時間を作ってEG6のファイナルギヤ変更作業を完了させました。
今日も大活躍の海外製プレス機を使ってどんどんカウンターシャフトにギヤを組んでいきます。
おさらいですが、カウンターシャフトはDC2 98SPEC用のカウンターシャフト23221-P80-E30を使用。
カウンターシャフト変更に伴い内径が合わなくなる1速カウンターシャフト側ギヤはクロスミッション用の
1速ギヤを継続して使用するためTRYBOXさんにお願いして内径を拡大加工。
相手側のリングギヤはDC2用が廃盤で手に入らないためEG6用をそのまま継続使用して
ファイナルギヤ比は4.400から4.714に変更となります。
1速ギヤ装着にディスタンスカラーやニードルベアリングを新調しますが、
それ以外の部品はEG6カウンターシャフトから外した部品がそのまま移植です。
全てのギヤを組んだらファイナルギヤの歯当たりを確認しつつ、シャフトを回転させて異音が無いかを確認しました。
問題無さそうなので周辺部品を組んで、ケースを閉める前に最終確認・・・
なんとなく嫌な予感が?
チェンジホルダーを外して点検すると定番個所にクラックが!
ここは2016年に2号機EG6でも同様にクラックで交換履歴ありで常時スペアを持っているため作業を止めずに進める事ができました。
ミッションケースの蓋を閉めたら液体ガスケットが乾くまで他の事をして待ちます。
サボり気味だったドライブシャフトのグリス交換と、ついでにブーツを新品に交換。
グリスはワコーズのバーフィールドグリスを使いました。
ハーフシャフトベアリングも劣化が進んでいたのでストックの新品に打ち換えました。
やはりプレス機があると何かと便利です。
周辺作業が終わったらミッションを車両に装着し、エンジンを始動したらリフト上でタイヤを空転させてギヤの入りなどが問題無いか確認しました。
全開走行させるのが楽しみです。4.4から4.7なのでかなり加速感は良くなりますよ。
今回使ったストック部品達は直ちに発注しました。
いつ廃盤になるか分からないし、毎年4月は部品も若干値上がりするので3月中にゲット。
チェンジホルダーは高いのでお財布事情により1個しか買えなかったけど、もっと欲しいかなぁ笑
以下に注文した部品番号と令和5年3月末地点の金額を記載。
今回はホンダ部品販売株式会社さんで購入しました。
・ミッション内部の交換部品
ホルダーASSYチェンジ 24400‐P21-020 8000円
ダンパーフリクション ロー 91211-P21-008 990円
ダンパーフリクション セカンド 91212-P21-008 810円
ナット6カク23MM 90202‐PH8-000 560円
・ミッションケースのドライブシャフトが刺さる部分のオイルシール
オイルシール 40×62×8 91205-PC9-711 830円
オイルシール 35×56×8 91205-PL3-A01 490円
※メーカー違いで2つの部番が設定されていましたが、どちらも片方に統合されていました。
・ドライブシャフトハーフシャフトのベアリング交換部品
ベアリングハーフシャフト 91057-SR3-008 990円
シールハーフシャフトアウター 91260-SR3-003 500円
サークリップ インターナル55MM 94520-55000 100円
・ファイナルギヤ比まとめ
もう純正部品も廃盤なのでほとんど無意味ですが、ファイナルギヤ比組み合わせをまとめてみました。
EG/DC/EKはファイナルギヤも各1~5速のギヤ比も組み合わせで無限大に調整できるのが
車いじりをする上でとても楽しいポイントだと思います。
間違えてるかもしれないので鵜呑みにしないように…
社外メーカー品は同じ仕様の部品を各社が出しています、クスコ以外にATSやOS、SPOON、トップフューエル等々多数
当初はクスコのカウンターシャフトのみ入れ替えタイプを使ってリングギヤは
EG6のまま4.714を予定していましたが、再びファイナルブローした時に
社外品だと部品代が高くなるため、1速ギヤを加工してでも
DC2純正カウンターシャフトを使う事でファイナルブローしても安上がりで修理できるようにと目論んでいました。
クスコカウンター1本買うのと、今回のDC2純正カウンター+1速加工+WPC加工代は比較するとほとんど変わらないです。
まさかこの計画が完結する前にDC2カウンターシャフトが廃盤になるとは思っていなかったけど。笑
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