あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

腱鞘炎と鍼灸治療

2022-03-26 20:58:00 | 健康・病気
こんにちは。
スタッフの籔本です🙆‍♀️

今日は予報通りの雨☂️でしたが、
沢山の患者さまに来ていただきました。
ありがとうございました!

今日は手首の痛み、腱鞘炎についてお話しさせていただきます。
腱鞘炎とは手首から親指の付け根周囲に起こる炎症のことを言います。

親指の付け根には腱鞘炎という、鞘さやのような形をした組織があり、腱を通すトンネルの役割をしています。
短母指伸筋腱と長母指外転筋腱という筋肉の腱が通っていて、
親指の使い過ぎによって腱や腱鞘に摩擦がかかり炎症が起き発症します。

日頃の生活動作で起こりやすく、
特に女性に多いと言われています。

またコロナ禍になって以降、
家でのテレワークによりパソコンやスマホを長時間使用している事や、
外食より自炊される方が多い為、家事の負担が増えている事も腱鞘炎になりやすい要因かと思います💻

先日いらした患者さまも、
「痛いからなるべく使わないようにはしてるけど家事は休めないから…」と仰っていました。
なかなか安静にはできないのが困る所ですよね。
特に炎症のある箇所にはお灸が効果的です!炎症症状のあるところにお灸ですか?!と驚かれるのですが!
使いすぎや外的要因で痛めた部位は、その部位の代謝を活発にすることにより
熱とともに発散するべく熱の産生をおこなっていることがあります。
熱の産生をさらに助けるべく熱を加える事で、発散を促す効果があります☺️
ついつい熱が有る所は冷やしがちなのですが、それは逆効果になってしまう場合があるので注意です🌿

これは、発散しようとしている生体の働きを阻害してしまう結果になり、
かえって症状を長引かせることになることに注意が必要です。

では、市販のお灸などで温めた方が良いかというと
これがかえって逆効果になることがございます。
急性期に発散の方向に身体が向かっている時に
心地よい程度の温かさでは、かえって症状を強めてしまう可能性があるからです。
この時期の灸療法は、少し熱さを我慢していただく程度の発汗を伴う
灸療治が必要になるからです。慢性期のセルフケアや養生のための
お灸とは治療目的が異なりますので、急性期の場合は
必ず「はりきゅう師」へご相談の上お灸をしてくださいね😌
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

土曜日のご予約についてのお願い

2022-03-25 22:07:00 | ブログ
こんにちは🌞今日は、気持ちの良い晴れ間が見られましたね😊
桜だけでなく、いろんな花が咲き始めてまいりました。
いよいよ春本番となりそうです。
週末は雨となるようです☔️
せっかくの休日にお天気が悪いと残念ですね。

さて、本日は土曜日のご予約についてお願いがございます。

まんぼうが解除されましたが、当院では引き続き
感染対策の観点より、待合室での患者さま同士の接触を避けるため
予約時間の調整をさせていただいています。
お付き添いの方がご一緒の場合などは、それも踏まえて
予約時間の調整をさせていただいている都合上
予約が埋まりやすい土曜日は、特にご予約がお取りしづらい状況です。

勝手なお願いではございますが、平日に治療をお受けいただける方は
できましたら、平日にご予約をいただけるとありがたいと存じます。
土曜日は、お仕事の関係上どうしても土曜日しかお越しいただけない患者さまが多く
どうしてもご予約がいっぱいになることがほとんどです。

当日にお電話をいただいた場合も、ご希望のお時間に
お越しいただくことがほぼ困難な状況が続いています。
ご理解いただけるようお願いいたします。

当院は、予約制を取らせていただいておりますので
当日に急にお越しいただいても、すぐに治療ができるお約束ができません。
ご来院いただく前に、お電話をいただけるようお願い申し上げます。

以前は、お待ちいただいたうえで治療をお受けいたしておりましたが、
現在は感染対策の都合上、院内でお待ちいただかないようにしています。

数十年と継続してかかっておられる患者さま方へは、
平時と違う対応となってしまっておりますが
みなさまのご理解ご協力をいただけたら幸いです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

当院の治療時間について

2022-03-24 22:11:00 | ブログ
こんにちは🌞今日は、気持ち良い晴れ間が見られましたね😊
明日は、一気に春の暖かさが戻ってくるようです。
これで、一気に桜が開花🌸するかもしれませんね。
なんだかウキウキしますね😊

今日は、当院の治療時間についてお話しさせていただきます😊
当院では、治療体系を 30分 〇〇円 や、〇〇治療 〇〇分 〇〇円
のようには定めていません。

当院は、脈診流経絡治療をおこなっています。
どなたにも、脈を拝見することはもちろん、全身の様子を診察させていただき
気血の調整をおこなっています。脈診流というのは、
いわゆる手首の脈を拝見して「五臓六腑」の様子を診察して
(これ以外にも、肌艶や、腹診、顔色や目の輝きや髪や爪、皮膚の状態を
診察しています)、気血の調整を治療としておこなっています。

患者さまの数だけ、治療の数がございます。
気血の中でも、気の変動で不調を起こしている患者さまへは
長時間や刺激の強い鍼は適しません。
気よりも血の変動により不調を起こしている患者さまへは
時間をかけた治療を要することが多いのです。
寒い場所に行った時に、体がブルっと震えるのは
寒さ(冷気)から体を守るために起こる現象です。
これは、冷気を体内に入れないために肺気が作用している証拠です。
(西洋医学的には毛穴を引き締めて、震えることによる熱の産生と言われます)
その後寒さに長く当たって、霜焼けができてしまうのは血の変動(瘀血)です。

気は変化のスピードも早く、出てくる症状も激しく感じることも
多々ございますが、これだけ早く反応するものですから、
治療も速やかに行わなくてはなりません。

この反対に、血の病症は長くかかって起きてきた症状が多く
蓄積されている病症であることが多いために、治療もゆっくり行う必要が
あるのです。鳥肌や、寒さによる震えは暖かい場所に行けば
すぐに症状は消失しますが、暖かい場所に行っても、霜焼けは痒みや
痛みを伴うことはあっても、すぐに治るわけではありませんね。
血流不全から起こる症状ですが、暖かい場所に行って血流が
戻り始めても、鬱血している部位の血流は阻害されているために
痒みや痛みとなるのです。この症状を一瞬で治すことが難しいことは
お分かりいただけるのではないでしょうか?

当院では、「内傷無ければ、外邪入らず」をモットーに考えています。
(これは東洋医学の基本理念です)
一人一人の生命力(免疫力)が高ければ、病は発症しない(寄せつけない)と考えています。
全身の気血の調整をすることによって、内面から健康に、美しく、妊娠しやすい、
病気になりにくいお身体を取り戻していただく治療です。

ですから当院では、いわゆる美容鍼とか痩身鍼、不妊治療、スポーツ鍼灸などの
コースを設けてはいません。生命力を高めることで、内面から綺麗に
健康になっていただく治療をおこなっているからです。

治療時間は、このような理由で一律の同じお時間ではございません。
生命力の旺盛な赤ちゃんをはじめとするお子さまは、
数分の治療となることが多いため、小児はりと大人の治療代金は
分けさせていただいています。(今日の画像は、娘の8ヶ月ごろの
ものですが、この時期は3分程度の治療しか必要としていませんでした)

お電話などで、おおよその治療時間をお尋ねいただくことが
時々ございますが、症状などをお聞きしたうえで、予想される
治療時間をお伝え致しておりますが、実際に治療をさせていただかないと
前もっての説明は難しいことが多いのです。
治るまでに何回治療に行けば良いですか?という質問も多くいただきますが、
目安として急に悪くなってすぐにお越しいただいた方は、
治療回数も数回で済むことがほとんどですが、長く患っておられて
いろんな治療を受けたうえでお越しいただく場合は、数回でということは
お答えしづらいことがほとんどです。(慢性疾患の方でも
数回の治療で良くなられる方もおられますが、個人差がございますので
お電話などではお答えしづらい状況です)

みなさまの性格や、暮らしぶりが違うように
鍼灸治療もみなさまそれぞれ違うということを知っていただけたら幸いです😊

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぎっくり腰警報‼️

2022-03-23 22:31:00 | 健康・病気
こんにちは🌞今日は、晴れましたが
随分寒い一日でしたね。
こうして、急に寒くなって急に暖かくなるような
三寒四温の時は「ぎっくり腰」の患者さまが急増します。

当院でも、今日だけで3名のぎっくり腰の急患の
患者さまがおみえになりました。
(普段は、それほど急患での対応はございません)

東洋医学では、春は肝との関係を重視しています。
肝とは、肝臓という意味だけでなく「筋や腱」などの病症の増える時期でもあり
特に今のように急激な寒さに晒された後には
急性の筋疾患が起きやすい時期とも言えます。

年末年始に次ぐ急患対応の患者さまの多い時期でもございます。

こちらでも何度もお話しさせていただいておりますが
当院では、「ぎっくり腰」を代表とする急性の運動器疾患に関しては
治療時間を問わず、急患対応させていただいています。
(個人鍼灸院ですので、24時間対応などではございませんが)
急激に悪化した疾患は、速やかな治療ができれば
速やかな治療効果を出すことが可能です。
反対にいえば、急性疾患を日にちが経ってから診せていただくと、
治療期間もお時間を必要とすることが多いともいえます。
特にぎっくり腰は、痛めたその日の治療を強くお勧めしています。

本日も、県外出張中の方よりご連絡をいただきましたので
治療にお越しいただきました。
「治療時間外にやっていただけると思わなかった」
と言われましたが、急患対応の病症の方へはできる限りの
対応をさせていただいています。
(状況にもよります)

ぎっくり腰などで、お困りの方は
先ずは一度ご連絡をいただければと思います😊

しばらくはまだ、三寒四温が続きます。
衣類や暖房などを上手に活用し、気温差に気をつけて
この時期をお過ごしくださいね😊
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『世界水の日-地球と水を考える日』🌏

2022-03-22 21:38:00 | ブログ
こんにちは、スタッフの福山です。

今日は『世界水の日-地球と水を考える日』で、1992年の国連総会で決定された国際デーだそうです。
水の危機に対応し、水と飲料水の確保や水資源の持続可能な開発に関連する取り組みを行う
…Wikipedia-世界水の日より


宇宙から見た地球は青く輝き、「水の惑星」とも呼ばれています。実際、地球の表面の3分の2は水で覆われていて、
...その大部分は海水であり、淡水はわずか2.5%程度に過ぎません。
...河川や湖沼などの人が利用しやすい状態で存在する水に限ると、
その量は約0.01%(10万km3)でしかないのです。 (国土交通省ホームページより)

地球上の水は限られています。その中でも、飲料水にできる水はさらに限られていて、
その貴重な水を大切にする事を考える1日になればと思います🍀😊🍀

当院の2021年8月10日ブログ『自然に学ぶ』の中で天野先生が、
「天一水を生ずる」と言われ、「水」無しでは生命は存在できないのです。
と、小宇宙たる人体の「水」についてもお話されています。
※2021年7月27日のブログもご参考ください。







「水」は東洋医学的な人体では「津液」と呼ばれていて、人体の健康を守っていく上で重要なものは「気」「血」「津液」の生成と循環のバランスと言われています。
例えば、「水/津液」の不調によって冷えを生じますが、それを改善すれば「血」の循環が良くなり、「気」の巡りも良くなります。
バランスの崩れは、心身(身体だけでなく精神的な)の不調として感じます。そして、春はバランスが崩れやすい季節になります🌸

鍼灸治療は、「気」「血」「津液」のバランスを整えると共に五臓六腑の働きを改善する治療です。

ちょっとした不調も、早めに対応する事が大切です🥺どうぞご相談頂けたらと思います💗😃💗
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする