窮屈な観念に閉じ込められて、親の価値観から出る事も、日本の価値観から抜け出す事も、
何もできなかった僕を外から誘い出してくれたのはアッシュだったけれど、
僕は彼の期待に応える事はできなかったし、
そもそもが彼の期待に応えようなんて思いや考えは無かった。
何を期待されているのか、察する事さえ無かったし
そんな事はどうでもいいことだった。
ただ、僕は家族からも友達からも隔絶された外の国で
毎日うろうろ歩き回ってただ、その街の景色や、道路や、店や映画館や
港から見えるフェリーや島の形を見ながら、
明日を選ぶことのできない自分の形を見つめていた。
あのときから、何が変わったのだろうか
僕は自分を変えることもできなかったし
新しい未来を選ぶこともできなかった。
漠然と移りゆく未来の中で
どうしようもない無力さの中で
ただお金と街の無関心だけが僕を守った。
誰も僕に干渉してこなかった事で
僕はいかに自分が無力で何もできない人間なのかを知った。
人に支えられて生きている事は知っている
だけど、ただ知っているだけだった。
僕は誰かを支えようと思うだろうか。
今は、ほとんど思っていない。
期待される事からは、逃げている自分を見つめている。
明日を作る事も、
未来を選ぶ事も諦めたなら、
もう僕に若さや生命力は無いんだろう。
だけど、自ら死を選ぶ力強ささえも無くしたなら、
一体僕は、誰を殺せる?誰を愛せる?
見えない今につつまれて、
100%の理想を夢見るような子供の時代は終わった。
だけど、それでもなお、
僕は現実を見ていない。
僕以外の人に見える景色を知らない。
僕以外の人の心に移りゆく真実も知らない。
君から伝わってくる気持ちさえ、
まるでまやかしかなにかのように、
陽炎のようにゆらいでいく風景の一部になる。
僕の明日はどこから来るのだろう。
食べた口から来る内部の真実だろうか。
それとも、外から吐き出された、
世界の裏側の排泄物に過ぎないんだろうか。
宇宙の主観と客観が入れ替わるとき、
ゆっくりと訪れる現実が【死】と呼ばれる観念なら、
僕はいったい、日々何に食われているのだろう。
この世界から、いつも失われ続ける嘆きの声はなんだろう.
僕の使命を果たさねばならない。
誰からも命じられる事の無い、
神を殺す力を作り出さねばならない。
全ての聖書を灰にするような、真実の力だけが、
僕の命の価値になる。
何もできなかった僕を外から誘い出してくれたのはアッシュだったけれど、
僕は彼の期待に応える事はできなかったし、
そもそもが彼の期待に応えようなんて思いや考えは無かった。
何を期待されているのか、察する事さえ無かったし
そんな事はどうでもいいことだった。
ただ、僕は家族からも友達からも隔絶された外の国で
毎日うろうろ歩き回ってただ、その街の景色や、道路や、店や映画館や
港から見えるフェリーや島の形を見ながら、
明日を選ぶことのできない自分の形を見つめていた。
あのときから、何が変わったのだろうか
僕は自分を変えることもできなかったし
新しい未来を選ぶこともできなかった。
漠然と移りゆく未来の中で
どうしようもない無力さの中で
ただお金と街の無関心だけが僕を守った。
誰も僕に干渉してこなかった事で
僕はいかに自分が無力で何もできない人間なのかを知った。
人に支えられて生きている事は知っている
だけど、ただ知っているだけだった。
僕は誰かを支えようと思うだろうか。
今は、ほとんど思っていない。
期待される事からは、逃げている自分を見つめている。
明日を作る事も、
未来を選ぶ事も諦めたなら、
もう僕に若さや生命力は無いんだろう。
だけど、自ら死を選ぶ力強ささえも無くしたなら、
一体僕は、誰を殺せる?誰を愛せる?
見えない今につつまれて、
100%の理想を夢見るような子供の時代は終わった。
だけど、それでもなお、
僕は現実を見ていない。
僕以外の人に見える景色を知らない。
僕以外の人の心に移りゆく真実も知らない。
君から伝わってくる気持ちさえ、
まるでまやかしかなにかのように、
陽炎のようにゆらいでいく風景の一部になる。
僕の明日はどこから来るのだろう。
食べた口から来る内部の真実だろうか。
それとも、外から吐き出された、
世界の裏側の排泄物に過ぎないんだろうか。
宇宙の主観と客観が入れ替わるとき、
ゆっくりと訪れる現実が【死】と呼ばれる観念なら、
僕はいったい、日々何に食われているのだろう。
この世界から、いつも失われ続ける嘆きの声はなんだろう.
僕の使命を果たさねばならない。
誰からも命じられる事の無い、
神を殺す力を作り出さねばならない。
全ての聖書を灰にするような、真実の力だけが、
僕の命の価値になる。