よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

薩摩の味を満喫-鹿児島県指宿市:「月見荘」

2018年01月16日 | 鹿児島
“Tsukimisou”, Ibusuki City, Kagoshima Pref.

さてさて、日本有数の温泉街である鹿児島県指宿市の指宿温泉にやって来たワタクシ達ですが、
この日のお宿は「月見荘」というこじんまりとした、すごく感じのいいお宿でした。
お宿に来た時からの接客の様子、行き届いたサービスを見ていますと、
どうしても自ずと食事への期待も高まって来ますよねぇ


食事は部屋食ではなく、個室になった食事処での夕食でした。
どんな料理が出てくるのか、気持ちが高揚してくる瞬間ですよねぇ


どーですか。まずは「八寸」が運ばれてまいりました。海老の塩焼きが美味しいのは言うまでもありませんが、
ワタクシは右下にある甘鯛の西京焼きが実に美味しく感じました


どーですか。次は「地鶏の刺し身」をいただきました。九州というのは鶏肉を食べる文化が根づいているというか、
発達しているなぁと思います。身がコリコリした地鶏は、美味しいに決まっていますがな


どーですか。鹿児島名物の「きびなごの刺し身」が出てまいりました。
きびなごは体長10cmほどの小魚ですが、鹿児島では本当によく食べられるんですよ。
ただ、痛みが早いために漁獲地以外では流通しないそうなんです。
鹿児島では刺身は酢味噌で食べるのが一般的で、ワタクシももちろん酢味噌でいただきました


どーですか。これは「刺身の盛り合わせ」ですが、当然ながらすべて地元の魚ばかりです。
鯛、鮪、海老、カンパチが出てきたのですが、カンパチが絶品だったんですよねぇ


どーですか。続いては「黒豚の寄せ鍋」が出てまいりました。鹿児島と言えば黒豚ですよねぇ


ワタクシは牛肉文化の関西で育ったのですが、九州に行くと鶏肉や豚肉を本当に美味しく食べる術を
知っているんだなぁと思うんですよねぇ。美味しい食べ物は、その土地の人が一番よく知っていますなぁ


どーですか。次は「鯛のかぶと煮」なんです。これ、見た目はすごく味が濃そうに見えるでしょうが、
そんなことはないんですよ。砂糖ではなく黒糖を使っているからでしょうか。
あっさりとした甘みがあって、これもまた実に実に美味しかったのでありました。ああ、幸せ


どーですか。最初は生ビールを飲んでいたワタクシですが、鹿児島は芋焼酎の本場です。
いくつか焼酎を飲み比べたのですが、ワタクシは「黒利右衛門」というのが口に合いました


どーですか。これがここのお宿の名物「焼き豚骨」なんですよ。
鹿児島には黒豚のスペアリブを芋焼酎と黒糖や味噌などで長時間煮込んだ郷土料理「豚骨」がありますが、
それにに芳ばしく焼きめつけたのが、この「焼き豚骨」なんです


お肉はとろけるように柔らかく、これが芋焼酎に実に合うんですよ。
料理は美味しいし、酒は美味いし、言うことはありませんなぁ


どーですか。続いては「天ぷらも盛り合わせ」ですが、これもきびなごなど地元の食材ばかりです。
サクサクして美味しいんですよねぇ。天つゆではなく、塩でいただくのがいいですなぁ


どーですか。お吸い物は「イワシのつみれのお吸い物」でありました。
つみれがプリプリで、これまた実に美味しい一品でございました


どーですか。ご飯は「わかめご飯」が出てきましたが、さすがにご飯は完食できませんでした。
この後デザートも出てきまして、ワタクシ達は大満足な気持ちでお部屋に戻ったのでした


部屋に戻って、もう少しビールを飲んで、この日は知らないうちに眠りについておりました。
また指宿に行く機会があったら、もう一度この月見草に泊まりたいなあと思うお宿でした

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


指宿には中学校1年生の時に行ったことがあるのですが、それから43年ぶりの指宿になります。
私も家人も「また行きたいなぁ」「指宿はいいよねぇ」と、すごくいい印象を持ったのですが、
その大きな要因は、このお宿が素敵なお宿だったことは間違いないですね



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最南端の駅-鹿児島県指宿市:西大山駅

2018年01月15日 | 鹿児島
Nishi Ohyama Station, Ibusuki City, Kagoshima Pref.

さてさて、鹿児島県指宿市の長崎鼻を後にしたワタクシ達ですが、長崎鼻から車で10分ほどの場所に
ワタクシが子供の頃から、一度は訪ねてみたかった場所があるんですよ


訪ねたかった場所はJR指宿枕崎線の西大山駅なんです。どうしてこの駅を訪ねたかったかというと、
ここがJRの日本最南端に位置する駅なんですね。鉄道少年だったワタクシは、行ってみたいと思っていたんです


駅の標柱には開業以来「日本最南端の駅」と書かれていたのですが、2003年に沖縄にモノレールの「ゆいレール」が
開業して駅が設置されたために、「日本最南端の駅」とは厳密には言えなくなりました。
ですので、現在は「JR日本最南端の駅」のいう表現に変えられています。
ただし、鉄道事業法による普通鉄道の駅としては、日本最南端であることは間違いありません


ただ、この駅が「JR最南端の駅」だとは、いつまでも言っていられない現状もあるんですよ。
というのは、JR九州は利用者の減少によって指宿枕崎線の山川駅~枕崎駅間の廃止の可能性があると発表しました。
この駅の未来は、決して明るいものではないんですよね


列車の本数は一日8往復。一日の乗降客数は2015年の数値ですが、平均143人ということです。
駅に来てみるとけっこうな人がいたのですが、それらはすべてワタクシのように車で駅まで来て、
駅の標柱の前などで記念写真を撮っていく観光客ばかりでした


「この路線も廃線になるよ」…そんな話は至る所で、何度も何度も耳にしてきました。
それは「仕方がないことなんだ」と思いつつも、「どうにかならないかな」と思うワタクシがいます。
この地にはぜひとも再訪したいと思っているのですが、その時もこの駅が、指宿枕崎線が健在であってほしいです

そして、ワタクシ達はこの日の宿泊地である指宿温泉へと向かいました


この日のお宿は月見荘というお宿です。大型のホテルや旅館が多い指宿温泉の中では、数少ないこじんまりしたお宿です。
全部で七室という小さなお宿ですが、このお宿が実にいいお宿だったんですよ


決して豪勢なお宿ではありません。でも、建物は新しく清潔感にあふれていました。
若いご主人ご夫婦、そして先代のご主人ご夫婦が切り盛りされておられる家族的なお宿でした。
小さなお宿ならではの、細かな心配りが行き届いたお宿だったんですよ


お宿の真向かいが「砂蒸し会館 砂楽」という建物でして、ここで指宿名物の砂蒸し風呂を楽しめるんです


ワタクシ達は砂蒸し風呂が楽しみだったのですが、写真の左側の葦簀というのでしょうか、
その下が砂蒸し風呂の場所なんですよ。ワタクシ達は砂蒸し風呂でたっぷり汗をかき、
その後は通常のお風呂でさらに暖まり、指宿のお湯を堪能いたしました。
となると、この後は待ちに待った夕食の時間ですよねぇ

旅館月見荘…鹿児島県指宿市湯の浜5-24-8

使用したカメラ:6~9枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


これから先、ますます少子化と過疎化が進み、ローカル線の廃止に拍車がかかるでしょうね。
それは時代の流れの中、仕方がないことなのかもしれないのですが、
自動車に乗れない人(高齢者、未成年者等)のために、少しでもローカル線が存続できればと願うばかりです



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浦島太郎の伝説-鹿児島県指宿市:長崎鼻

2018年01月14日 | 鹿児島
Nagasakibana, Ibusuki City, Kagoshima Pref.

さてさて、薩摩半島の南端である鹿児島県指宿市の長崎鼻を訪れたワタクシ達は、
海から吹きつける強い風の中、美しい景色を満喫していました


海の色がワタクシが見慣れている大阪湾の色とは違います。濃紺と言えばいいのか、藍色と言えばいいのか、
濃厚な海の色合いがワタクシには印象的でした


このあたりの岩は火山岩です。鹿児島に来ると火山に関連した地形をいたる場所で目にしますが、
この長崎鼻も大きなカルデラの外輪山の一角に当たるそうです


青い空に白い灯台が映えますね。南国の空の青さは、青色が濃いように感じます


ここ長崎鼻には、もう一か所興味深い場所がありましたので、そちらに向かうとしましょうか


ここは龍宮神社というのですが、ここ長崎鼻には浦島太郎伝説があるんですよ。
そのため、この神社は龍宮城をモチーフにして造られたそうでして、浦島太郎伝説にちなみ乙姫様が祀られており、
出会いの神様として若い人たちに最近は人気があるそうです。
ワタクシ達が訪れた時にも、若い女性たちが熱心に参拝していました


浦島太郎伝説、あるいは竜宮伝説というのは日本各地に残っていまして、主に太平洋側の海岸部に多いんです。
ただ、中には長野県木曾の寝覚ノ床のように、海から離れた内陸部の川に伝説が残っている場所もあれば、
京都府の丹後半島のように日本海側にも伝説が残っている場所もあるんです


ワタクシ、愛読している松本清張氏の作品の中に『Dの複合』という作品がありまして、
その中に浦島伝説のことが詳しく書かれていたので、こういうことを覚えているのですな


ここ長崎鼻の周辺の海岸には、ウミガメが産卵にやって来るそうです。産卵に来るのは夏なのですが、
一度はウミガメの産卵って自分の目で見てみたいですねぇ

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


長崎鼻の手前にはお土産物屋さんなどが数軒並んでいるのですが、その中に「ナガヨシ商店」という酒屋さんがありました。
そこのご主人が話し好きな面白い人でして、私が「芋焼酎大好きなんですよ」と言うと、
「森伊蔵や魔王よりも美味しいけど、生産量が少なくてなぁ、鹿児島でも滅多に手に入らん
幻の焼酎が今ならあるから、買って行きなさい。絶対に味は保障するから」と
ご主人が熱く熱く語る焼酎があったんです。こうなると買わないわけにはいきません。
帰ってきたから飲んだのですが…最高の焼酎でした。「浜亀」という焼酎です



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開聞岳を眺めて-鹿児島県指宿市:長崎鼻

2018年01月13日 | 鹿児島
Nagasakibana, Ibusuki City, Kagoshima Pref.

さてさて、鹿児島県指宿市を南へ南へ進むワタクシ達の目の前には、
秀麗な形をした開聞岳が徐々に大きく見えてまいりました


開聞岳は標高924mで、見事な円錐形をしていることから「薩摩富士」とも呼ばれます。
日本百名山にも選ばれている開聞岳は、標高は1000mに満たないのですが、海抜0mから山が聳えていますので、
標高の高さの割には山がずいぶんと立派に見えます


時刻は午後3時。大阪よりも30分ほど日没が遅い九州ですが、さすがに日が西に傾いてきました。
ワタクシ達はさらに車を走らせ、次の目的地である長崎鼻に到着しました


長崎鼻(ながさきばな)は、鹿児島県南部、薩摩半島の最南端にある岬です。
「鼻」と付く地名は、岬の基部が末広がりになる三角形状の地形であることが多いようです。
鼻と名の付く岬は全国のいろんな地方で見られますが(特に九州で多い)、その中で最も有名な岬ではないでしょうか


長崎鼻からすぐ西方には、海越しに開聞岳が聳えています。遮る障害物が無いため、岬から眺める山容が実に美しかったです。
PM2.5で空気が霞んでいなかったら、もっと美しい開聞岳を見ることが出来たでしょうね。
そう思うと残念でならないのですが、まあ、こればかりはどうしようもありません


何も遮るものが無いので、強い風が吹きつけてきます。このあたりは台風の上陸地になることが多いのですが、
その時は猛烈な暴風が吹くのだろうなぁと容易に想像がつきました


海の色が濃いのがよくわかります。沖合を黒潮が流れているのですが、「黒潮」とは実に上手い表現ですね


地図を頭に思い浮かべながら、ずいぶんと遠くまで来たなぁというか、日本も広いなぁと感じていました。
海外旅行ももちろん楽しいのですが、国内を旅行し、同じ日本でもずいぶんと気候風土が違ったり、
言葉が違ったり、食文化が違ったりするのを感じるのも本当に楽しいです


今年はどこに旅行に行けるかなぁ。今年もいろんな場所に、時間とお金がある限り出かけて行きたいです。
でも、そのためには心身が健康でないといけないですよね

使用したカメラ:2,8枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T1


今日でこのブログを初めて、ちょうど7年が過ぎました。
我ながらよく7年も続けることが出来たなぁと、三日坊主の自分に対してちょっと感心しています。
これからも自分の旅行記、家族の記録としてブログを一日でも長く続けていきたいです



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早くも春の気配-鹿児島県指宿市:池田湖

2018年01月12日 | 鹿児島
Lake Ikedako, Ibusuki City, Kagoshima Pref.

さてさて、知覧を後にしたワタクシ達は、鹿児島県指宿市の方に向かっていたのですが、
途中で池田湖に立ち寄りました


池田湖は直径約3.5km、周囲約15km、ほぼ円形のカルデラ湖で、九州最大の湖なんです。
ワタクシが中高生の頃だったと思いますが、池田湖には巨大水棲生物が存在していると噂され、
ネス湖のネッシーになぞらえて「イッシー」と呼ばれ、よくテレビで取り上げられていた記憶があるんです。
池田湖の「イッシー」、北海道屈斜路湖の「クッシー」、広島県比婆郡の「ヒバゴン」なんてのが
よく報道されていたのですが、最近は全然そんな話を聞かなくなりましたね


湖の向こうに見える綺麗な円錐形の山が開聞岳なのですが、ワタクシ、池田湖と開聞岳の姿を
写真に撮るのを楽しみにしていました。ところが、残念なことにこの日の開聞岳はすごく霞んでいたんですよ


悲しいかな、例のPM2.5のせいで空気が霞んでいたんですよ。九州は大陸に近いので、PM2.5の影響を受けやすいんですよねぇ。
せっかくの晴天だったのに、PM2.5で視界が悪くなるとは…ワタクシ、残念でなりませんわ


池田湖のすぐ近くで、道路沿いにもう菜の花が咲いていました。このあたりでは早咲きの菜の花が植えられていて、
なんと12月下旬から菜の花が咲き始め、1月中旬に満開となるそうなんです


1月14日には「いぶすき菜の花マラソン」というマラソン大会も行われるとのことで、
温暖な指宿の地らしいイベントがあるんですねぇ


この日、車の温度計は16度を表示していました。鹿児島県内でも南に位置する指宿は、
本当に温暖なんだなぁと実感しました。ダウンジャケットなんて必要ありませんでしたよ


この日、北日本は寒波と降雪に注意だとテレビの天気予報で言ってました。
あらためて日本は広いというか、多様な気候の島国だなぁと思いました


温暖で長閑な薩摩半島…でも、ここは日本でも有数の台風の被災地でもあるんですよね。
ではでは、また次の目的地に向かうとしましょうか

使用したカメラ:4~6枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T1


イッシーだ、クッシーだ、UFOだ、宇宙人だ…そんなテレビ番組がかつてよく放映されていました。
私はそういうことにほとんど興味が無く、存在をまったく信じてもいませんでした。
あれってテレビ局は真面目に存在を信じて、放映していたんですかねぇ



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