津屋崎人形は、津屋崎を代表する。
しかし、古博多人形師は、いまや二人しかいない。
しかも、人形で食べていくのは極めて難しいようだ。
何ができるのだろう、と考えてもたいした考えは出て
こない。人形カタログがないから、写真集でも作って
PRの材料にしよう。そんな感じで取り組んだ。
そして、それぞれの作品を
寸法と名前で紹介した。
人形だけでは寂しいので、
堀出さんのスケッチを入れさせてもらい、
コメントを付けた。
ページの耳ともいえるところに、ひとくちメモをおいた。
遠く故郷を離れたところで生活している人々がこれを見て、
“ああ・・懐かしいなあ!”と思ってもらえるのではないか、と
思いながら作ってみた。