イチローと松坂の対決に熱視線を送った方は多いだろう。当然、地元フェンウェイで100億の男が投げれば盛り上がる。イチローさんと対戦したい、一方、ここのところ僕を奮い立たせる投手がいない。と怪物も天才も言う。メディアは当然これを無視するわけがない。また日本でもメジャーで日本人プレーヤーが最も注目される誇りすら感じる日だろう。ただ今日は、騒いで、騒いで、で言いと思うが、これに奮起したのが21歳のヘルナンデスだ。1ヒット完封はお見事。あれだけやられればボストンの音無しで、選手がかすんで見えた。地響きするフェンウェイも、静か過ぎた。城島のリードと若きヘルナンデスは昨年迄城島のサインに首を振りつづけた。しかし、「球は速い、でも変化球も素晴らしいのも持っているのに何故使わない?」が今年は実証されている。またバリテックも「松坂のことなら何でも教えて欲しい」と言い、彼をとことんキャプテンとして女房役としてフォローする。シリングが近くに居て励ます。こういう光景が個人的に好きだ。野球はチームプレー。でも「個」が「個の役割」を真っ当してチーム一丸となる。162ゲームの1つかもしれない。日本の野球離れが、一層MLB日本選手に興味が沸く。でも野球は勝ってこそ値打ちがある。幾多の経験をした両選手もそんなことは当然と思っているだろう。
昨年の田口選手のようにリードオフマンとして、とことんラルーサ野球に付いて行く姿勢、岩村選手も「ヒットは個人的なこと、チームが勝たなきゃ意味がない」と言う。昨日のスポーツ紙でトーリ監督が信頼を寄せる松井秀喜選手の記事があり、今日は「泣きそうになった配慮」として桑田投手の記事をじっくり読ませていただいた。まだ長いシーズン今年も数々の名勝負が繰り広げられるだろう。それはきっと我々ファンには見えない努力や精神力の鍛錬がある。DL入りしていても、復帰は23か24日頃になる55番もきっと万全の体制で戻ってくるだろう。「勝利に勝るものはなし」今日のゲームの主役は誰だっただろう?