EF8 納車 EG6油圧ミッション流用

会社の上司からお話を頂き、エンジンブローしたEF8　CR-Xをほぼタダで入手する事ができました。



EGですら部品が無いのに、EFはもっと厳しい戦いになる事は譲り受ける前から重々承知だった。

しかし、まさかこんなものまで出ないとは…

1号機EG6の後は2号機EG6の予定でしたが、せっかく頂いた話だったので譲り受ける事にしました。

さて、エンジンは完全にブローしておりクランクが手回しでも出来ない状態。
自分も以前やらかしたコンロッドが折れたような感じ。


EGとはハーネスの位置も異なり、なんと言っても元々ZCエンジン設計なエンジンルームの狭さに苦戦しつつも、ひとまずエンジンを降ろす。


やはりブロックを突き破ってコンロッドは折れていました。
オイル不足でクランクが焼け付いたようです。


定番の鉄パイプやぐらは今回も大活躍。



センサー類は交換するEK4降ろしの中古B16Aエンジンに移植し、搭載しました。
ブロックに取り付けるセンサーの数や取り付け穴位置が同じB16Aでも多少異なったので、それっぽく付けときました。笑


フライホイールはEG2号機を買った時に使おうと思って買っといた戸田の軽量タイプに交換。
ヘッドカバーはブローしたエンジンから無限風を移植しました。

また、同時にEG1号機のオイルクーラーと無限エキマニも取り付け。


EFに無限エキマニを付けようとしたら、エンジンを降ろさないと脱着できませんｗｗ
自分はエンジン載せた後に仕方なくまた吊り上げました。



エンジンが載せ終わったところで一休み。

すると、なんとクラッチの残量がほとんど無いではないか。


ミッションをまた降ろすのも面倒なのですぐに部品を手配。

しかし、なんとクラッチが廃盤！


EG用のクラッチを使おうとすると今度はミッション側のスプライン径が違うため使えない。。

ヤフオクでEF用クラッチを調べると、廃盤を知ってるのか異様な高値が並ぶ。


くそー、こんなんで金儲けしようとしやがって。
メーカーも、古い車は見捨てて新しい車に乗り換えて欲しいんだろうし。。


同時にちぎれていたミッションマウントも確認したけどやはり廃盤。

EFミッションのクラッチワイヤーだってもちろん廃盤。


こりゃEFミッションを使い続けるのは無理だ。



そこで、思い切ってEG1号機降ろしのストック品ミッションを移植する事に決定しました

作業時間は延びてしまうけど長く乗るためなら仕方ない。




EGミッションはEF用より幅が50mm近く大きい。
そのためエンジンが水平だとバルクヘッドに干渉して結合できません。

雑誌を見るとバルクヘッドを切除して溶接するみたいだけど、自分はひとまずエンジンを傾けてなんとか結合。

バルクヘッドすれすれ
横Gが掛かると干渉しそうです。



そして、もちろんEG用ミッションはEFとマウント位置が違う。

1時間くらい眺めて…


もったいないけどEG用ミッションマウントの下だけをカットしてミッションのボルト穴位置で取り付け。
そこにEF用マウントを現物合わせて合体する事にしました。




さらに、無限エキマニがフロントビームに干渉してエンジンが浮いていたのでフロントビームを一部カット。


EG用に開発された無限エキマニなのでEFには本来取り付け出来ないみたいです。


EFには触媒とエキマニの間に謎のパイプがあるのですが、無限エキマニではボルト穴位置が90度ずれてしまうので仕方なく触媒を90度ずらして変な角度で固定しています。



そして、EGミッションは当然油圧式。

ワイヤー式のEFにマスターシリンダーを付けなければなりません。

元のワイヤー位置にマスター用の大穴を開けます




これがもう大変。笑


復活までもう少し掛かるかな？笑
お待ちください。