースしか歩いた事ないのですが色んなコースが有るようですね。
あの岩の下に可愛いお花が咲くんだ。
ピンクやら黄色やら以前は登山道でも目にすることが出来たそうですが
近頃はどこかでひっそり咲いているだけなのでしょうね。
ピンクは6月頃だったと思います。
はなねこさんヤマケイのモデルさんになちゃうの?(・。・ )( ・。・)?
凄いね。
モデルさんになったら教えてね。
絶対本買いに行くから。
お花がいっぱいで先に進めない・・・
この季節の嬉しい悩みですね(笑)
8日は奥多摩の私でしたが
さすが~三ツ峠からは富士山見えたんですね
写真を見ていてもしかしたらこの前会ったのはルイヨウボタンかなって
今思いました♪
あ、先日行った坂戸山では大きなヘビがどくろを巻いていました・・・
やっぱり苦手だわ~大慌てで先を急いじゃいました