思いつくままに書くブログ

基本旅行記と日本ハムファイターズの事しか書きません。そして忖度なくものを言う。いいものはいい悪いのは悪いと。

高知でかつおの塩たたき 明神丸帯屋町店

2017-03-08 08:38:16 | 2017年の旅行記
高知に着きました。





後免からは土讃線ですから青春18を見せて改札を出て今日はここまで。ここで宿泊します。高知で宿泊するのは20年ぶりかなあ。当時は駅舎も旧駅舎だったし、駅前もどことなくくすんでいて、当時泊まったホテルはもう無いようだし(そうと思われる場所に病院が建っていた)駅前に出ていたラーメン屋台で夕食を済ませた記憶があるが今はそんなものも無かろう。



今夜予約したのは駅から徒歩5分ほどの「ホテル港屋」というところ。楽天トラベルで予約したのですが最安が四畳半の和室で3,600円と破格。普通ならこんな安すぎるところは…となるのだが、口コミ評価が非常に高いのと大浴場とサウナがあるというのが気に入った。チェックインの際もハキハキ説明があって沖縄のホテルもこれくらいだったら気持ちいいだろうにと思う(2月に泊まったホテルはどこも暗かった)。



四畳半と言うけどそれほど狭い感じがしない、それどころかひとりで寝るのなら丁度いいじゃないか。駅前旅館に宿泊したと思えてくる。屋号も「港屋」だから駅前旅館が発祥かも。少し休んでから20時過ぎに夕食のため出かける。高知に来たからにはカツオのたたきが食べたい。たたきでも塩たたきが食べてみたい。ネットで見たことのある「ひろめ市場」に行ってみよう。宿からは徒歩15分ほど。



それでひろめ市場に入ったんですが平日なのに大盛況。空きスペースは殆どないし、あってもこの雰囲気でひとりで飲食はなんだか寂しいわという気になり、そういえば途中にも明神丸の店はあったし、そっちのほうがひとりでも落ち着けそうだと思い移動してきました。



店の前には「夜の定食」として食事メニューも出ています。今夜はさほど飲むつもりはないのでこれでいいかと店に入り「ひとり」と告げると「生憎テーブル席は埋まっておりますが、カウンター席でよろしければご案内できます」。しっかりした接客だなあと思います。昨今の、とくに居酒屋でここまで丁寧に言われることはまずありません。席に案内され卓上メニューとは別に「こちら定食メニューとなっております。よろしければご検討くださいませ」。その中から塩たたきの定食を切り身の数を5・7・9から選べ間を取って7切れで、ご飯の量も小・中・大と選べるので中を。でもやっぱりちょっぴり飲みたいなとキリンビールの中瓶をオーダー。これで十分と思った矢先、店には鯨の料理もあることが分かった。鯨も有名ですものね、たたきや刺身などがあったが竜田揚げが見えたのでそれもオーダー。私は今年介護保険料を払う年代に突入するが、子供の頃に時々ではあるが生姜焼きが食卓に上がり「こんな固くてまずい肉」という記憶があります。今では酒のアテにベーコンが大好きではありますがね。



案内されたカウンター席の前が焼き台で、まずはコンロに稲わらをくべて着火させ、そこに串に打ったかつおのサクが出てきて火炎をもうもうとしながらたたきを焼くのは豪快であり面白い。通りからも見えるから、立ち止まって見入っている人もいるし、釣られて入ってくる人もいます。



そうしているとオーダーした塩たたきの定食と瓶ビールが登場。お通しも一緒にね。定食を頼んだからか「お通しカットもできますが如何なさいますか?」と訊かれたがアテは多いほうがいいから持ってこさせた。飲みだけの人には聞かずに問答無用で持ってきたけど客の側に立ったサービスですね。定食の小鉢(きんぴらごぼう)で代用できますものね。鶏の南蛮漬けでさっぱり。肝心の塩たたきですが、一面に自然塩がふりかけられ薬味に茗荷とネギにニンニク、そしてわさびが用意されていた。たたきにわさびは初めてだ。ゆずを利かしたタレも添えられてはいたが薬味をのせて塩たたきをほうばる。旨い!表面はまだ温かいけど、そこに自然塩がうまく溶け込んでいくような感じで。ポン酢でも醤油でもなく塩だけがこんなに旨いなんてと至福なひとときです。



その後になって鯨の竜田揚げが登場。こちらは折角の鯨なのにちょっとカリカリに揚げてしまった感じではあるが鯨はたまに食べれば旨いものです。こういう美味しい文化はそれこど”ユネスコ文化遺産”としでても残してゆきたいものです(笑)。ビールをもう1本と言いたいのをぐっとこらえて、ご飯を食べたので腹も一杯になったこともあり店を出たのでした。やっぱり塩たたき食べて最高でした。

http://tabelog.com/rvwr/001205719/rvwdtl/B251520984/