名は体を表す-長野県茅野市：北八ヶ岳

Mt.Kita-Yatsugatake, Chino City, Nagano Pref.

さてさて、北八ヶ岳で登山を楽しむワタクシ達は、朝の7時過ぎには茶臼山の山頂にいました。


これはシラビソの木でしょうか。木の枝をよく見てください。枝が同じ方向に向かって伸びているんですよ。
これは強烈な季節風によって、この写真でいうと枝が左のほうへ曲げられていくからなんです。
自然の力というのは逞しく、そして力強いですね。


茶臼山から登山道を下って行き、次は縞枯山を目指します。縞枯山の斜面では“縞枯れ”と呼ばれる現象がみられます。
これは，写真のように等高線方向に帯状に樹木が集団枯死する現象で，遠景では立枯れた樹木の幹が白い縞のように見えます。
縞枯現象は森林の更新様式の一つであり，森林が衰退する現象ではないそうです。


縞枯山の展望台に到着し、登ってきた茶臼山を眺めます。この角度から茶臼山を見ると、
「茶臼」と名付けられた理由がよく分かります。まさに「名は体を表す」ですね。


ちなみに、このような円錐状の形をした山には茶臼山と名付けられることが多いようで、日本中に200近い数の茶臼山があるそうですよ。
大阪には茶臼山古墳という古墳がありますが、これは別に円錐状をした山ではありません。


鬱蒼たる北八ヶ岳の樹林帯。これこそ北八ヶ岳の魅力なんですよねぇ。


山を下っていくと美しい苔の姿も見られます。苔むす樹林帯…こういう山域もいいものですね。

使用したカメラ：FUJIFILM X-Pro2


八ヶ岳は好きな山域ので、何度も登山に訪れています。
アルペン的な登山を楽しめる場所なのですが、適度な距離に山小屋が点在しているので
急な天候の変化や体調が悪くなった時に、山小屋に駆け込むことが出来るので危険を回避しやすいんですよ。
初心者からちょっとグレードアップしたいと思う人には、絶好の山だと思うのです。


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