日本プロ野球に将来はあるのか?スタープレーヤーを間近で観戦し一喜一憂した時代から、それはどんどん縁遠いものになっている。ある女性のコメンテーター(野球はあまり知らないのですがと注釈して)が、良い選手なら育成選手として、堂々と「将来日本球界の逸材として」表舞台で資金援助をしたらいい。と言っていた。俺もこの意見に賛成だ。こうして野球に対して興味ない人が意外と盲点を付く、反面経営者、関係者のこれは無知ではなく、悪いことは悪いと知っていてやる。プロスポーツもビジネスだけれど子供達の夢を壊してはいけないし、野球ファンも後退していく。良いことは取り入れ、ルールだって野球以外でも訂正、改定されるのだから、見直すべきは見直す姿勢が欲しい。ただこのまま追求すれば膿はまだ出て来そうだ。
さて、雨で中止のヤンキース。前日の恒例パーティーも無事済んだようで、秀さんも床屋へ行ってスッキリした表情だった。良く開幕前に松井に打率、打点、ホームランの予想をする。ヒットが出なければ「快音なし、ヤ軍も完敗」なんて書かれる。しかし、僕は松井秀喜選手の技術は誰もが認めている。「気持ち、気持ちが大事なんです」と言う。その気持ちが途切れなければ、結果は自ずとついてくるのは、自身が一番知っている。優しい人だから「ホームランを今年はガンガン打てるといいなーー」という反面、左に強い当りを打つことが彼の今季の課題と見ている。開幕直後、私は、松井秀喜選手がマンハッタンパレードして、翌年のホーム2試合目にリング授与式に笑顔で居てくれればいい。敢えて希望を言うならば「ここぞという時に打ってくれ!!」それだけです。記録は51番に任せておけばいい。それはホームラン打てれば嬉しいけれど、彼に対するマークは他球団も警戒している。故に、そこから生まれるヒット、ホームランの価値が違うと俺は思う。昔の巨人や今のヤンキースも良い投手は巨人、ヤンキースに敢えてぶつけてくる。下位のチームにエース級を使う必要はない。「こういう場面で松井に回ってこないかなあー」「この場面だぜ!!秀さん!!」これに俺は燃えたいのです。ただこれをやってしまう技術と「気持ち」があるから成績がついてくる。首位打者獲る人、ホームラン王になる人、打点も140以上獲れる人(凄いと思います)でも、それで、地区優勝すら出来ない秀さんは見たくないですね。昨年、神様が与えた試練は、きっと今季開花すると信じています。開幕戦でHRを打ったAロッドより、先取点と逆転タイムリーを放ったジオンビーのほうが、僕には記憶に残っています。記録は狙えば獲れるかもしれない、でもリングは秀さんだけでは獲れない。それぞれの仕事を選手が真っ当し、キャプテンの援護として人格者、松井秀喜の笑顔を見られる回数を僕は出来ることならカウントしていきたい。彼がいつかユニフォームを脱いだ時、ヤンキースタジアムでパパが子供に、「昔、ヤンキースにゴジラという凄い選手がいたんだよ」と後世に記憶として刻まれる選手になって欲しい。