春から初夏に-奈良県桜井市：長谷寺

Hasedera Temple, Sakurai City, Nara Pref.

さてさて、何度訪ねても素晴らしい奈良県桜井市の長谷寺でありますが、
やはり一番素敵な場所は本堂の舞台でしょうか。ここからの眺めはいつ来ても感動します。


西側を見ると桜の木々の間に、五重塔が見えるんですよ。この光景は何度見ても飽きることがありません。


春には桜が、初夏には新緑が、晩秋には紅葉が、そして冬には雪が積もり、四季折々美しい光景に出会えます。


東側を見ると、登廊の屋根が見えるんです。これもまた、長谷寺らしい光景と言えるでしょうね。


舞台の上から本堂を眺めました。威風堂々たる姿に心を惹かれます。
奈良市内の東大寺や春日大社、あるいは法隆寺などは最近は外国人観光客がいっぱいで、
落ち着いて散策が出来る状態ではないのですが、さすがに長谷寺まではまだ外国人の数は少ないんです。


ですので、特に早朝は静かな散策を楽しむことが出来るのも、長谷寺の魅力の一つかもしれません。


本堂の裏手に可愛いお地蔵さんがありました。お地蔵さんと言えば「赤い前掛け」という印象があるのですが、
ずいぶんとポップな前掛けがかかっておりました。これって誰がかけたのでしょうね。


本堂から五重塔に向かって行こうと歩いていると、鮮やかな新緑に出会いました。
季節は春から、徐々に初夏へと向かっているのですねぇ。


ワタクシ、思わず深呼吸をいたしました。ああ、なんて気持ちいいのでしょう。

使用したカメラ：FUJIFILM X-T1


傍若無人にふるまい、湯水のごとく金を使う外国人観光客に眉をしかめたくなるのですが、
考えてみたらバブルの頃の日本人観光客も同じような目で見られていたのでしょうね。
そう思うと、某国の観光客も、数十年すれば節度のある旅行者になるのかなぁと期待するしかないですかね。


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