「平和の少女像」設置をめぐって
9月28日、ドイツのベルリン市中心部ミッテ区の公有地に設置された「平和の少女像」の除幕式がありました。
式典では、元ラーベンスブルグ市ナチス強制収容所記念館長が「少女像が世界各地に設置されなければならない理由は、コンゴやアフガニスタン、シリア、ミャンマーで現在も行われている戦時性暴力に目を向けさせるためだ。」などと発言し、イラク北部の少数民族ヤジディ族の女性たちの「韓国から来た少女像は、ヤジディ女性たちの姿そのものだ」という発言に、会場から大きな拍手があった。
しかし、加藤官房長官は29日の定例記者会見で、少女像について「極めて残念だ。撤去に向けて様々な関係者にアプローチし、我が国の立場を説明する。」と述べた。
そして10月8日、ミッテ区長は「日韓間の複雑な政治的歴史的な対立をドイツで扱うのは適切でない」として、一転して許可を取り消し、14日までに撤去を指示した。
これに対し、韓・独「コリア協議会」が裁判所に撤去命令停止の仮処分を提訴した。
そして13日、ミッテ区長が「私たちはこの複雑な論争にかかわるすべての活動家の主張を、原点に立ち返って改めて熟考するつもりだ」と発言し、設置を「当面認める」ことになりました。撤去反対のデモの現場は、一瞬にしてお祭りムードとなった。(ハンギョレ新聞)
次に読書の秋に本を2冊紹介します。
「閉じ込められた命 ハンセン病と朝鮮人差別」
ハンセン病元患者の家族らによる国賠訴訟で、原告団副団長を務めた黄光男さんが、自らの体験をつづったものです。
「あやうく一生懸命生きるところだった」
著者は韓国のイラストレーター、ハ・ワンさんです。題名通り脱力人生訓満載です。
辺野古新基地建設の設計変更申請に対して
玉城沖縄県知事に50通の意見書を提出!!
沖縄県民や国民が辺野古基地建設反対の民意を示しているのにかかわらず、無法な埋め立て工事を強行しています。しかし、大浦湾にマヨネーズのような軟弱地盤が存在していることがわかり、沖縄防衛局は地盤改良工事の為の「設計変更承認申請書」を沖縄県知事に提出しました。知事が「不承認」とすれば地盤改良工事はできません。「変更申請書」の縦覧期間中、知事あてに意見書を提出できます。
私たちは知事の「不承認」を後押しするために「設計変更承認申請」を不承認するように求める意見書提出運動に取り組みました。その結果、「沖縄県や国民の基地建設反対の民意を無視することは
沖縄の自然と民主主義その双方を破壊する結果になりかねません」「自然を壊して元の自然を取り戻せません」「武力で解決できません。話し合いを!最優先すべきはコロナ対策・防災・減災対策!」などの50件の意見書が集まり、沖縄県知事に提出しました。ご協力いただき、ありがとうございました。
13年の埋立て時の6倍の総数1万8904件の意見書が提出されたと沖縄県から発表がありました。沖縄平和市民連絡会の北上田さんは、「圧倒的な数の意見書により玉城知事は、心置きなく変更申請書を不承認にすることができる」と、意見書の持つ意味を語られています。
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