こんにちは。今日は一日中雨でしたね☔️
こうして梅雨になっていくのかな?という感じでしょうか?
今日は「帯状疱疹」についてお話しします。
この帯状疱疹、水疱瘡が治った後、水痘帯状疱疹ウイルスは後根神経節と呼ばれる部位に潜伏し、悪さをすることなく年単位で潜んでいるのですが、ストレスや疲れなどがきっかけとなりウイルスに対する抵抗力が低下すると、水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化して、発症するものなのですね。つまり、極度の疲労やストレスなどに曝露されると起きてくるものなのです。一般的には50歳以降に発症しやすいのですが、ストレス社会の現代においては若い方も発症されることがあります。
先日も、若い患者さまが帯状疱疹の治療目的で来院なさいました。神経痛にももちろん鍼灸治療が良いのですが、免疫力を高めて早く治すという点でもとても有効なのです。ただ、気をつけていただきたいのが一刻も早く治療を始めていただきたいことなのです。
こちらの疾患は、原因が帯状疱疹ウイルスが原因だとはっきりわかっています。先ずは一刻も早い段階で抗ウイルス治療をしていただく必要がございます。その上で鍼灸治療を併用されることをお勧めします。免疫力を上げることによって、ウイルスの活性化を抑えること、湿疹が消失した後に残ると言われているしつこい神経痛を残さないようなアプローチができるのです。ただし、これらは総て早期に治療を開始していただくことが必要になります。帯状疱疹こそ「早期発見早期治療」が必要なのです。
この帯状疱疹なのですが、一見「汗疹(あせも)」に似ていて(水疱状の湿疹です)、そのまま様子を見てしまう患者さまが多いのです。あせもと違うのは皮膚の表面にピリピリとした痛みを伴うことが多いことが特徴です。当院でも、この症状から医療機関を受診していただき、抗ウイルス治療を始めていただいた方が何人もおられます。少し注意の必要な疾患なのですね。
帯状疱疹を発症したとき、ウイルスに感染したことのない人と接触すると、その人が水疱瘡を発症するリスクがあります。特に乳幼児は水疱瘡にかかってしまうことになりますので、注意が必要です。
ここ数日のように、気温の変化が激しくストレスが重なってしまう時は注意が必要です。頭の片隅にこういう病気もあるんだなと入れておいていただけると幸いです。