
先回の続き。
角田岬灯台に行ったついでに、少し「越後七浦シーサイドライン」を歩いてみることにした。雪化粧をした景色を見たいところがいくつかあったので。

雪のシーサイドライン。
不思議なことに車が一台も来ない。小浜でやめようと思っていたのだけど、先客がいたのでもう少し先まで歩いてみることにした。じゃあ、立岩まで・・・と思ったのだけど、立岩まで行くと、せっかく気分も乗ってきたから、もう少し先までと歩き続けたところで、前方に車道を封鎖するかのように並べられたポールが目に入った。表側にまわりこんで読んでみると
「車両通行止」
あら。
・・・・・・車両じゃなくて歩きだから許して。「通行禁止」ではなく「車両通行止」だし。
どおりで一台も車が通らないわけである。
あとで調べてみたら、落石があったとかで角田浜から五ケ浜の間が、しばらくの間、通行止めになっていた。角田浜の通行止め箇所まで行く前に駐車場に入り、徒歩でシーサイドラインに入ったので、全然気が付かなかったというわけで。すでに落石は撤去されたのか、それらしい場所はまったくなかった。
ちなみに車両通行止でありながら、車の通った跡があるのは、関係車両や、通行止め区間内に護岸工事の現場があるので、その車両が通行していると思われます。

小浜の氷瀑。
本来は上から流れて来た水がぽたぽたと落ちている程度の場所で、水の少ない時期にはカラッカラしているのだけど、こうして冬季になると見事な氷瀑となる。氷瀑というと元々は滝でなければいけないのだろうから、本来、氷柱というのが正しいのかもしれないけど、聞こえがいいのであえて氷瀑と呼ぶ。

踏み跡が付いていたので、氷瀑に近づいてみた。
凍った状態だけ見ると、ざぞ立派な滝があるような気がするが、真冬意外にくると本当に何もない。
表面上は凍り付いているようだけど、その下で水が流れているのが見えた。氷はそんなに厚くないようだ。
もっと上の方まで行ってみたい衝動に駆られるが、踏み跡もこの辺りまででなくなっていた。ここより上はちょっと上がるのが大変なうえ、周辺は脆い地形なので、頭上の岩はもちろん、この氷瀑もいつ崩れるかわからない。なので素直にやめるのが賢明。

キノコのように並ぶ氷柱。
なんでこのような複雑な形状で凍ったのか疑問。

氷の魔物が手を伸ばす氷壁。
同じことを考える人間はいるもので、道中、カメラを手にした2人とすれ違った。俺はカメラはダウンジャケットのポケットに入れてあったので、きっとすれ違った2人は、コイツは手ぶらでこんなところで何をしているんだ?と思ったに違いない。
シーサイドラインには、他にも雪化粧をした姿を見たいところがいくつかあるのだけど、通行止めが続くようだと別方向からアクセスしないといけなくなるなぁ。
【NEX-7】+【Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS】