糖質制限で早死する!糖質制限の危険性と短命について
科学的に説明します。【栄養チャンネル信長】
糖質制限で早死する!
糖質制限の危険性と短命について科学的に説明します。
注意!
治療食として、糖質制限をした方がいい場合
糖尿病(*透析、インスリン治療中は除く)
ガン患者(*種類・部位・ステージにもよる)
カンジダ症、真菌症
SIBO(小腸内細菌増殖症)
潰瘍性大腸炎(*低食物繊維)
いずれにしても糖質制限をしない方がよい
幼児から成人するまで、後期高齢者
副腎疲労の人、リーキーガット
膵炎、肝臓の悪い人、腎機能に障害のある人
甲状腺機能低下症
アスリート
予防食として考えるのか、治療食として考えるのか
短期的効果のあるものは、長期的効果をもたらすとは限らない
予防食と治療食を区別する
予防食:偏らずバランスよく栄養素を摂取していく
治療食:薬理的効果を発揮させるため、
食材や栄養素に偏りをもたらす
糖質制限を(一部の)疾患に対して、
短期的治療食として認めます。
栄養不足&貧血女子には
栄養不足の人、貧血女子などの人には
不足した栄養素(タンパク質、ビタミン、亜鉛、鉄)を
短期間で集中して送り込むことができるメリットがある
もしくは、砂糖、果糖ブドウ糖液糖などの精製糖の回避、
小麦製品の回避という点で、功を奏します。
西洋食の炭水化物は、砂糖、果糖、小麦です。
お米はメリットが多い
お米まで除くのはダメ。
糖質制限は予防食になりえるか?
長期的には、勧められません。
糖質制限のデメリット
食物繊維やマグネシウムの不足
腸内環境の悪化(腸管PHの上昇)
悪玉菌・腐敗菌の増殖
低血糖症状(ケトン体が出ていない)
カテコラミン・バランスの異常
二次胆汁酸・TMAO・酸性アミン
甲状腺機能低下傾向
ハーバード公衆衛生大学院による
女性26年間、男性20年間の約13万人の追跡調査
低炭水化物食は全死因死亡率が、23%増加、
心臓疾患の死亡リスクが、14%増加、
ガン死亡リスクは、28%増加した。
30〜49歳のスウェーデン女性
42,237人の12年間追跡調査
低炭水化物食は、全死因死亡率が、6%増加、
心臓疾患の死亡リスクが、13%増加。
その後、平均15.7年追跡調査でも
心血管疾患のリスクが増加。
20歳〜86歳のギリシャ
男女22,944人の10年間追跡調査
低炭水化物・高タンパク質食は、
全死因死亡率が、22%増加した。
とくに、心血管の死亡率を上昇させた。
平均年齢71歳のスエーデン人
男性924人の約10年間追跡調査
糖質制限食は、全死因死亡率を、19%増加、
心臓疾患死亡率を、44%増加。
伝統的な地中海食は、死亡率を低下させた。
2012年までに発表されている17研究のメタ分析
低炭水化物食は、全死因死亡率が、34%増加した。
(4つのコホート、272,216人)日本の研究
心血管死亡リスクには、影響なし
スエーデン北部のヴェステルホッテン県の
男性37,639人、女性39,680人を追跡調査
低炭水化物食は、総死亡率と心血管死亡率と相関する。
米国9〜56歳の1型糖尿病患者
571人と対照群696人を対象
高脂肪・高タンパク質食は、
アテローム性動脈硬化のマーカーの増加と関連し、
炭水化物をきちんと食べている人は
冠動脈石灰化のマーカーが低下した。
米国45〜65歳の成人54,428人を対象にした
約25年間の追跡調査
低炭水化物食は、より高い早期死亡リスクと関連していた
アテローム動脈硬化リスクが、20%増加した。
1999〜2010年の国民健康・栄養調査NHANESに参加した
24、825人を対象に平均6.4年間の追跡調査
低炭水化物食をしていた人は、
総死亡リスクが、32%高くなり、
死因別にリスクでは、
冠状動脈性心疾患が、51%増加、
脳血管疾患が、50%増加、
癌が35%増加。
この結果は、高齢者、非肥満者の間で最も強かった。
同研究チームは、447,560人を対象とした平均追跡15.6年間の
7つの大規模前向きコホート研究をメタ分析で調査。
低炭水化物食は、総死亡リスクが15%高く、
冠状動脈性心疾患のリスクが、13%高く、
ガンは、8%高かった。
1980年代当時、世界的長寿民ウイルグ族は、
野菜・果物、米、肉を、バランスよく食べていた。
同じ自治地区に住む、カザフ族は
高脂肪・高タンパク食であった。
彼らは短命民族として有名だった。
フードファティズム
糖質制限
ケトジェニック食
パレオダイエット
玄米菜食
ナチュラルハイジーン
それぞれメリットがあるが、デメリットもある。
※この動画は、診断・治療または医療アドバイスを提供しているわけではなく、
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