ノスタルジックな漁師町へ-三重県紀北町：紀伊長島

Kii Nagashima. Kihoku Town, Mie Pref.

さてさて、「青春18きっぷの旅」の2日目ですが、ワタクシ達は5時20分発の始発列車に乗ろうと松阪駅に向かいました。


松阪発新宮行きの列車ですが、2両編成の列車に乗るのはワタクシ達を含めて6人でした。
ワタクシ達以外に明らかに鉄ちゃんと思われる人が2人いましたので、まともな乗客は2人だけということですな。


出発して20分足らずで多気駅に到着しました。多気駅は紀勢本線と、伊勢や鳥羽に向かう参宮線との分岐駅です。
ここで車両を2両増結するとのことなので、車両を連結するところを見に行くことにしました。


「右よーし、左よーし」と鉄道員の声がホームに響きます。ワタクシはその姿に鉄道員の誇りを感じるのです。
日本の鉄道は世界一安全で、世界一時間に正確です。それを支えているのは鉄道員達の勤勉実直な勤務態度だと思うのです。


6時58分に紀伊長島駅に着きました。まずはこの駅で下車して、紀伊長島の町を散策するのがこの日の予定です。
かつては紀伊長島町という町があったのですが、平成の大合併で紀伊長島町と海山町が合併し、現在は紀北町となりました。


線路に沿って歩いて行くと、踏切の横に「ふみきりや」というわかりやすい名前のお店がありました。
ワタクシ達はこの踏切を渡って、海沿いに向かって歩いて行きます。


紀伊長島は和歌山県内でも有数の漁獲高を誇り、昔から漁業や海産商が盛んで、風待ち港としても栄えてきました。
今も昔ながらの漁師町の風情を色濃く残している紀伊長島の漁港周辺は「魚まち」と呼ばれ、
昭和の風情を感じることが出来る町並みが広がっているんです。


ワタクシは紀伊長島駅で下車するのも、紀伊長島の町を歩くのも初めてなので、ワクワクしながら歩いていました。


ではでは、港のほうに向かうとしましょうか。町を歩いていると磯の香りが漂ってきますわ。

使用したカメラ：FUJIFILM X-T30


気がつけば9月になりましたね。夏の間は「暑い、暑い」と文句を言い、早く秋が来てほしいと思う人が多いです。私もそうです。
でも、9月になると夏が過ぎ去って行くことに、なんとも言えないもの悲しさを感じてしまうんです。
皆さんはそんなことはありませんか。私は子どもの頃から、いつもそういう感覚があるんですよ。


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