古墳探検隊、その1。
昨年、角田山の麓に発見された前方後円墳を見に行ってきました。
妙光寺の墓地の中に、古墳への入り口があります。
あちこち看板が立てられているので、とてもわかりやすいです。
一応、古墳見学用の駐車場もあったので、妙光寺に車を停めるよりは、
そちらを利用させていただいた方が、ご迷惑にならないかと思います。
妙光寺といえば、「みずつち」の時に屋根裏に入って砂糖で作られた巨大な絵を見たのが、
非常に印象的でした。あれ、今はもうないんだろうなぁ。砂糖だし。
あちこち案内看板が立てられていますが、
登山道としては即席というか、簡易的に整備された程度なので、ご注意を。
とても滑りやすいです。
訪れる人は、結構いるようで、自分たちの後から来る人もいましたし、
降りてくる方々ともすれ違いました。
自分たちは、あきらかにちょっと古墳見に来た人って感じの恰好でしたが、
他の方々は、登山に来ましたって人たちばかりでした。
ああ、この雰囲気、この時期の角田山だなぁ……
久しぶりの春の角田山に、なんだか懐かしい気分になってしまいました。
看板にあった通り、20分ほどで「角田浜妙光寺山古墳」(正式名称?)に到着。
妙光寺山の山頂部が、古墳になっているようです。
山頂っていうか、角田山にたくさんある峰のひとつというか。
どこまで山として名前が付いているのか知りませんが。
発見当時の「新潟日報」には、角田山尾根先端部とあります。
公式の山名ではなく、地元の人の間で使われている山名なんでしょうね。
眼下には角田岬灯台と角田浜が見え、とても眺めが良いです。
古墳を横側から。
前方後円墳ですが、風化も進んでいるでしょうから、形状は見た目でははっきりせず、
古墳と言われなければわからないです。
こんな場所、山の中にはどこにでもありそうな感じ。
後円部。
以前は人が通っていたようで、道が出来ていますが、
現在は古墳の形状維持のために、周辺にはロープが張られていて保護されています。
ここから「ジョウ山」とやらまで、行くことができるようで、
自分たち以外は、皆、そちらまで行っているようでした。
この辺りは道もしっかりとしていて、以前から登っている人たちがいた様子です。
角田山のほとんどは私有地なので、公式ルート以外は基本的に推奨されないと思いますが。
まだ道があるとなると行ってみたい気持ちがありましたが、
妙光寺山の標高が120mで、ジョウ山は280mとありますから単純に倍。
「トレッキングガイド」の中に281mと標高が書かれた場所があるので、そこがジョウ山なのでしょう。
古墳から見ると、奥にドーンと高い三角の山がそびえている感じで見えます。
きっとその先、角田山の山頂まで行けるんでしょうねぇ。
まぁ、時間的にも標高的にも今回は無理かなと、降りることにしました。
雪割草も見ることができました。
角田山の雪割草、久しぶり。
角田浜から、古墳があると思われる尾根。
右の高い場所がジョウ山なのかな。
さすがに浜からは、古墳の場所はよくわからず。
古墳のそばに旗が立てられていましたが、それも風化して色が落ちていたので、
こちらから探すのはちょっと無理そう。
なのでもしかしたら違う尾根なのかもしれない。
この古墳の発見で、前方後円墳としては、同じく角田山の近くにある別の古墳を抜いて、
日本海側沿岸部では最北のものとなるようです。
行ってみると、よくこんな場所にある古墳見つけたなって思います。
スマホの「TATTA」アプリで計測したところによると、往復で1km。1時間ほどの山歩でした。
久しぶりの春の山散歩で、古代の息吹に、春の芽吹きにと、気分もウキウキ。
角田山の公式ルートに関しては、巻観光協会公式サイトを参照してください。
→ http://maki-niigata.com/facilities.html
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