ポルトガル旅行記：1日目(その3)－「緑のワインに舌鼓」：Bonjardim(ボンジャルディン)・リスボン

“Bonjardim”, Lisbon, Portugal

さてさて、リスボンに到着したこの日ですが、時刻も夕方の5時を過ぎました。
ワタクシ達はドバイからの飛行機で機内食を食べましたが、さほど美味しいものでもなく食が進みませんでした。
ですので、そろそろ相当空腹感を感じていたんですよ。
ところが、ポルトガルでは夕食時間というのが8時から9時頃が一番一般的でして、
夕方から営業する飲食店の大半が7時からの営業なんです。
ただ、昼間からずっと開店しているお店を探せば夕食にありつけるので、事前にネットで調べておきました。


ワタクシ達はバイシャ地区の東側にあるBonjardim(ボンジャルディン)というお店に向かいました。
8時にもなれば席が埋まってしまう人気店ですが、5時過ぎに夕食を食べにくるような人はほぼいません。
ワタクシ達は屋外のテーブルに席を取り、ワクワクしながらポルトガル初日の夕食を食べることにしました。


ポルトガルの食堂では席に着くとパン、チーズなどの前菜が運ばれてきますが、これは手に取るとお金が必要です。
要らなければ断ればOKです。なにせポルトガルの料理は量が多いので、あまり前菜は食べない方が賢明です。
ワタクシ達は運ばれてきた前菜の中から「バカリャウのコロッケ」(Pasteis de Bacalhau)を食べました。

バカリャウというのは「干し鱈」のことで、ポルトガル料理を代表する食材です。
どこのレストランでもバカリャウを使ったメニューが必ずあります。
ワタクシ達は以前にマカオで「バカリャウのコロッケ」を食べたことがあり、その美味しさにビックリしたんですよ。
リスボンで食べるのも、当然美味しいに決まっていますね。


そして、ワインは「緑のワイン」(Vihno Verde)を注文しました。若草色のこのヴィーニョ・ヴェルデですが、
ほのかに緑色であることもですが、それが若摘みされたブドウによって作られるワインであることも
そう呼ばれる理由になっているそうです。日本ではあまり飲むことが出来ないこの緑のワインを飲みたかったんです。

飲んでみると…ほのかな微炭酸で口当たりがよく、グイグイ飲めるんですよ。
ワタクシはヴィーニョ・ヴェルデ(緑のワイン)にすっかり魅了され、連日飲んでしまいました。


どーですか。これは「鳥の炭火焼き」(Frango Assado)です。これでハーフサイズなんですよ。
店の奥で炭火をガンガン炊いていて、そこで鳥を丸ごと焼いておりました。これが美味ーい。


奥にあるソースをつけた方が美味しいよ…とのことなので、このソースをつけて食べました。
ピリッと辛いこのソースをポルトガル語で「piripiri」というんです。
パン、カルテ、コップ、タバコ、ボタンなどポルトガル語が語源の日本語がたくさんありますが、
辛い時の「ピリピリ」という表現もポルトガルから来た言葉じゃないでしょうかね。


ヴィーニョ・ヴェルディはあっという間に空になってしまい、この頃からはビールをグイグイ行きました。
ポルトガルではSuper BockとSagresという2つの大きなメーカーがあるんですが、
ワタクシにはSuper Bockが実に口に合いました。ここのお店もSuper Bockでありました。


どーですか。続いては「バカリャウのフライ」(Bacalhau Frito)です。
フライにしたバカリャウにトマトソースがたっぷりかかってありました。


肉厚のバカリャウはボリュームたっぷりでした。バカリャウも美味しいのですが、付け合せのジャガイモが妙に美味いんです。
ポルトガルではジャガイモもよく食べるようで、どこで食べるジャガイモもとても美味かったんですよ。

これだけ食べて飲んで、約45€(5800円)でした。日本と同じか、少し安いくらいでしょうか。
西ヨーロッパの物価を考えると、ポルトガルはやはり物価が安いですね。

Bonjardim…Travessa Santo Antao 11, Lisbon 1150-312, Portugal

使用したカメラ：FUJIFILM X-Pro2


旅行に行くと「何を食べるか」「どの店で食べるか」を考えるのが大きな楽しみの一つです。
ですので、最初から昼食・夕食付のツアーというのは、私にとっては大きな楽しみを奪われることになるんです。
まずは幸先よく、美味しい食事を食べることが出来ました。


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