嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

珈琲震撼

2003年01月09日 23時07分14秒 | 駄文(詩とは呼べない)
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時々、俺には友達と呼べる人が一人も居ないんじゃないかと思うことがある。
本当は少し違うけど。
思ったことを隠さずに言える友達は居る。
よく遊ぶ親友も居る。
だけどなんだか少し違う。
何も無い退屈な時間、暇を持て余した時、ぼんやりと赤い真昼の夕日の中で
マッタリと一緒に過ごす友達が居ない。
冷静に考えればライフスタイルの問題だろう。
でも少し違う。

おもむろに携帯のジョグダイヤルを回す。
いくらグルグルと回しても今かけるべき相手が見つからない。
だいいち電話口で第一声は何を言っていいのかもわからない。
そんな行き場の無い澱んだ感情。
弱音を吐く相手を探してるのかもしれない。
心のタイミングが合うパートナーを探してるのかもしれない。

夢か現実かはっきりしない、やわらかな時を過ごし、
しばしの間たまった作業を忘れる。
外を見れば真昼の夕日は綺麗だ。

人生のコーヒーブレイクにはコーヒーが必要だと思う。
僕のコーヒーってなんだろう。



問1.主人公の友達の人数を答えなさい。[10点]

問2.主人公の親友の人数を答えなさい。[20点]

問3.主人公の携帯電話のメーカー名(本体製造会社)を答えなさい。[10点]

問4.今、何時ですか?[60点]

退屈な日々

2003年01月09日 14時53分54秒 | 駄文(詩とは呼べない)
その日、神はとてもとても退屈だった。
あまりにも退屈だったので神は人を作った。
面白いことを考える生き物を作りたい――それがコンセプトだった。
神である自分にすら思いつかない行動をする生物、
面白い事を思考する生物、
神を退屈させない生物――そうやって人は突如として生まれた。
それは刹那の出来事だった。
それは、とても面白かった。
とてつもなく面白かった。
人は生まれたその瞬間に神を殺した。
神はあまりの面白さに笑い死にしてしまった。
そして神は二度と退屈する事ができなくなってしまった。
神が居た世界はありとあらゆる物質を作る事は容易い世界だったが、
とても小さな小さな世界だった。
なんせ、神一人が全知万能で居られるほど、とてつもなく小さな世界だ。
そんな小さな神様には、まさか自分が死んでしまうなんて想像も出来なかった。
だから神様はいとも簡単に死んでしまった。
そして世界は人によって広がり始めた。
混沌が訪れ、あるがなしさでいっぱいになった。
今此処に在る事、それ自体の悲しさで一杯になった。
死ぬほど退屈な時間が宇宙の風になり、恐ろしい寒さで駆け抜けて行った。
退屈は人が受け継いだ。
この退屈は僕から君へのプレゼントだ。