あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

眼を手に変えて鍼の道一筋に

2021-05-16 19:09:00 | 日記・エッセイ・コラム
こんにちは。今日は一日雨でしたね☔️
今週は、雨が続くようですね。
本日、東海地方も梅雨入りしました‼️

毎週日曜日は、院長による自伝です。

 冒頭の「おじちゃん眼が暗いね」の「めくら」は「根暗」では無い。
鍼灸も按摩も眼では見えない「根」、つまり、皮下の異常部位を「手」で捉えて治療するのだ。

私が子供の頃、お医者様に診ていただくことを「手あてしてもらう」と言っていた。
「手あて」は医の原点である。
ツボを「内臓体壁反射」とも言う。
また、東洋医学では、「病の王(旺)は体表にあらわる」と言われている。
初心者は教科書に従い、○○穴(ツボ)は、○○骨から何寸の所にあると言われ、
そこに「手」を当てて「ここです」と言われる。
しかし、そこに反応が無ければ治療の対象にならないのは当然である。
ツボは常に動きながら、生きてはたらいているのだ。

まさに、てあてが鍼灸治療の1番のポイントであり
教科書どおりにはいかないものである。

私は、目が見えないが体表からその奥にある「ヒント」を
指先の目で診ている。
これが、天から与えられた私の道だと信じている。



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