緒方鍼灸院 【脉泉堂】 有田町の自然 平六のワンダー

「目で見て、手で触り、音を聞き、温度を感じ、においを嗅ぐ」体験は「知識として知ってる」ことよりはるかに重要だと信じます。

嘉瀬川ダム下流域の植生調査・・・・砂地はどうなる

2009-06-13 16:37:44 | 自然観察会
昨年12月13,14日九州自然協議会in佐賀に参加し、佐賀県で最大規模のダム建設現場を直接見てきた。 
人間が作る大規模建造物『ダム』その建設に際して何かを失い何かを得るのか失うものを最小限にとどめるには・・・と題し、
参加者の熊本県八代市のつる祥子さんは『川辺川ダム問題の現場から』を環境カウンセラーとして講演された。 
ダムの建設に際し、必要だ、不要だ、環境破壊だ、川が変わった等いろんな問題がとりだたされる中、参加者と夜が更け、酔いが回り、気を失うまで話をしたことを思い出す。
H24年3月完成に向け、現在すでに85%の完成だそうだ。
うさぎさんから高校時代の恩師と共に嘉瀬川ダムより下流域の植生や昆虫の調査を行っているけど、ネイチャー佐賀でもデータを取ることしませんかとお誘いのメールに是非参加させて下さいと返信していた。
今日の集合場所は佐賀大和物産館『そよかぜ館』、集まったのはうさぎさんとまったはんさんの有志3人。

『そよかぜ館』裏の河川敷へ下りて行くとたくさんのツルヨシが育っていた。

気を付けて今まで観察したことがなかった河川敷、いろんな植物、昆虫、岩、砂等が目に付き始めました。 この昆虫は○〇ハムシのようです。 図鑑等で調べようとしたら、種類がありすぎて根負けしました。

家庭の花壇で見るムシトリナデシコ、河川敷に種子が流れ育ったんだと思いますがあちらこちらに咲いていました。

これは柳の木が育ち始めた若木です。柳の木は柳絮(りゅうじょ)と呼ばれる柳の種子が綿毛のように舞って繁殖すると聞いたことがあるけど、川沿いにはたくさんの柳の木が育っていました。
雨が降って、水かさが増し、流されそうになりながらも懸命に生きているんだと思いました。

ホソムギ、キキョウソウも花を咲かせています。

うさぎさんは諫早に住んでおられ、自然と接する家庭の中で日本各地をお父様の転勤と共に移り住んでこられ、とっても素直な気持ちを持たれた娘さんです。
車はキャンピングカーのように軽のワゴン車を改造され、どこでも泊まって自然観察的ワイルドな考えをされるとこも好感が持てます。
今年3月に東京で開催された自然観察指導員全国大会にも単独で参加されるバイタリティーにも感銘を受けました。
うれしいことにお土産にSketch Bookまで買ってきていただけ感謝してま~す。

場所を移動し、下流の成富兵庫が造った多布施川へ水を流すためのゾウの鼻と言われている水物語館がある場所まで来た。

目の前に見えるのが堰だけど、今日は穏やかな水量で堰を越えて嘉瀬川へ水は流れてなかった。
そこで発見した腹水川と言って良いのか堰の下を抜けてきた濾された清らかな水が流れる秘密にしたいほどの溜池っぽい水たまり。

鯉が泳ぎ、水鳥/バンだったけ? が住み、清らかな透きとおった水が満たされた水たまりを発見した。

川辺は川砂いっぱい。 

アレチハナガサにモンシロチョウ。

たくましい生命力のアブラムシ

パンジー、あまりにも小さかったのでスミレだと思ったけど河原に流れ宿ったパンジーだった。

それとイネ科orカヤツリグサ科等・・・いろんな・・・



ニワゼキショウもきれいに咲いてました。

不定期でも良いので自然を観察記録しておくことで変化を変化として認め、変化を少なくしながら、人間の身勝手な自然改造を進めていく手助けになればと願っています。
自然バンザイ!
うさぎさんから教えていただいた自然を見つめる目に感謝します
今日から何が何でも記録をしなきゃと考えさせられました。
ありがとうございました。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 黒髪山のふもとを散策・・・... | トップ | 作礼山・・・なつかしいバン... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

自然観察会」カテゴリの最新記事